03.よりによって



「そういえば、寮はどこなんだ?」










「…」






僕の姿をしたなまえは気まずそうに黙りこくっている









「お前まさか…」












胸元に目をやるとネクタイの色は燃えるような赤だった



















「グリフィンドール、ですごめんなさい」











最悪だ






これからしばらくあの低能共の巣窟で暮らさなきゃならないなんて、














「マルフォイ君は、スリザリンだよね?」







「あぁ、くれぐれも変なまねはするなよ」






僕の体が傷物にでもなったりしたら大変だ








「あ、」







「どうした?」




「授業が…」








あ、忘れてた








時計に目をやると授業はとっくに始まっている時間









今更行っても遅いだろ、









「さぼるぞ、」





「えっ」






僕たちの今後を考えなきゃいけないし











「行くぞ」






「ちょ、マルフォイ君待って!」









僕たちは図書室に向かった






















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