買い物する

本土へ向かう船へ向かうと船頭さんにからかわれるように笑われた。

「あきちゃんもそんな年頃かい?」
「違うよ!絶対ほかの人に言わないでよ!」
「否定になってないよ…」

相変わらずバカなんだなという生え際危ないオッサンのいうことは無視してあげて斉藤さんと船に乗り込んだ。

「ねえ、斉藤さんはやっぱ下着どうする?褌のほうがいいの――?」
「そうだな……履きなれないと落ち着かないし…」
(なんて会話をしてるんだ…)

オッサンが聞き耳を立てているのにも気づかづに20分間斉藤さんとくだらないことを話す。潮風に髪をなびかせる斉藤さんはまた一段と美しい。

ゆらゆらゆれている髪を少し触って斉藤さんを見ると顔を真っ赤にしていた。

「斉藤さん、綺麗だね……」
「なっなぁっ…!」

かわいいなぁ。斉藤さんは。


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20111212
どっちかっというと斉藤さんのほうが乙女。

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