相談する

「しかし簡単なことだな。今まで中身だけ来ていたのが体も来ただけのことだ。」
「だけって……」
「しばらく世話になるぞ。」
「うん。まあそれは大丈夫だけど……」
「何か問題でもあるのか?」

いや問題っていうか…

「あき――!遊びに来てやったぞ。あけろー。両手ふさがってんだ。」
「さっそく!」

”斉藤さん!ベッドの下に隠れて!”
”こんなところに入れというのか!?”
”しょうがないじゃん!”

「あきー。おっせえよ。早くしろ―。」
「ちょ、ちょっとまって、絶対あけないでよ。」
「あけるなと言われるとあけたくなる。」
「っざけんな。」
「あーもう限界。あけっぞー。」
「うわあああああ!!」




「お前、なにしてんの。そんなベッドの上で。」
「いや、なんでも。」
「ないわけあるか。」




「問題ってああいうことか。」
「そうそう。お母さんは基本寝たきりだから部屋に来ないけど、私にはああいう無礼な友人が何人かいるのだよ。」
「お前に言われたら友人も哀れだ。」
「ぎゃん!」
「しかしこれからどうすれば……」
「とりあえず必要なものが洋服と下着、歯ブラシは家にあるし…」
「し、下着って…」


頬を軽く赤く染める斉藤さんは目に毒だ。



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20111212

二人はお互いあまり意識してない。

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