叶ヤ髪商事 | ナノ

第9話


「よく分かんねぇなぁ…よッ、アレ?何で?」

「頭、指動かし過ぎだ」

「え?そんなつもりねぇんだけどなぁ…」


社長がスマホに買い換えたそうです


使えもしないモノ買って、挙句に使い方聞いて世話無いですね?」

「どの口が云うのかなぁ?■■■ちゃ〜ん?」

「いひゃい、いひゃいッ!!しゃけりゅ…」

「すみません、社長は?」

「ひゅみまひぇん、ひゃひょう…」


■■■の両の頬を掴んで伸ばす、シャンクス39歳

至極、大人げない行為である


「しかし、■■■の云う事も一理あるよな…何でスマホにしたんだ?」

「何でって…道歩いてたら、携帯落としちまって、携帯が車に轢かれたから

「「 何て残念な大人なんだ… 」」

「あれ、気に入ってたのによぉ…」


そういう事じゃないんだがな?社長さん


「でも、今買うならスマホが良いって皆が云うからよ?俺も買っちまったんだ」

「で?買ったは良いが、使い方が分からんと?」

「持ち腐れですね」

「猫に小判だな」

「酷いよ、お前ら…人が今、一生懸命練習してんのにさ」

「「 無駄な努力だ 」」


シャンクスは死ぬ気で練習しようと思ったらしい

だが、その努力をもう少し仕事に向けて欲しいと部下達が思っていた事は知らない


ホントは
折りたたみ携帯派



「毎日、毎日聞かれる身にもなってくれよ、頭…」

「え!?ベンさんに毎日聞いているんですか?」

「聞いてるよ?だって、この中でスマホなのベンだけだし」

「よく見ろ、頭。ヤソップもスマホじゃねぇかよ」

「……ホントだぁ」

「社長、見事に見落としてたんですね?ベンさん、ドンマイ」


ベンの肩をポンと叩く


「…あれ?ルウさんもですよ?」

「「 ……あ 」」


END

<< >>

[サイトTopへ ]

×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -