*光のツンデレ比=1:9 光がツンデレやって最初に言い出したのは、誰やったかな。 誰かわからんけど、そいつに俺といるときの光を見せてやりたい。 ほんまツンツンなんてあらへん、ただのデレデレやから。 俺限定。 「あ、この服ええな」 「んー、これは謙也さん似合わへんと思いますよ」 「そうかー?」 部活休みの休日。 光と一緒にベッドに寝転がって、ファッション雑誌読んどった。 背が伸びて着れん服多くなって捨てたら私服がほぼ無くなってもうたから一緒に買いに行こうって言ったら、雑誌持ってきてくれた。 中学生にしては大人びた服が載ってる気もするけど、こんなのが好みっちゅーか俺に着て欲しいんやろなーって嬉しくなって、思わず顔がニヤけてまう。 「ほな、これは?」 「うわ、かっこつけすぎやろ。ヘタレな謙也さんには着こなせませんて」 「ひどっ」 「これはほんまないですわー」 まあ、確かにこれは大人っぽすぎか。もう後、何年かしたら似合いそうな気もするんやけど。 光は意地悪くさっさとページを捲った。 という具合に、今のところ光はツンツンしとる。 さてそろそろ夕飯の買い物に行きそうな雰囲気やな。翔太が、服だか菓子だか買ってくれって騒ぐ声が聞こえてきた。それに対して、おかんが怒っとる声も聞こえる。 「あ、これ結構好みっすわ」 「おお、似合いそうやん」 「謙也さんは…こんなんどうですか?」 「ちょ、おま、これはないやろ…」 「ヘタレな謙也さんにはお似合いっすわ」 やたらシルバーアクセサリーをジャラジャラつけた服を指差してまた毒を吐くと、バタン、と玄関の扉閉める音が聞こえてきた。 それと同時に、一階はまったく音がしなくなった。ちゅーことは、家の中は2人きりやんな。 「光、行ったで」 「そうですか」 光はそう一言呟くと、俺の肩に寄りかかった。 お、さっそくデレ突入やな。 光は、家族が出てって家の中で2人きりになると急にスイッチが切り替わったかのようにデレモードになる。 俺だけが知っとる光の本性や。 「謙也さん、ちゅう…」 「はいはい、ちゅー」 ちゅっと軽くキスしてやると、物足りなさそうに見てきたから舌を入れてやる。 しかしまあ普段の生意気な光からは想像もつかん姿や。 付き合い始めた当初はそないなことなかったんやけど、徐々に甘えてくれるようになって、気づいたときにはもうデレデレんなっとった。 二重人格かて疑ったときもあったけど、やっぱ光は光で、意外な一面もあったっちゅーことで。 「謙也さん、えっちしたい」 「もうするん?」 「あかんの?謙也さんやって、したいんとちゃうの」 「うわ、こら」 光はやらしく俺の股間を撫でて、俺の首筋に噛みついてきた。 この積極性は部活でも発揮してくれると嬉しいんやけどな。 「ええやん、キスマークつけさせて」 「もーしゃあないなぁ、薄くならええで」 「やった」 首にちりっとした痛みが走った。 薄くて言うたのに、この感じは絶対真っ赤っかや。 明日白石に冷やかされるん俺やのに。 「お前、濃くつけたやろ」 「え、こんなん薄い方やって」 「絶対濃いやろ…仕返ししたる」 「ひゃあ!」 光に覆い被さって、首にキスマークつけたった。 喉仏のあたりなら、隠せへんやろ。これで困ったらええわ。 「け、謙也さん…」 「ここなら何着ても見えるやろ」 「うん…見えるとこにもっとつけて…」 おっと、仕返しになっとらんみたいや。 前に束縛されるの好き言うとったのすっかり忘れとったわ。 まあ、せっかくつけてええ言うとるんやからいっぱいつけたろ。 やから、顎の下にも腕にもたくさんキスマークつけたった。 「こんだけつければええやろ?」 「ん、ええですわ」 これどうやって隠すつもりやろってくらいキスマークだらけになったところで、興奮してきたんか俺も光もちんこびんびんになってきた。 そろそろ舐めてもらおかな。 「光、咥えてや」 そう言ってちんこを取り出せば、光はすぐに飛びついて美味しそうに舐め始めた。 デレデレっちゅーより、えっちやんな。 ほんまなんでも言うこときいてくれるし。 「う…はふ…ふ…」 「かわええなあ」 「はよ、けんやさんのミルクほしい…」 「もうちょっと待ってな」 光は頭動かしながら手も使って、頑張って奉仕してくれとる。 気持ちええなあ。そろそろ出るかも。 最近、えっちな光みたさに段々イクの遅くなっとる気がするんやけど大丈夫やろか。 「光、飲んでくれる?」 「ん、う…ふあ…」 頷いたのを確認したら、気持ちええ波がいっきにきて、光の口の中に精液を吐き出した。 「あ、あ…んく、うっん…」 俺のミルクをごくごくと飲んでいく光。 ちょっと辛そうにしとるけど、喉を鳴らしながら一生懸命飲み干してくれた。 「謙也さんのミルクおいしかった…」 「ん、ええ子やな」 上目遣いでそんなこと言われたら、下半身にくるで。 