sleepy





今日、中間テストも終わって、久しぶりに光の家に来れた。
一週間、ほんまに長かった。
これでやっとやらしいことできるって、今日のためにどれだけ俺が我慢してきたか。
せやのに光ときたら、

「光、俺えっちしたいんやけど」

「無理…眠いっすわ…したいならその辺で一人でしたらええやないですか」

光ん家に着いてすぐ、光はベッドに倒れてしもた。
どうも、数学の提出課題が終わらんくて夜遅くまで起きとったらしい。
ネット関係以外で徹夜しても全然元気そうやのに、勉強で徹夜は疲れるとかまったく、都合よすぎやな。
軽い放置プレイにおうとる俺はもちろん寂しくて、ベッドですやすや寝始めた光の身体をを揺さぶった。

「光、起きてや」

「う…ん…」

「ひーかーるーぅ」

「んー…眠いっすわ…」

今度は布団を被って、さらに引き込もってしもた。
本格的に外の音をシャットダウンっちゅー体勢や。
猫みたいに丸まっとってかわええけど、この猫は可愛さあまってなんとやら。憎たらしくてしゃあない。

「ほな、強行手段やな!」

とうとう、ガバッと無理やり布団をひっぺがしてやると、光は物凄く機嫌悪そうな顔で睨みつけてきた。
おお、こわいこわい。

「ほんま今日ヤる気ないんでほっといて下さい…」

「俺は放置か!」

「やから来てもなんもせんですよて言うたやないすか…」

そりゃ言うとったけど、まさかほんまに何もせんとは思っとらんかったし。
一発くらいはできると思ったから来たのに、全然触らせてもくれへんなんて、こんなん焦れったすぎや。
今日は光の寝顔観察して終わりか。
こうなったらしゃあない。光はまた目瞑ってしもたし、出直そう。
布団をキレイに掛け直して、かわええ寝顔しとる光の目元に、おやすみ、てキスした。

「ん…」

光の目がぴくりと動いた。
なんや、まだ起きとったんか。

「ひかる…?」

「ん…っ」

耳元で言うと、息がくすぐったかったんか、肩まで震わせて反応を返した。
ちょ、これは、この反応は卑怯や。狙ったつもりないやろうけど、むっちゃかわええんやけど。
ちゅーか、諦めて帰ろうと思っとったのに、ちょっと勃ってきてしもた。
あかん、こうなったらもうあかんわ。我慢でけへん。

「…ん…っんん…!」

光のシャツん中に手を入れて、ヘソの辺りを微妙な力加減で撫でた。
光は俺の手をどけようとしとるけど、全然力が入っとらん。
その形ばかりの抵抗がほんまかわえくて、ヘソに人差し指を入れてぐりぐりしたった。

「ふあ…あ、あ、ぅ…あ、」

「ヤる気んなった?」

「そ、そんなことしても、おれはやるきないっすから…」

むにゃむにゃしとって、ちょっと呂律が回っとらん。
光は俺に背を向けて、また眠りだした。
何してもヤる気ないっちゅーわけやな。
そう言われると、ヤる気にさせたなるのが男っちゅーはなしや。
俺は光の耳に、そっと息を吹き掛けた。

「ひゃ…っ」

びっくりしたのか、光は耳まで真っ赤に縮こまった。
そんなになるほど感じとるみたいや。
耳は俺が開発したんやもんな。そりゃ敏感や。
またシャツの中へ手を入れて乳首弄ってやったら、びくびくて震えた。

「や、やら…あ、ん…っ」

「んー?ちゃんと言わなわからへんなぁ」

「あ、ふぁあっ」

やらしい声あげるようになってきたし、そろそろ勃ってきたかな、て前も触ると、まだそこは萎えとる状態やった。
ほんまにヤる気ないんやな。
ズボンの上からちんこを柔く揉んでみると、光は手を退けようと必死に抵抗した。

「ねむいていうとるやないすか…!」

「え、ちょ、ひかる?」

「ひ、う…ねむい…っすわ…うぅ…」

こ、これはあれか。
子どもが眠いときにぐずぐず訳分からんこと言うて泣くっちゅーやつなんか。
光の目がうるうるしとる。眠くて泣くなん、相当機嫌悪いんやな。
なんや俺、悪いことしとるみたいや。
せやけどその反面、子どもみたいにぐずっとるのがむっちゃくちゃかわええと思ってしもた。

「けんやさん、きらいや…ねむいていうとるのに…ねかしてくれへん…」

「ごめんな、光…せやけど俺のここ、こんなんになってまったんや」

光の手を誘導させて、俺のちんこを触らせた。
さっきよりも硬くなっとる気がする。
そりゃこないにかわええとこ見せられたら興奮するわな。

「いやや…ッねむい…!」

「せやけど、俺もう我慢でけへん」

「やあ…っ!けんやさん!」

ずるずると光のズボンを下ろし、直接ちんこに触れて擦った。
少し唾液をつけた手で先端をぐりぐりすると、やっぱり直接的な刺激には弱いらしく、少しずつ硬くなっていった。

「あれ、もうこんななってきたで。えっちな気分になってきたんとちゃう?」

「あ、あ…っん、そ、そないな、こと…っあ、あらへんっすわ、」

「えー?俺はよ突っ込みたいんやけどなぁ」

「やあん!あぁ、あっ、あぅ!」

より速く扱いて、もっと硬くしたった。
不本意に勃たされてますます泣き出した光に、俺はさっきよりも興奮してしもた。
やって、泣き顔むっちゃかわええんやもん。
俺は更に指を唾液で濡らし、光のお尻の穴に触れた。
いつもならひくひく震えて指を誘うのに、まだヤる気ないんか、強張って狭くなっとる。

