いちご味のシチュー


「斎藤さん、すげー。」

いや昔の人だったら当たり前かもしれないけどすげー。

「すげえええええ!!」
「うっせえわ!」
「だって、だってほら!これぇぇ!」
「わーったから大声出すんじゃなかよ。耳が割れる。ん、……はぁ?」
「お前、カンニングはいかんよ。」
「ちげえよ!!失礼な!!」

そう。今私が手に握っているのは受けた覚えのないテスト。苦手な古典のテストなのに点数の欄にはしっかりと100と記してある。

そう。これを解いたのは斎藤さんだ。
昔の人だから古文を読むのなんてお手の物だったのかもしれない。

「でもすげええええ!!」
「うっせえよ!!で、カンニングか!」
「そんなこと(斎藤さんが)するわけないでしょ!!」

あぁ、ありがとう!斎藤さん!



『テストありがとう!100点だった!斉藤さんすげええええええええ!!』
『テストとはなんだ。』
『あ、そっか。えーっと試験みたいなものだよ。』
『何!?試験だったのか?』
『うん!だから苦手なやつ斎藤さんがやってくれてちょう助かったの!!』
『試験は自らの力を試すためのものだ。次からテストと言われたら俺は解かないからな。』
『………嘘ん。』


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20110928

次からギャグ。に、なってほしい。




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