10年前、私が焦がれたのはどうにもかないそうにないひとだった。ドキドキもしないし、彼が離れてゆくことに未練はなかったし、互いを求めたこともおもいを伝えたこともなかった。ただ、息が苦しくなる。彼のことがすきなのかと問われれば、どうなんだと考えてしまうような感情。でも、それは確かに恋だった----------完結。2011071920110706〜20110719 ←│→