お気に召すまま!
new↑old↓
○佐久巡
「ねーメイド服着ない? てか着てよ」
「断る。というかなんでそんなもの買ったんだ」
「佐久ちゃんに着せようと思って」
「女物は入らないと思うが」
「俺も着てみたけどギリいけるから! ね!」
「…………」
「何想像してんだよ」
○佐久巡
「酔っぱらいって自分は酔ってない!って言うじゃん? 逆に言えば酔ってないって言う人って酔ってるんじゃない? つまり今佐久ちゃんも酔ってることにならない?」
「お前、酔ってるだろ」
「全然酔ってない」
○佐久巡
「犬をいじめると動物愛護法違反だけどさあ」
「そうだろうな」
「でも他人の犬だと器物損壊なんだよ」
「聞いたことはあるが」
「ところで、自分のものを壊した時って罪だと思う?」
「それは……事故とか腹いせとか呼ぶんじゃないか? 罪にはならないだろう」
「そうそう。正解だよ」
「俺は鍛えているから、そうそう壊れないが」
「安心だね」
○佐久巡
「犬も食わないって言葉あるじゃん」
「……それがどうした」
「あれさ、犬に失礼じゃない?って思ってたんだけど」
「犬派だからか」
「こういうの見てると犬ってなんでも食べるのかもなって思うよ」
「何の話だ?……何を見てる?」
○佐久巡
「今やってる映画マジでつまんないんだって。観に行こ!」
「なんでつまらないと分かって観に行くんだ」
「話の種になるじゃん。でも女の子と行って駄作観せるの気まずいし」
「一人で行け」
「一人でつまんない映画観てもしょうがないじゃん! 行こーよ! もうチケット買ったし!」
「なぜ……」
「マッッジでつまんなかった」
「話の種にもならん」
○みしばCP
「佐久ちゃんには残念だけど、もう鵺雲さんは俺とジェンガもツイスターゲームもファンシーショップで買い物も全部やった後なんだよねー!」
「なんでそれが残念なんだ」
「佐久ちゃん、お坊ちゃんにそういうの教えるのが好きなんだろ」
「そんな趣味はない」
「趣味以外のなんなんだよ」
○高校佐久巡
「ああいうのってさ、一日何回くらいすんの?」
「するな」
「え? なんでだよ!」
「うるさい。するな」
「佐久ちゃんはしないの?」
「しない。どうしてもしたくなったら呼べ」
「……なんで?」
「論語でも読んでやる。寝るまで」
「そこまでする!?」
「それでももししたら報告しろ」
「なんでそうなるんだよー! みんなしてるじゃん!」
「知識が偏っている可能性があるからな。正しく学ぶまではするべきではない」
「……佐久ちゃんが教えてくれてもいいんだけど」
「俺も知らん」
「知らねえのかよ」
○鵺巡
「今の生活も楽しいけれど、僕の比鷺に会えないのはつらいな。比鷺も寂しがっていると思うと身を切られるようだよ! お兄ちゃんが飛んで行って抱き締めてあげられたらいいのだけど」
「あんたってたまにすっごいキショいですよね」
「え? 巡くんって僕のこと好きなの?」
「は!? なんで!? 今ので!?」
「比鷺が時々そういうことを僕に言うから……ひーちゃんは僕のこと大好きだし、だからそうなのかと思っちゃった」
「……俺は好きじゃないですよ」
○なな+ろぎ
「寿司職人って手が冷たい方が良いって俗説あるよな」
「なんでこっち見るの?」
「今の時期まだ大根辛かったわ。失敗した」
「なんでこっち見るの?」
「なんか僕のだけ大根おろし多すぎない!?」
「お前大食いなんだからいいだろ」
「絶対押し付けてるよね!?」
○鵺雲と巡
「それでね、才能ある弟が欲しいってお願いしたんだ」
「え!? 親に!?」
「いや、違うけれど……当時僕6歳とかだから、お願いしたとしても問題なかったと思うけどね」
「どっ……すかねぇ」
「それで十月十日で産まれたのがひーちゃんなんだよ」
「……あんたが願ったら……一晩で孕むんですか」
「十月十日は例えだけれど……孕ませたい相手でもいるのかな」
「あんたじゃないですよ」
「そこまで自惚れてはいないよ」
○遠+鷺
「あーあ、俺もちやほやされたい。歌ってみたでも上げようかな……この声だからすぐ身バレしちゃうな……」
「言ってろ」
「遠流の曲で上げたらさあ、人気出て本人とコラボとかになるかもよ」
「絶対断るからな」
「遠流、新人のわりにわがまま通してるよな……」
「人気があるからだろ。努力もしてる」
「遠流が頑張ってるのは知ってるよ! あんなに毎日寝てばっかりだったのに……誰がねぼすけを運んだと思ってんの!?」
「……誰?」
「俺と三言以外に誰がいるんだよ!」
「……誰が……いるんだろう」
○なな+ろぎ
「阿城木のズボン、裾余るんだけど」
「お前が小さいからだろ」
「小さくないってば! ねえこれ阿城木は余らないの?」
「余らねえよ自分のなんだから」
「足長いのかな……」
「……阿城木だけに?」
「……えっ、何、なんか僕つまんない駄洒落言ったみたいにされてるんだけど! 去記ーっ、助けてー! 去記ー!」
「来なくていい! 去記!」
○鵺雲と巡
「映画とか観るんすね」
