04.これから

「うーん、」




役に立ちそうなものがあると思って図書室に来てみたが…




「何もないね…」





「あぁ、魔法でどうこうできる問題ではないのかもしれないな…」







やはり今すぐ元に戻る方法はなさそうだった










となると、












「このまましばらくは生活するほかないようだ」




「ですよね…」









そのためにはお互いのことをよく知らなければならない








「お前は普段、誰と一緒にいるんだ?」








「え、あなたがそれを聞くの?」





みょうじの表情が不愉快そうに歪んだ





僕、いつもこんな顔してるのか










「なんだ、聞いちゃいけないのか?」











「あなたって、ほんとにひどい人だわ」














「ハリー達3人よ」









確かに、言われてみれば奴らの中にこいつもいたような気もする





いや、今はそんなことはどうでもいい












よりにもよって、あの3人と一緒に過ごさなきゃならないとは

















「…はあ、」






最悪だ










「私は、あの大きい二人といればいいのよね」






「ああ、ってもうこんな時間だ」








時計の針は昼食の時間を指していた



ずいぶんと長い間ここにいたみたいだ










「これからは、定期的にあったほうがよさそうだね」







グリフィンドールの女とこれから頻繁に密会しなきゃならないなんて反吐が出る



なんて、いってる場合じゃないか





「そうだな」







僕らは大広間へ向かった











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