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2024/01/20

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 春琴抄 あんまり話さないけどめっちゃ好きで頻繁に読み返している
 このコミカライズもかなり良かった

 まず絵がかわいいし 春琴ちゃんもかわいいし佐助もかわいい
 佐助が淡白で寡黙な人物なのが良かったな〜 それで春琴ちゃんにはめちゃくちゃぽーっとなってるのが……キショくて……
 遺精のアイコンとして使われた描写が目を潰すシーンで入ってくるのマジで最高で笑ってしまった 最終話付近の佐助人生楽しそうで……良かったね……

 佐助が春琴と性行するシーンが最高でした うへへ
 佐助は春琴の道具になっている認識で性行している自覚がないから子供ができても否定している、という描写だと受け取った そこは原案の「否定するけど察してほしそうにする」佐助がかわいくて好き なんだけどでも自覚がないのも良すぎる〜〜〜
 子供同士の行いなのが最高だけど 大人になってからも続けてたのかにも言及ほしかったな〜

 お湯かけの結論としてはまあありがち(春琴抄の解釈としてというより「美」を扱った作品として)……ではあるんだけど、利太郎のエピソードを上手く使ってそこに繋げていくのはすごく巧いと思った
 利太郎がめちゃ良い! わたし当て馬萌えあるし
 あと女の子に絡まれる佐助萌え萌えだし拐われる春琴ちゃん最高すぎてあそこめちゃ好き

 佐助が完全に春琴のことを理解して共犯になっているの、確かに常に側に居ればそうなるよなーって 原案読んだ時はその発想なかったから読みの浅さを恥じる

 そしてラスト付近ね 佐助は観念上の春琴を愛していて現実の春琴を見ない、という描写 原案でもすごく寂しいところ 悲しくなりつつ、でもホーキーベカコンの春琴はそれを喜ぶんだよね
 原案の春琴は佐助に愛してほしがっていたけど、この春琴は共に造り上げた理想の春琴こそを自分自身としたんだね
 
 仏と化した春琴の格好があまりにもこう下賤ではないか!?とは思うが、青年誌における美しさの表現なのかも……とも思うし、佐助にとっては春琴ってめちゃくちゃ劣情を駆り立てるものであったのかもしれないとも思う


 お湯かけ、おてる、眼疾とかの独自設定、解釈が盛りだくさんで読んでて楽しさがあった
 でもちょいちょい入ってくる順市のシーンがねー 必要なのかもしれないけど 思わせ振りなのが鼻について嫌だった
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