*複数プレイ+無理やりなので苦手な方は注意して下さい 「ほんまあっついわ…」 「白石、こぎゃん暑いとまた熱中症になる部員がでそうばい…」 「むしろ俺が倒れそうやわ…」 相変わらず暑い今日。 授業が終わり、まだ部室には俺と千歳だけしか来ていない。 部室は、クーラーがないせいもあってサウナのように蒸し暑かった。 しかもつい昨日、熱中症で部員が一人倒れた。 休憩配分に気をつけないと、また倒れてしまう部員がいたら部長失格だ。 「あ!白石、これ熱中症飴ばい。舐めたらよかと」 「ん?おおきに」 ちょうどいいところにいいものを持っているな。 貰った飴の袋を破り、口の中へと放り込む。 さすが熱中症飴、変な味がする。 と言っても、今まで食べたことはないけれど。 act-3 「…!」 あ、くるかも。 部活が始まり少し経ったころ、またそれは襲いかかる。 症状が起きる直前は、なんとなくわかる。 喉が異常に渇いて、体が震えてくるからだ。 何度となく飲んだ、謙也の精液の味を思い出してしまい、背筋がぞくぞくしてくる。 思い出さないようにしているのに渇きは増すばかり。 飲みたい。 謙也の精液をたくさん与えて欲しい。 けれど、今はまだ部活中。 ついこの間部室で与えてもらったのに、また部室でするなんて、絶対謙也は怒ってくる。 謙也に嫌われたら、俺は死んでしまう。 だって、謙也以外の精液は飲めないと思うから。 けれど、症状は治まるどころか、ひどくなって理性に襲いかかる。 どうしよう、どうしよう。 「白石、」 後ろから千歳が話しかけてきた。 タイミングが悪すぎる。 息切れもしてきて、もうそろそろ限界だ。 早く謙也のところに行かなければいけないのに。 「な、なんや…」 「ちょっと部室まで来んね」 「は…なん、やて…?」 「ええから、はよしてください」 「や…っ」 今度は財前が背後から背中を押してきた。 敏感になっているものだから、背中を触れられただけで思わず声が漏れてしまった。 慌てて口を塞いだけれど、それを見た財前はニヤリと口角を上げた。 「さ、いきましょか」 財前は俺の手を強引に引っ張っていった。 蒸し暑い部室に入ってすぐ、膝に力が入らなくなり、耐えられなくなって地面に座り込んだ。 もう限界だ。 もう精液を飲むことしか考えられない。 謙也、早く迎えにきて。 「白石、どげんしたと?」 「えらい体調悪そうですね」 「ん…な、でも…な…」 「なんでもなさそうには見えないですけど」 謙也、お願いだから早く。 このままだと、俺はとんでもないことをしでかす。 助けて、理性が飛ぶ前に、早く。 「もしかして白石部長、精液が欲しいんすか?」 ドクン、と胸が脈打つ。 どうしてそれを知っているのか。 まさか、どこかで見られたのか。 二人は知っていて連れ込んだということか。 これは俺の理性がどうの以前の問題かもしれない。 この状況は危険だ。 「ち、ちゃう…」 「ふぅん…これでもそんなことが言えると?」 千歳はズボンを下ろし、性器を露にした。 目の前に差し出された性器に、喉が鳴る。 欲しい。 それでも、俺が欲しいのは謙也の精液だ。 他人のなんていらない。 だめだ。 謙也以外の性器を口にするなんて絶対だめだ。 「咥えてもよかとよ?」 だめだ。 そうわかっているのに、カラカラに渇いた喉がそれを欲する。 咥えたくて仕方ない。 先走りが少し出ていて……おいしそう。 「あ…あ…っ」 あっさりと理性の糸は切れ、気づいた時には先端を咥えていた。 汗ばんで蒸れた性器の味。 臭いも大きさも、謙也のとは全然違う。 それなのに、自分でも驚くほどすんなりと受け入れている。 「ほなこつ美味しそうに咥えるばい」 「媚薬、効果覿面っすね」 「はは、」 媚薬…? そんなものを飲まされた覚えはない。 これは俺がしたくてしていることだ。 頭を動かし、射精を促す。 謙也のより大きいそれは顎が痛くなるほどだった。 目の前に、今度は財前の性器が差し出される。 財前はそれを扱きながら、先端を俺の頬にあてた。 「はぅ、う、うぅ…っ」 咥内で千歳のがびくびくしたと思ったら、精液の味が広がった。 謙也のとは全然違う味。 なのに、おいしく飲めてしまう。 それを飲み干すうちに、財前の精液も顔にかけられた。 もったいなくて、顔にかかった財前の精液を指ですくって口へ運んだ。 「ん…ん、ふ…」 「うわ、エロい…」 財前の精液も美味しい。 千歳の精液の後味と混ざって、違う味がする。 もっと飲みたい。 下の口が疼くのを感じて、俺は下着を脱いだ。 「なんや、突っ込んでほしいんですか」 「こんな勃っちょるし、財前、してあげたらよかと?」 「はぁ?めんどくさいっすわ。