叶ヤ髪商事 | ナノ

第16.5話


「サンジー腹減ったぞぉ・・・」

「さっき良いだけ肉出しただろ?茶でも飲んでろ」

「そうだぞ、ルフィ・・・俺の肉まで食いやがって」


ルフィ宅で忘年会を開催している


「ナミ、ロビン、今年も世話になったな!俺、初詣楽しみだ!!」

「こちらこそ、お世話になりました。チョッパー、今年も出店で綿あめ買うの?」

「へへへ。綿あめ、あるかな?」

「ナミ、チョッパー、今年もお世話になりました」


ナミ・チョッパー・ロビンはコタツに入りながら挨拶を交わしている


「ヨホホホホホホ。皆さん、来年も宜しくお願い致します。では・・・今年最後のパンツ・・・見せてくれませんか?

「見せるかぁああああッ!!」


ブルックは相変わらずだ


「すぅううううぱぁあああああああッ!!!」

「良いぞッ!フランキー!!」

「あおぅ!!来年もすぅうぱぁあな1年にしようぜぇええッ!!!」

「・・・フランキー、それ10回目だぞ?」


ルフィ・ウソップ・フランキーは盛り上がっている


「おーいブルック―!何かおもしれぇ事、してくれよ!!」

「えっと・・・じゃあ、渾身のギャグをお見せしましょう」

「何だ!?」

斜め45度


各々が好きな事をしまくっている


「そういや、マリモの奴、まだ来てねぇのか?」

「・・・迷ってないよな?あの距離で」

「こっから、アイツん家って500mも離れてねぇだろ?」

「どんだけ方向音痴なんだよ!?」


ゾロは今年も迷子は治らなかったらしい


「あ、そうだ。ルフィ?初詣の件、どうなったの?」

「あぁ、大方には声掛けたぞ?」

「その件なんだけど、やっぱり私は行けないわ・・・考古学会の仲間と新年会の予定が入っちゃったの」

「そっかーロビンは来られないのか・・・」

「俺、楽しみにしてたのに・・・残念だ」

「そうね。私も残念だわ・・・でも、出店、楽しんでらっしゃい?」


ロビンもチョッパーも残念そうにしている


「そうだ!エースも来るって云ってたぞ?」

「へぇ〜。結構な大所帯になりそうね?」

「良いんじゃねぇか?大勢の方が楽しいだろ?」

「それもそうね」

あぁッ!!


突然、ルフィが叫ぶ


「んだよ、大きな声出して」

「シャンクスと■■■を誘うの忘れてた!!」

「まだ増えんのかよ!?」

「良いじゃねぇか、2人くらい増えても変わんねぇだろ?サンジ、■■■に電話してくれよ!」

「ったく、自分でしやがれ・・・」


そう云って、サンジは携帯を取り出す


「・・・・・・出ねぇ」

「あ・・・■■■、今日忘年会って云ってた

「そういうのは先に云え!!」


サンジは凄い剣幕でルフィを怒鳴り付ける


「まぁまぁ・・・留守電にメッセージ残しといたら?」

「そうですね、ナミすわぁ〜ん」


再度、電話を架けるサンジ


「・・・・・・あ、■■■ちゃん?サンジだけど」


今度は繋がったらしい


「あぁ、ルフィからの伝言で、1日に初詣に行かない?」


本当なら、ルフィに代わって話せば良いのだろうが、既に代わるのも面倒になっていたサンジはそのまま話す


「それと、■■■ちゃんとこの社長も呼んでくれってさ。一緒に来たら良いんじゃないかな?・・・うん。じゃ、伝言宜しく。あぁ・・・今年は世話になったな?じゃ」


電話を切ると、タバコに火を点ける


「ちゃんと伝えたぞ?」

「サンキューっ!サンジ」


紫煙を吐き出すと、そのままキッチンへ消えて行った





「では、新作、見て下さい・・・斜め35度」

「すぅうううぱぁあああああッ!!」

「ウソップイリュージョンッ!」


余興もひとしきり、そろそろお開きになりそうな頃に


「何だぁ?もう始まってんじゃねぇかよ・・・ったく、会場が変わったんなら教えろよな?」


ゾロがボヤキながら入って来た


「いや、場所・・・変わってねぇぞ?」

「テメェが遅れただけだろ?クソまりも」

「んだと、コラァ!?」

「まぁまぁ、何はともあれ全員揃ったんです。どうです?唄いませんか?」

「良いぞ、ブルック―!!」


楽しい宴会も、第2ラウンドに突入したそうです


END

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