(1/2) 渡る世間はクズばかり@【前】 夕方、僕はおそ松兄さんに頼まれたものを買いにアダルトグッズのお店に来てたんだ。 今日はみんな出払う予定だし、さっさと家に帰って、おそ松兄さんとのえっちで使いたいなー。 なんて思いながら会計を終えて店を出ると、突然、後ろから肩を捕まれた。 知り合いかと思って振り向くと、全然知らない中年男性がニヤニヤしながら話しかけてきた。 「ねえ、大丈夫?」 「は…はい…?」 40歳後半くらいだろうか。 この人、店内で僕のことすごく見てた人だ。 やたら目が合うし、なんか目の動きが全身をなめ回すような感じで変な人だなとは思ってたんだ。 だけどまさかいきなり話しかけられるとは思ってなかった。 しかしこの人、鼻息荒いし、そっちが大丈夫かよって言いたくなる。 「体調、悪そうだね」 「いえ…」 とはいえ、本当は身体がすごくダルい。 それと言うのも、おそ松兄さんのせいだ。 でも、これは僕も望んでることだから仕方ない。 後でおそ松兄さんに、よくできたねってご褒美貰うためだしね。 「…ねえ、もしかして中におもちゃ入ってるでしょ?」 「え…っ、」 「動きでわかるんだよねー。ねえ、バイブかな?ローターかな?」 言い当てられて、心臓が一瞬浮いたようになって、うるさく鳴り出した。 ああ、どうしよう気付かれちゃった。 そう、僕の中には、家を出る前におそ松兄さんに入れられた太いバイブが埋め込まれて絶えず振動している。 僕が動くとイイところに当たっちゃって、つい反応してたのを、この人は見てたんだ。 「こっちにおいで」 そう言って、おじさんは僕の手首を強く握った。 きっとどこか人気のないところへ連れて行こうとしているのだろう。 まさかこんなことになるなんて、早く逃げなきゃ犯される。 でも、必死に振りほどこうとするも、力が強すぎて逃げられない。 どうしようどうしよう。 僕はもうパニックになって、額から嫌な汗が出始めた。 「や…っ、僕、お家に帰らないと…」 「でもそのままじゃ辛いでしょ?」 そうだけど、でも家でおそ松兄さんが待ってるから早く帰りたいんだけど。 家を出たときからもうずっと勃ったままだし、一刻も早くこの熱をどうにかしたい。 出したい、早くしたい。 「家まで待てるの?そんな状態で?」 そう問われると、僕は思考停止してしまった。 早く精子を出したくて、おちんちん挿れて欲しくてたまらないのに、そんなこと言われたら。 「ま…待てないです…」 涙目でそう訴えると、おじさんは人の良さそうな笑顔を浮かべると、僕の手を優しく引いた。 →→→ |