01.はじまり
「まずい、遅刻だ…」
寝坊した
僕としたことが、
しかもよりによって1限目はあの忌々しいグリフィンドールとの合同授業
遅れて恥をかくわけにはいかなかった
僕は全速力で廊下を駆け抜ける
そして曲がり角に差し掛かったとき、
ごん、
「っ、う」
「きゃ、」
頭から思いっきりぶつかった
「っ、」
鈍い痛みが頭を支配する
一体誰だ、むかつくな
「おいっ、どこ見て歩いて、」
一発、ガツンといってやろうと顔をあげると、
「え、」
そこには僕がいた
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