*白石がえっちな病気にかかっていて頭おかしいです





act-1




四時間目の授業が始まって数分がたった。
お腹も空いたし早く終わらないかな、と待ちきれない腹が音をたてている。
そんなに鳴ったってお昼の時間までまだ四十分くらいある。
とりあえず、今日の放送の内容はなんだったかと完全に授業と関係ないことを思いながら、教科書を読んでいるフリをして耐えることにした。
俺が空腹で死にそうになっていても、蔵はどうせピシッと涼しい顔して授業を受けているのだろうな。
首を少し横に出して、前の方の席の蔵をこっそり見ると、予想は180度はずれ、蔵は机に突っ伏して寝ているようだった。
授業中寝るなんて珍しい。
いつもなら、真面目にノートをとって授業を受けているのに。
徹夜でもしていたのだろうか。

「ほな、この文を白石君、読んでくれ」

案の定、当てられている。
蔵はゆっくり頭を上げた。
けれど、教科書を持つどころか、立ち上がる様子すら見せない。
身体が震えている気がする。
体調でも悪いのか。
それとも、

「せ、んせ…体調、悪いん、で…保健室…」

ひどい息切れ。
それでも、心配する気はもう失せていた。
何故なら、蔵が一瞬こちらに振り向いたからだ。
これは合図。
授業抜けて放送室に行こう、そう言っている。
なんだってこんな中途半端な時間に発病してしまったんだ。
めんどくさいが、相手しないと治まらないだろうから仕方ない。
俺は重い腰を上げた。

「先生、白石君、保健室つれてきますわ」

「おお、頼んだで」

「大丈夫か?」なんてわざとらしく心配したフリをしながら蔵を教室の外へ運ぶ。
息切れがひどい。頬を紅潮させながらも胸を必死に押さえて、耐えているようだった。
もうすぐだから。
もうすぐ苦しみから解放してあげるから。

「ついたで」

放送室についてすぐ、蔵は足元から崩れ落ちた。
そして、熱で潤んだ瞳で精一杯俺を誘うように見つめる。

「…せー、し…ちょうだい…ッ」

やはり。
俺はすぐに制服を下ろして、蔵が欲しがるそれを取り出した。
見るなり、蔵は飛び付くようにそれにむしゃぶりついた。

「ふ、あ…」

「ええで、蔵…」

蔵はある病気にかかっている。
といっても、別に医者に言われたわけでも、薬を飲んでいるわけでもない。
ただ、時折こうして発作的に精液を欲しがる。
つまり、蔵は精液中毒なのだ。
何日も飲まないと、身体が震えて異常に精液を欲しがり、ところ構わず俺のを舐める。
誰のでもいいのかと言われたらそういうわけでもなく、俺のでないといけないらしい。
俺の精液の味でないと、蔵の発作は治らないのだ。

「蔵、もうちょい待ってな…」

「は、やく…ッ出して…!せーしちょうだい…っ」

蔵がこんな状態になってしまった原因は、紛れもなく俺だ。
しかし、蔵がこういうふうになるよう仕組んだのも、俺だ。
俺がいなければ生きていけない身体にするため、毎日無理やり飲ませて精液中毒にしたのだから。
最初は舐めたくないと言う口に無理やり突っ込んでいたのに、今では頭を動かしながら手も使って俺の射精を促す。
早く精液を飲みたくてたまらないのだろう。
こうも調教できるとは思っていなかった。

「…ッ蔵…!」

「はぁ、あ、はふ…」

「あ…ッ」

「はぅ…あっあ…は…」

袋の下を触られ、新たな快感を得ると、蔵の口の中に大量の精液を吐き出した。
蔵のせいで一人で抜いたりできなくなったため、精液の量は多く、まだ脈打ちながら出ている。
美味しそうというよりも嬉しそうに、後から後から溢れる精液をこぼさないように飲んでいく。

「は、あ…おいし…」

「満足か、蔵?」

「まだ、や…」

「下の口もか」

蔵は首を縦に振った。
上の口だけで満足するとは思っていない。
それは調教した自分が一番よくわかっている。
蔵は、上と下の両方精液を飲まないと満足しない。

「足開けや」

「ん…」

下着ごと制服を脱がせると、蔵は自ら足を広げた。
羞恥心はとうに捨てたのだろう、よくこんな恥ずかしい体勢ができたものだ。
俺のを欲しがるようにしているアナルに指を這わせると、早く入れて欲しいのか、ひくひくさせて中に導こうとしてきた。
さっそく唾液を少しつけて、1本入れてみる。

「あ…あん…ぅあ…!」

「なんや余裕やな」

「ひん!あッ!あぁあ…っ」

指を増やしても、そこは柔らかく飲み込んでいく。
慣らさなくても入るだろうと思うけれど、万が一床を血で汚したら面倒だから、充分にほぐし、アナルを拡げてやる。

「後ろ向けや」

「!…うん」

もうそろそろいいだろう。
蔵を後ろ向きに四つん這いにさせる。
なんとも嬉しそうな顔。
早く俺のが欲しくて欲しくて仕方ないのだろう。
先程抜いたにも関わらずまた勃起できる自分も大概か。

「あぁああん!!あ、あっあぁん…ッ」

「ほら、ちゃんと締めんかい」

「はぁ!あぁん!も…おく…ッおく…に、ちょうらい…!」

「しゃあないなあ」

「んぅ…は…ッんあぁぁぁあ!!」

俺のが根元まで入るように一番奥まで貫くと、蔵は力が入らないのか、上半身を床につける形で崩れた。
かろうじて尻は突き出しているから、足まで崩れないように持ち上げる。
今ので中が急に締められ、突っ込んだ性器が早くも限界を訴えだした。

「くら…ッ今のは、あかんて」

「やっ…て…あッも…ちか、ら…入ら、へん…ふあ!あんッ」

強すぎる衝撃に耐えてはいるものの、変わらず締めるそこに射精感は募っていく。
まだ余力があるのか、それとも無意識なのか、蔵がわずかに腰を振っている気がする。

「ふあ!あっひ…あん!あぁ…け、や…けんやぁ…っ」

「…っあ…出すで…!」

「ひゃあぁ!あッ…せーしだし、て…!なか…いっぱい…ぃ…ああぁあん!!!!」

我慢できずに激しく突き、蔵の中の一番奥に精液を注ぎ込んだ。
ガクガクと震えながら、蔵のそこは美味しそうに精液を飲んでいった。
中に全部入ったのをしっかり確認してから引き抜くと、蔵は完全に床に崩れた。

「はぁ、くら…」

「あぅ…は…ぅ…ん…」

「…満足した?」

「ま、だ…ほし、い…」

「ちょお、飯行かせろや」

「や…っ放送、始まるまででええから…ッ」

蔵は涙ぐんで必死にお願いしてくる。
こうなってしまったらもう仕方がない、と俺は蔵を押し倒した。
もう蔵を満たすことができるのは俺だけなのだから、そうやって俺だけを求めていればいい。
俺だけの蔵でいてくれるなら、またたくさん注いであげよう。
蔵は嬉しそうに俺の首に手を回した。














――――――

謙蔵はなんか汚せないとかいいつつがっつりエロいの書いてしまった。
えっちな病気ってなんだよ\(^o^)/


表紙