〜ここまでのあらすじ〜
疲れ切ったよこしまな指揮官のためにラ・クロワレギュラーの3人がオムライスを作ってくれるそうです
斎樹
オムライスと言ったらまずあの卵と、下の米だな。
頼城
めんつゆは名前からして麺料理に使うのではないか?
斎樹
じゃあ、味付けはそうするとして、先に米を炊きたいが……やり方分かるか?
頼城
炊飯器を使えばいいのだろう。米と水を入れてスイッチを押せばいいのではないか?
霧谷
待って、その前に……研ぐ? のが、必要……だと思う。
頼城
では、賢明な柊が提案してくれた通りに米を研がねばならないが……研ぐとは何をすればいいのだろうか?
斎樹
一人前だから、一合じゃないか? カップ一杯分だ。
頼城
……ふむ、砕けないようにするのはなかなか慎重さが要るな……。これだけの手間がかかっていると思うと食事を作っている皆さまには一層感謝せねばな。
霧谷
紫暮にずっとやらせてよう。巡くんは俺と上にかかってる卵作ろう。
斎樹
卵か。あれは一体どうやって作るのか、見当も付かないな。
頼城
炊飯器をセットしてきた。共に卵を焼こうではないか。共同作業というわけだ!
頼城
俺がいなくて寂しかったか? もう心配いらない。
斎樹
焼くならフライパンだよな。卵は一人前だから一個でいいか。
頼城
炊きたてだな。これに色が付くくらいしょうゆを混ぜる。
斎樹
ああもう、分かった、これで行く! 米に乗せるぞ!
頼城
完成だ! 我々の力を結集した……オムライスが!
MISSION REPORT
指揮官さんにオムライスを作った。開始から二時間かかったが……「学生時代の一人暮らしを思い出す」とおおむね好評だったようだ。はは、料理は向いてないが、喜んでもらえて何よりだ。