千歳先輩がしたらええやないすか」 どっちでもいいから、早く。 後ろの口が疼いて仕方ないんだ。 「は、よ…はぁ…はよし、て…」 「…白石部長が上に乗るならええですよ」 そう言いながら、財前は床に寝転がった。 さっき出したばかりなのに、財前の性器は萎えることなく勃っている。 このまま、他の人の性器を入れたら、俺はただの淫乱になってしまう。 精液中毒になっても、今まで謙也のだけ入れていたから、謙也のだけ飲んでいたから、自分は淫乱なんかじゃないと信じていたのに。 「う…」 「どうしたんすか?白石部長は淫乱やから、欲しいんとちゃいますの?」 もう、淫乱でいい。 後ろの口が欲しくてたまらないとばかりにヒクヒクして我慢できない。 腹の中に精液を叩きつけられる快感が欲しくて仕方ない。 ごめん、謙也。 俺は財前の腰に股がり、性器を後ろの口へあてがった。 「ふ…あぁ、あ、あ…っ」 「うわ、ゆるい…」 「んあ、は、あぅ…は、あァ…」 どんどん奥に性器が入っていく。 ようやく与えられた快感に、身体が震える。 初めて咥える謙也以外のものは、思ったより気持ち悪くなくて、むしろ理性が飛んだ自分の脳は快感を得ている。 「ほら、精液欲しいなら動いて下さい」 「はぁ、は、あ…ぅあ…!」 「足広げたほうが見やすくていいばい」 「や、やや…ッ、ふあ、あ、あああ!!」 千歳に膝を持ち上げられ、開脚させられた。 これでは結合部が全部丸見えだ。 恥ずかしい。 謙也にしかこんなの見せたことないのに。 しかもこの体勢では自分の体重が支えられず、奥の方にどんどん入っていってしまう。 もう羞恥心と快感で脳が蕩けてしまいそうだ。 「ひぁあ…ふあッ!あッあッ!」 「千歳先輩、悪趣味っすわ」 「でも興奮すっと?」 「まぁ、そうですけど」 涎が滴り、財前のシャツに染みをつくる。 気持ちよくて、力が入らない。 それでも精液を注いで欲しくて、必死に腰を動かす。 足を支えに上下に動けば、財前のが中でピクッとした。 もうすぐ、注いでもらえるんだ。 「やぁあ!あ、あああ!!」 「――ッ」 「ひゃうぅ!あ、あああぁぁぁ!!」 中に精液がどくどくと流し込まれていく。 精液をたくさん飲んで満足したのか、身体の震えが治まってきた。 今度は、さっき咥えた千歳の大きいのを突っ込んでもらえるのだろうか。 「はぁ、う…は…」 「さて、次は俺の番たい」 財前のが引き抜かれ、今度は四つん這いにさせられた。 しかし、解れているとはいえ、規格外の千歳の性器は中々入らなかった。 「…あ…うぅ…」 「んー…入らんばい」 「千歳先輩のデカすぎっすわ。一気に突っ込んだらええんとちゃいます?」 「それしかなかとね」 「え、や、やめ…あ゛ああああああ!!!!」 痛い痛い痛い。 裂けてしまいそうなほどの痛みしかない。 ぎちぎちと音をたてながら、そこは徐々に飲み込んでいく。 「いひゃあ!あぁ!あ―ッ!!」 「きつか…」 「え、俺んとき緩かったっすよ」 「俺のが大きかね?」 「…ひど」 「あひっ、ぅあ、あぁ…ッ」 千歳は腰を動かして俺の中を貪り食う。 ぐちゅぐちゅという卑猥な音と肌がぶつかり合う音で、思考がめちゃくちゃになっていく。 痛みに慣れてきた頃、少し気持ちよくなってきた。 「あァあん!あッひ、ひやあああ!」 大きい千歳のが、いいところを擦って、それによって反射的に締めてしまう。 気持ちいい。こんなに大きなモノでゴリゴリされるのがこんなに気持ちいいなど、初めての快感だった。 「よーし、出すばい」 「んんッ!あ、なか、おっき…ッいや、ああああっ!」 激しく突かれたと思ったら、ほどなくして千歳の精液が中に出された。 「あぁ―――…」 身体が震え、中に吸収されていく快感に意識をもっていかれそうになる。 さっき出したばかりなのに、出た精液の量が半端ない。 こんなにたくさん飲み込めない。 後ろの口は精液で溢れ返っているのか、コポコポと音をたてて零れている。 こんなにたくさん精液を飲まされたのは初めて。 嬉しい。 もっとたくさん欲しい。 俺は自ら腰を振ってねだった。 「あ…っ、千歳、もっと…」 「ここまでくると、謙也さんが羨ましいっすわ」 「淫乱にもほどがあるばい」 千歳がまた腰を動かす。 「まだヤるなん、ずるいっすわ」と文句を言いながら、財前は性器を口につけてきた。 こんな気持ちいいこと覚えてしまったら、もう謙也のところに帰ることができない。 けれど、「どうしよう」なんて考えは、中に吸収されていく精液のように消えていった。 ―――――― 2010.9.17 「自重」の2文字をどこかに置いてきました。 いろいろすいませんでした! 戻 表紙 |