「そうだね! この間も観に行ったよ、ほら、『運命の恋、なんて〜』ってやつ」
「恋ないなら俺も観に行きましたよ。俺はやっぱり、運命の相手なら運命って言いたいけど」
「巡くんはそうなんだね! 僕はハラハラしちゃって」
「あれで? なんで?」
「本当に千切っちゃうのかな?と思って」
「少女漫画がそんなスプラッタになったら苦情来ますって!」
「え? ああ苦情か」
「え? 俺なんかつまんない駄洒落言ったみたいにされてんだけど」
○みしば
「鵺雲さんって化身以外にも興奮するんだ」
「僕が化身にしか興奮しないみたいな言い方だね。びっくりしちゃうな」
「違うんですか」
「それだと僕、男の人にしか興奮できないじゃない。僕は子供を作らなくちゃ。もっとも、僕なんかと子供を作ってもいいって人がいたらの話だけどね。弟は僕と違って大人気だから心配はいらないけれど」
「あんたもモテるでしょ」
「子供は二人は欲しいな。僕とひーちゃんみたいにね。素晴らしい兄弟がいるって幸せだから。ひーちゃんも二人作ったらもっと良いね」
「それあんま言わない方がいいですよ」
○みしば3P
「わあ、お城みたいだね!」
「俺こういうとこ初めて。佐久ちゃん部屋取って」
「僕、いつもホテルに泊まっているから、チェックインは任せてほしいな」
「いえ、ここはそういうものではなく……」
「そうなの?」
「お部屋のご希望はありますか」
「よく分からないな。お任せするよ」
「では……」
(うわ……海モチーフの部屋……)
○遠鷺
「こんな時間に呼び出して何……? 俺すっごい頑張って起きたんだからね!」
「来てくれてありがとう。このこと……三言には言わないで」
「えっ何、三言には言えないようなことさせられんの!? 犯罪!?」
「そんなわけないだろ千切るぞこの炎上ゲーマー。お前のこと訴えたら僕は勝てるんだからな」
「あ、あの動画のことなら謝罪したし! だいたい親友じゃん! あんなの軽口だろ!」
「ふん、僕の方が有利だってことを忘れるな」
「こわ……。で、何の話?」
「そう、あの……クリスマスの。比鷺の部屋に窓から入る実験をしたい」
「犯罪じゃん」
「だから同意を取ってるんだろうが」
「まあいいけど……三言は呼ばないの? 一人でやるわけ?」
「比鷺とやる」
「遠流が俺の肩に乗るの? いいけどうっかり落ちたら俺の責任になるのかな……遠流の顔って保険かかってたりする?」
「……大丈夫だよ」
「あの時のお菓子、全部美味しかったけどさ、一個だけやたら甘いやつがあって……これ絶対趣味で選んだだろ!って……あれ、でも二人って甘いの好きだったっけ? え、じゃあ何、あれ嫌がらせ!?」
「いや、別に……」
「あれどうしたんだっけ、食べたっけな……嬉しかったからさ」
「おーい、遠流、比鷺! 早いんだな!」
「三言! そっちこそ早いじゃん」
「早く来たい気がしたんだ」
○くじょ、炎上
『コメントで遠流の名前出すのやめろよ! どうせそうやって俺がまた炎上するの待ってるんだろ!? 分かるんだからねそういうの! 遠流関連のコメント拾わないから! だいたいなんだよあんな奴、ちょっと顔がいいからってきゃあきゃあ言われちゃってさあ、顔だけだよほんとに! ていうか……あ! おい! 今の切り抜くのやめろよ!? そうやってさあ〜!』
「燃えてるんだけど!」
「馬鹿かお前は」
○鵺雲と巡
「弟は僕にそっくりでね、本当に可愛いんだ! 僕はあの子と違って可愛くはないけれど」
「あんたその顔でそれ言ってたらいつか刺されますよ」
「それは困っちゃうなあ! だけど巡くんたちは僕を助けてくれるでしょう?」
「……佐久ちゃんはそうかも」
「僕も君たちを失いたくないな。僕はまだ死ぬべき時じゃないと思うのだけど、それでも僕にはひーちゃんがいるからまだ平気だ」
「……あんたはあんただし、弟は弟なんじゃないすか?」
「そうだよ! だからこそ平気なんじゃない」
○モブ鵺
「僕なんかでいいの? そう。じゃあ弟の話をするね。僕には弟がいるんだけれど、あの子は本当にかわいいし格好良いし、その上優しくて、すごく才能があるんだ。それにゲームも上手だし、実況でも大人気なんだよ。そこはだめ。そっちは良いよ。僕も時間が合う時は生配信を聞いているんだけどね、弟は声も素敵なんだよ。大人気なのも頷けるよね。たまにすごく怒られていてびっくりしちゃうけど。あんなに素晴らしいのに。離れていても声が聞けるなんて凄いよね。あの子の才能をみんなが見ているんだね。もう終わったの? いいよ。また来てね」
○佐久←巡
「BLっぽいのが受けるって聞いたから佐久ちゃんとのツーショ上げてたのにマジで付き合ってると思われてフラれた……」
「……そうか」
「もうほんと、困っちゃうよねー! まったくもう! 俺と佐久ちゃんが付き合ってるなんてさー!」
「巡?」
○佐久←巡
「ねえねえ佐久ちゃん! 肉の焼き加減はレアが好き? それともウェルダン?」
「靴を履くのはどっちから?」
「お風呂ではどこから洗う?」
「俺より先に死にたい? 後がいい?」
「……同時?」
「はは。心中かよ」