「ごめんください・・・●●●を引き取りに・・・って、ぎゃぁああああああッ!! 」
あの声は社長?と思いながらも、すぐに断末魔に変わってしまった
そして、その断末魔が●●●の恐怖を更に煽っていた
何をされたのだろう・・・!?
「よく来たな?」
「ゴブサタシテマス・・・レイリーサン」
シャンクスは既に再起不能のようで、レイリーは隣のベンへ話し掛ける
「キミは確か、ベン・ベックマンだったかな?」
「あぁ。ところで、●●●は居るのか?」
「居るよ。コイツと同じ反応で、面白かったぞ」
「頭は、アンタのこと苦手みたいだな・・・まぁ、煩くないからありがたいが」
「そうか。あのお嬢さんも、何故か私をみて、ほらあの通りだ」
レイリーが目で差す方向を見ると、既に燃え尽きている●●●が居た
「べ、ベンさん・・・ヘルプミィイイ」
「な?面白いだろ?」
「確かに面白い事になっているな?」
「●●●、よく生きていたな?」
生きる屍となっている人間が、この空間に2人いる
「お嬢さんの尾行の練習台になったようだが、どうだったかな?」
「・・・トッテモベンキョウニナリマシタ」
「ハッハッハッ、それは良かったよ。ところでシャンクス」
「は、ハイ!」
レイリーは満面の笑みでこちらを見ている
「 報酬、待っているからな? 」
「 ヨロコンデ! 」
居酒屋みたいな返答をしている社長を、初めて可哀想だと感じた●●●だった
初めてのおつかい
後日・・・
「社長、レイリーさんって何者なんですか?」
「あの人は、“冥王”と云われた人でな?悪魔より怖い人だぞ・・・」
「何か分かる気がします・・・あの笑顔、おっかなかった」
「●●●、初めて意見が合ったな」
「そうですね、社長」
ワケの分からない絆が生まれた2人
「赤髪、●●●、さっさと働け」
「「 ハイハイ、やりゃ良いんでしょ(だろ)? 」」
尾行失敗のお詫びとして、Bar:鷹の目の皿洗いの手伝いをしている2人
「●●●、赤髪んトコを辞めて、ココで働かないか?」
「・・・悪くないかも」
「ちょっと!?やめろよ、鷹の目!大事な人員を引き抜くなよ!!」
「●●●の自由だ。貴様が云う筋合いはないぞ?」
「考えておきますよ、ミポリン」
「その呼び方はやめろ」
「プププッ、鷹の目、ミポリンなんて呼ばれてんの!?可愛いなぁ!!」
ヒュ―――――ンッ!
「 次は当てるぞ? 」
「スミマセンデシタ・・・」
「ミポリン、マジで包丁投げた・・・」
結局、今回の件で、●●●は事務方が合っていると分かったようで
ベンが依頼を受けるようにシステム改善が行われたとかいないとか・・・?
END
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