謙光短文2

「うわー降ってきおったなぁ」

「髪おちるんで嫌っすねー」

「せやなぁ…」

「はぁ…」

「………」

「?…なんすか」

「いや、傘持っとるなぁ思て」

「謙也さん、忘れたんすか?」

「いや、あるで?」

「じゃあなんすか」

「ん、まぁ…その…」

「はっきり言うてください」

「……お、俺の傘に、一緒に入らへん…?」

「…………いやっすわぁ」

「なんでや!?」

「濡れるやないですか」

「…う」

「俺、雨に濡れるの嫌なんすけど」

「うぅ…」

「ああ、ちょっとやったら入ってもええですよ」

「ほんまに!?」

「そのかわり、ぜんざいで」

「……かわいない…」

「なんか言いました?」

「いーや!」

「ほなら、帰りましょか」

「…!(うわー光近いしー!)」

「……何ニヤニヤしとるんすか」

「ニヤニヤなんてしとらへんよ!」

「キモいっすわぁ」

「うぅ…」

「はー…」

「すまんなぁ…肩ぶつかるし、狭いよな…?」

「ああ、別に…」

「ごめんな…」

「…………もうちょい、近くてもええですよ?」

「え、え、え」

「あ、勘違いしないで下さいね。近づかんと二人して濡れるんで」

「…光」

「な、なんすか」

「めっちゃかわええ…」

「うっさいっすわ!///」





――――――

ちょっとデレた!
四天相合い傘ネタ、シリーズ化しそうだ。
きっと光の顔は赤くなってるんだろうな。
相合い傘って、近すぎてお互いの顔見れないよね!
きっと光、顔真っ赤だよ!
外側向いちゃうんだろうなぁ…。
でも謙也は内側向いてニヤニヤしてそう。
まだ梅雨じゃないのに、こんなんばっか妄想してすんませんwww
とりあえず、次ちと蔵書きたい。