褒めてほしそうにしとる光の頭を撫でてやれば、猫みたいにごろごろして嬉しがった。 「謙也さん、おちんちんほしい…」 「ちょっと待ってや、慣らさなあかんやろ」 光のズボンのベルトを緩めて下着ごと下ろしたら、はち切れそうなほど勃っとるちんこが、先走り垂れ流しながら主張しとった。 はよ楽にしてあげなあかんな。 あ、でもせっかくやから光が自分で慣らすとこみたいな。 「光、自分で指入れれる?」 「え…っ」 「俺、えっちな光が見たいんやけどなあ…あかん?」 「う、…は、はい…」 ちょっと戸惑っとったけど、デレデレの光はこれもOKみたいや。 光は足を広げると、指を唾液でベタベタにしてお尻の穴に入れた。 「ん、あっ、ああ、ふあ…!」 「えっちやなあ」 「あ、っひ、ひかるの、えっちなとこ、もっとみてください…っ」 「んー、見とるよ?」 「あんっ、あ、あ、あぅ…」 指を2本に増やしてオナニーする姿は、ほんまにやらしい。 全部見えるように足を大きく広げて、ちんこもぷるぷる震わせて感じとる。 たぶん、前立腺に指があたっとるんやろ。 「ひあ、ああ…け、やさん…イっちゃう…あああっ、あ、あッ」 「前触っとらんやん、イクん早すぎやろ」 「や、ああ…イク…ああ、イッちゃうぅ…ああ、あっう…」 入れたときに一緒にイきたいんやけどなあ。 俺は、その辺にあったケータイ充電器のコードを持ち出した。 「ちょーっと我慢してなー」 「やッ、なに…!」 イキそうなのか、抵抗できない光のちんこの根元をきつく縛った。 「や…ッやだ、けんやさ…いたい…っ」 「ん、これでええわ。続けて」 光は涙ぐんどったけど、俺がそう言えば指を3本に増やしてオナニーを続けた。 粘着質なやらしい音と光の喘ぎ声と荒い息づかいが、俺をさらに煽る。 「あっあん…ひああッ、けんや、さぁ…っ、イキたい…!ほどいてくだ、さ、い…っ」 「まだあかーん」 「やだぁ…あ、イキた、い…っイキたいです…ふああ!あ、おねが、しま、す…!」 「しゃあないなあ…ほんなら先に挿れてからな」 指を抜かせて後ろの口に焦らすようにちんこを擦りつけると、光は我慢できなさそうにもじもじしだした。 「ん…はよ、いれてください…」 「はいはい」 俺のを飲み込もうとひくひくさせるもんやから、一気に突っ込んだった。 「ひゃうう!うあ、ァ、っひ…ああ!」 うわ、きっつ。 ぎゅうぎゅう締め付けてくる。 ちょっと苦しそうに顔を歪めとる光を気遣ってやりたいけど、腰は自然に動いてまう。 止められへん。 「…っ痛ない?」 「は、はい…っ、あ、あん、あっ!ふあ!あぁあッ」 俺にしがみつくように足を絡めて、光も必死に動いた。 ああ、めっちゃかわええ。 こうなったらもう加減なんかでけへんわ。 理性の糸が切れたように、何回も腰を突き動かした。 「ひぅ…!けん、やさん…っ、も、あかん…ああぁあ…」 「はっ、ひかる…っ、めっちゃ気持ちええよ…!」 「あっあっ!き、もちええです…けんやさんの…おちんちん…っ、きもちええ…!」 普段の光からは想像もつかへんくらい乱れとるのを見れるのは、俺だけなんやなあ。 いや、俺にしか見せへんのやろな。 俺限定、か。光を独り占めしとるみたいでええなあ。 「あ、あ、けんや、さん…ふ、あ、す、き…っけんやさ…ッ、しゅき…ひああッ」 「俺も大好きやで…っ」 「う、れし…ふあっあっ、あ、イク…ッあ!も、だめ…!」 「一緒にイこな…」 「あッでる…っあぁあ―――…」 イク寸前に、きつく結んでおいた充電器のコードを解いてやったら、前触っとらんのに光はイって、俺も中に出した。 イったときの光はめっちゃ気持ちよさそうやって、そないな顔させられるんは俺だけなんやって思うと、嬉しいけど少し照れくさくなって、顔を隠すように光の肩に顔を埋めた。 「…謙也さん、俺さっきあの服謙也さんには着こなせんて言いましたけど、そんなことないです…」 「ん?ああ、あれか」 「あんな服着たら…謙也さんカッコよすぎて誰にも見せたなくなるからやめてくださいね」 光が何やら照れくさそうに言うもんやから顔を見ると、目が合った途端に、逃げるように逸らされた。 ああもう、なんやねんこの可愛い生き物は。 「わかったわかった」 光は、俺の背中に回す手をぎゅっと握って、胸に顔を押し付けた。 あかん、可愛すぎるやろ。 このギャップ反則やで。 ほんまに、光がツンデレやって最初に言い出したやつに俺といるときの光を見せてやりたいわ。 信じてもらえんかもしれへんけど、ただのデレデレなんやで。 せやけど、そんな光は俺だけが知っとればええから、やっぱ誰にも見せたないなあ。 ―――――― デレデレな光が書きたかったのに、えっちな光になってしまった^^; でもえっちな光もデレデレな光も大好きです!! 戻 表紙 |