「光、力抜いてや」

「や、あ…あ、あ…」

なかなか入らん。それなら力が抜けるようにしたらなあかんな。
また耳に息を吹き掛けると、やっぱり耳は気持ちいいのか瞬間的に下半身の力が抜けた。
その隙に一気に奥まで指を挿れる。

「ひああ!いた、い…っあぁ!!」

「やから力抜いてて言うとるやん」

「う、ふあ…あ、ひぅ…」

「もう、しゃあないなあ」

「んッ、んん、あ、ふあ…」

耳を舐めてやれば気持ちよさそうに声を漏らして、同時に中は柔らかくなる。
スムーズに入るようになったところで、気持ちええとこをいっぱい擦って出し入れしてやったら、だんだん光もよがって足を広げてきた。
いつのまにか涙は止まっとる。

「あん、そ、っこ…もっと…」

「ん、知っとるよ、ここやろ?」

「う、ん…ああ!はぁ、うあッ」

やっとその気になったんやろか。
光は俺の手を掴んで、自分が気持ちええとこに誘導させとる。
それがオナニーしとるみたいにみえて、やらしくてたまらん。
さっきまで眠くてぐずぐずしとったんに、ほんまえっちな子やなぁ。
あー、はよ挿れたい。
指なんかより太いちんこ突っ込ませてくれたら、もっと気持ちよぉしたるのに。

「け、けんや、さん…はよいれて…」

「え、大丈夫なん?また泣かへん?」

「ええから、あ、はよいれてや…」

ううん、ヤる気になったっちゅーより、とっとと最後までして寝たいんやろか。
その挑発的な態度にムッとしたけど、そんなことより、はよ光の中にこれを収めて動きたくてしゃあない。
煽られてもう我慢の限界やった俺は、光の足を持ち上げて一気に貫いた。

「あっあああ!!あ―ッ!」

入り口のあたりはきっついけど、奥はまだやわこくてむっちゃきもちええ。
光はぎゅっと足を俺の背に絡めて、もっと奥に入るようにしてきた。
それに応えてやるため、少しずつ中へと浸食を開始した。

「なんや、奥がええん?」

「あ、おく…う、ひゃ、あ!ややぁ!」

「指よりええやろ?」

「ふああ…ッ、お、おっきい…すわ…あ…、あぁあ…」

腰まで振ってきて、よっぽど激しいのがええんやな。
もうイきそうなんか、中が痙攣し出した。
意外と早漏なんは、唯一俺だけが知っとる光の欠点や。
そう簡単にはイかせてやらへんで。

「い…ッたぁ!」

出したくてたまらんちゅーほどカチカチになっとる光のちんこを握る。
中を食いちぎる勢いで締めてきたけど、なんとか出すのは耐えた。

「やや!いたいっすわ…っ、けんやさん!」

「痛いから目ぇ覚めるやろ?」

「さ、さめた…っ、とっくにさめとるから…あ…やめ、ぁあ…っ」

この理不尽な状況が辛いんか、それともまだ眠いんか、光の目尻からはまた涙が零れ落ち始め、ついには喘ぎながらしゃくりあげるほど泣き出してしまった。
痛くて泣いとるっちゅーのもあるかもしれんけど、でもきっとこれははよ終わらんくて眠たくて寝ぐずりっちゅー感じやな。

「また泣いとるやん」

「やって…っひ、…ねむ、いん、やもん…ッ」

「やっぱまだ覚めとらんやんか」

「いやぁああ!あぁあッ!」

さらに根元を強く握ると、もう悲鳴しか聞こえへようになった。
痛そうに顔を歪めて、ひたすら抵抗しようと手足をばたつかせとる。
それでも出し入れは止めてやらん。むしろさっきより激しく揺さぶってやった。

「ふえ、け、やさ、っイきたい…!ひ、も、むり、っらめれす…ッあっあん!」

「しゃあないなあ…」

「ひあ、あ…っ、はな、してっ、くださ…っおね、が、やから…ぁ!」

あんまりにも必死にお願いしとる光を見て、ちょっとやりすぎたかなて少しだけ反省はした。
せやけど、こんな必死な姿は滅多に見れへんし、もうちょこっとだけ楽しんでええかな。
握ったままイッたらどうなるんやろなあ。

「光、このままイってみよか?」

「へ、や、やや!や、はなしてください!いやや…はなし、て…ぇ!」

「ちょ、あばれ、あ…っも、出る…っ」

「や、やあッ!!ひあああ!あぁああああ!!!!」

抵抗したせいで力が入ったんか、急に中が締まり、俺はそのまま精液を中に吐き出した。
久しぶりに光の中で出せたのが嬉しくて気持ちよすぎて、いつもより長くイッた感覚がした。
それと同時に、きつく握られた光のちんこが真っ赤に腫れ、先端から精液を溢れさせた。
それは射精のときのような勢いはなくて、じわじわと先端から溢れていくだけやった。
握ったままやとこうなるんか、って観察しとる場合やないな。

「光、大丈夫か…」

「………」

「あれ、ひかるー?」

光は気絶したように、すぐに眠ってしもた。
よっぽど眠たくて限界やったのか。
後処理も何もできとらんのにほとんど素っ裸で寝とるし。

「…これ絶対明日怒られるわ…」

まあかわええ光が見れたからええか、なんて考えながら、だらだらと後処理を始めた。
せやけど、次の日に怒られるどころかまた一週間もお預けをくらうハメになるとは、この時はまだ考えてもおらへんのやった。













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2010.10.14
謙也さんのキャラが迷子った!\(^o^)/
光がグズグズするのは謙也さんの前でだけなんだぜ!


表紙