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Lesson 3





あれから数日がたった。
結局、白石部長に言われたようにお尻の穴を拡張するなんてことはでけへんくて、俺はどないしようて焦っとった。
ちゅーか、ほんまに性欲処理なんかが部長の仕事なん?
最近になって、騙されとるんやないかて不安になってきた。
謙也さんに聞いてみよかな。
俺は隣で着替えとる謙也さんを呼んだ。

「なあ謙也さん、」

「ん?」

「あの…謙也さんは、白石部長にしてもらったことあるんですか?」

「は?してもらう?なにを?」

謙也さんは目をぱちくりさせて聞き返してきた。
何をて、性欲処理に決まっとるやんか。
そんなアホそうな顔して白石部長にちゃっかり抜いてもらっとるくせに。
やっぱ部長として極秘な仕事やから部室でもそういう会話は厳禁なんかな。
考えとったら、白石部長が間を割って話しかけてきた。

「財前、今日も引き継ぎやるから残れるな?」

「残れるな?」て、俺に選択肢はないんやな。
まあ白石部長が自らあないなやらしいこと指導してくれとるんやから「残れません」なんて選択肢はないか。

「はい、」

そう返事をして、部室に誰もいなくなるのを待った。
怪しまれたらあかんから、とりあえず制服に着替えといた。
白石部長も制服に着替えとった。
謙也さんは、今日はなんや観たいテレビあるとかなんとかで珍しくさっさと帰ってった。
いっつもこれくらいはよ帰ってくれたらええのに。

「ほな、始めよか」

「お、お願いします」

やっと誰もいなくなって、白石部長と俺だけの秘密の時間がやってきた。
歴代部長はこうやって性欲処理の仕方教えられるなんて、アホの謙也さんは知りもせんのやろな。
謙也さんの性欲処理するのに、去年白石部長もこんな苦労しとったんや。

「今日はまず、前回言ったことができとるかチェックするで」

「チェック?」

「せや。とりあえず下脱いでや」

「は、はい」

白石部長に言われて、シャツだけを残して下半身の衣類をすべて脱いだ。
まだ触ってもないのに半勃ちになっとるちんこがシャツを軽く持ち上げとった。
ほんまやらしい、こんなん変態みたいや。

「もうこんなして…えっちやなあ」

「すみません…」

「まあええわ。じゃあ四つん這いになってや」

「はい…」

恥ずかしくてしゃあないのに、指示されたように、床に手足をついてお尻を突き出す体制になったら、白石部長がお尻の方を覗き込んできた。
こんなとこまじまじ見んといてほしい。
やらしいとこ見られて興奮する。

「さて、どれどれ…」

後ろで粘着質な音が聞こえてきたかと思ったら、急にお尻の穴に違和感を感じた。
なんか、入ってきとる。
この感触、たぶん白石部長の指や。
それも1本やなくて、確実に2本以上や。
下半身に、ぴりっと痛みが走った。

「や、いたっ…」

「あれ、拡張できとらんやんか」

「あ…すみませ、」

「あーあ、復習怠るやつにはお仕置きせなあかんなあ」

そう言うと、後ろで白石部長が鞄を漁る音がして、なにかを取り出したようやった。
恐る恐る振り向くと、手には卑猥な形しとる怪しいもんが握られとった。
あれって、バイブレータっちゅーやつやろ。
もしかしてお仕置きて、あれ使うんか。
まさか、まさか。

「天才でも多少は努力せなな」

「ぶちょ、なにす…」

「今からこれでお仕置きついでに拡張したるわ」

「え、や、やや…っ、ひあああああ!!!!」

予想どおり一気に突っ込まれた瞬間、中でバイブが激しく震えだした。
裂けそうなくらい痛くて、耐えられへんくて全身に力が入る。
そしたらお尻の穴も締まって、バイブを咥えこんでしもたのか、余計痛くなった。

「や、ややあ!部長、いたい、っすわ…!」

「ちゃんと言われたことできん財前が悪いんやろ?」

「あ、あ…すみ、ませ…!あああ!」

「出来の悪い時期部長にお仕置きしてあげとるんやから、ちゃんと感謝してな」

「は、はいっ…ありが、と、ございます…!ふあああッ!!」

せや、俺なんかのために白石部長自らお仕置きしてくれとるんやから、痛がったらあかん。
俺は抜き差しされるバイブの動きに合わせて腰を動かした。
そしたら、痛いのに慣れてきたのか、それとも拡張されたんか、ちょっと気持ちよくなってきた。

「あん!あん!ええです…っ、きもちええ!あああんッ!」

「ほら段々拡がってきたで」

「やああっ、あ、あひっ、ひぅん!」

めっちゃ気持ちええとこに当たって、声が裏返ってしもた。
やばい、めっちゃ気持ちええ。

「あっ!そこッ、ひん!きも、ち、ええです!もっと、もっと…あああ!」

「ここか?」

「ひああん!ああッ、もっとしてください…!」

めっちゃ気持ちええとこにバイブが当たるように調節しながら、俺は腰を振った。
ゾクゾクしてふわふわしておかしくなりそうや。
もう限界、出したい。
前触ってないのに、後ろだけでイクなんてって思ったけど、気持ちよすぎて射精に集中しだしたらそんなんどうでもよくなった。

「あああああ、出るっ!あァ…でます…!」

「ええで、後ろだけでイキや」

「イク!イクぅ!あぁああ!あっあっあああ――!!!!」

頭ん中が真っ白になって、ちんこからたくさんの精液がだらしなく垂れた。
しばらく放心状態になっとったけど、正気に戻った途端、俺はまた頭ん中真っ白になった。
床、汚してまった。
みんなが使う部室の床を、俺の汚い精液で。
どないしよ、怒られる。

「あーあ、こんなに溢して…」

「ご、ごめんなさい…!」

「やらしいことした痕跡を残したらあかんのやで?わかっとる?」

視界が涙で滲んできた。
ほんま出来の悪い時期部長や。
こんなんじゃ、部員のみんなに満足してもらえん役立たずや。

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