あとがき



 ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。これで「肉塊になった君へ」は完結となります。

 あっという間でしたね。実は私の中で序盤からLASTは書き終えていました、こうやって終わりたい!ってのがちゃんとあって、あとはそこまで話を推し進めていくだけでした。本当は原作ともっと絡めたいし、いくらでもストーリー展開していけるなあ、この場面、念能力で薙ぎ払いてぇ!って思っていましたがダラダラ続けていると意力が無くなってくるので、やっぱり自分が終わりたい所で終わらせるのがベストだと思いました。元々は長編にする気はなかった作品でした、HH知らない人は分かりづらいし、でも短編が続いちゃって、結構好評だったのでシリーズ化という流れになりました。この作品HH知らないで見てる人はいない、ですよね?知らなかったら意味不明ですもんねすみません笑

 それとあとがきの後にその後、番外編、IFの欄を作りました。その後で書きたいことはたくさんあるんです。ヒロインが海外で何をしてたとか、誰と出会ってたとか、上とのつながりとか、番外編としてなら続けられるかなって。ここからは不定期になりますが本編とは別に更新していきたいと思います。

 本編の中で私が一番好きな場面は、やっぱりクロロと五条の対峙でした。ここが一番書きたかったかもしれない。賢そうなクロロに五条がイラついて欲しかったという、そのためだけに書きました。(そのためだけじゃないけど!)

 一番難しかったのは念能力と術式です。この二つどうやって戦わせればいいんだ、わかんねえ!って思い悩み、最終的に深く考えることをやめました。もっと念能力で戦うところ書きたかったんですが、それもそれで主旨がずれてくるので番外で書くことにしました。だからあんまり念能力出てきてなくてすみません。

 ヒロインのイメージソングが私の中であってラフマニノフ 「ピアノ協奏曲第2番」です。これはMEMOでも書いていたんですが、この曲の盛り上がりが病んだヒロインの感情にぴったりでした。でもそれだけではなくて、病んだ先、乗り越えた先に見える世界がある、そこはとても美しい、っていうストーリー性のある曲だと私は感じていていました。曲の盛り上がりが序盤と後半に一つずつあるんですが、「肉塊になった君へ」の序盤でヒロインが五条や真人に苛ついている感じと、後半は五条に心の壁を壊されて、好きになっちゃって殺したいけどどうしよう!っていう盛り上がりに当てはめて書いていました。てかそんな感じのヒロインにしました。これは完全に私の曲の解釈なので、正しくはないです!

 いろんな想いを込めて執筆した作品です。完全に私の自己満足で始めたものでしたが、皆さんに面白い、素敵だ、と言っていただけで本当に嬉しかったです。ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。その後と番外編もお楽しみ頂けたら幸いです。

絵美佳 2021 0302



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