健康グッズの間違った使い方 最近、肩こりがほんまに酷い。 新聞部の仕事が多くなってきたこともあるし、大会近くなってきて資料まとめたりやることいっぱいやったり、とにかく机に向かうことが多くなったからやと思う。 せやから、通販で電動マッサージ機を買うたんや。 なんでか防水て書いてあって意味わからんかったけど使い心地よくて気に入っとる。 「し、白石…」 「ん?なんや?どないしたん?」 ベッドに腰かけた千歳は、近くに置いてあったそれをみてむっちゃびっくりしとる様子やった。 「こ、これどげんしたと?」 「へ?通販で買うたんやけど」 「そっか…」 なんやろ、顔が赤くなってきとるような。 隣から顔を覗き込んでみても、電動マッサージ機真剣にみつめとるばっかや。 「白石は、これ使ってしとると…?」 「あー、せやなぁ最近は毎日愛用しとるなぁ」 「毎日…!」 なんやその反応。 毎日肩こり解すのに使っとるだけやん。 そんなびっくりすることなんか? 「まあ、ちゃんとしたのは買えへんかったけど、これでも使い心地もええし、結構気持ちええよ?」 「なっ、なっ…」 やから、なんやねんその反応。 そりゃ普通のに比べて小さいけどちゃんと機能するんやで。 持ちやすいし、邪魔にならんし。 あ、もしかして使いたいんかな。 「なんだったら千歳も使てええで?」 「よかと!?」 「え、うん」 それを千歳に手渡すと、使い方がわからんって言うたから使い方教えたったけど、一番強いのが気持ちええって言うたらえらい顔赤くなったのが気になった。 「な、なら使うとよ…」 「おん、ええよ」 頷くと、千歳はスイッチを入れた。 なんや生唾飲み込んどるけど大丈夫か? そない緊張せんでも、ええのに。 そう思ったら、千歳はあろうことか俺の耳にそれをあててきた。 「ひゃ、う!な、なんやねん!」 「なにって、こーゆープレイ?」 「はぁ?なんでそうなるんや!使い方ちが…んんッ!」 また耳にあてられて、肩がびくってなった。 使い方間違うとるって。 そう言いたいのに、背筋がぞくぞくして何も喋れへん。 「ちと、せ…っ、や、やめ、ぇ…」 「ばってん白石、気持ちよさそうばい」 「や、ちが、あっ、んん…」 「白石、一人でしとるときもこんななっとると…?」 「は…っあ…、な、なってへんわ…!」 パシッと千歳の手をどけて睨む。 肩解すのに使うのに、普段からこんななるわけないやろ。 「そもそも使い方ちゃうし」 「あ、そっか」 「せや、それはなぁ…」 「乳首に使うと?」 「は?え、や、ちょっ、あ、や…っ」 服の上から乳首にあてられたそれが振動する。 なんやこれ、じんじん痺れる。 座っとるのに耐えれなくなった俺はベッドに倒れこんだ。 「んん、ぅ、…っ」 「あは、乳首たっとるね」 「ひ、っ、んん…、」 服の上からでも、ぷくって膨らんどるのがわかる。 恥ずかしい、こんな立っとるなんて。 しかも、弄られとるのは上だけやのに、下まで変な感じしてきた。 「気持ちよかと?」 「…っ、よおない、し」 「んー、嘘はよくなかと」 「嘘やない…あ!ぅ、ふあ、」 ただでさえ振動しとるのに、一番強くしてぐりぐり動かしてきた。 いきなりやったから極力抑えとった声も出てしもた。 「んんッ、あ、あ、や、あぁ、あか、ん、っ、」 「素直やなか白石にはお仕置きばい」 「っあ!や、ぁ、っ」 押し付けられたり、かするくらい焦れったくされたり、緩急つけられたらなんや変な気分になってきてしもた。 もう下半身が落ち着かん。 こっちも触ってほしい。 「もじもじして、どけんしたと?」 「っ、ここ、苦しい」 「それで?」 「こ、ここ…っ、さわ、て…」 どうしてほしいかなんて、わかっとるくせに。 もう、触ってほしい。 直接、ちゃんと。 膨らんだそこを撫でると、固さが増して膨らみが大きくなった。 「おねだりまでして、やらしかね…」 よかよ、って千歳は俺の下半身の衣類を全部脱がせた。 苦しいのから解放されたけどまだ下半身は熱いまま。 出さないとあかんみたいや。 「あ、こうしたら気持ちよか?」 ふいに千歳は思い付いたように俺の足を持ち上げた。 アナルがみえる状態にされて、まさかと思った瞬間、振動し続けるそれがあてられた。 「ひッ!ぃあ、あ、や、ぁん!」 なんやこれ、今まで感じたことない感覚がする。 ぴりぴりして、へん、変や。 「あ、ぁああっ、あ、んあ、あ、っ」 「とろとろな顔しちょるよ。気持ちよかと?」 「あんっ、きもち、いっ、ひぁぁあ…っ」 気持ちいいのは確か。 けど中まで振動は届かへん。 そこやなくて、もっと奥まで欲しい。 これ、逆に焦れったくて苦しい。 身体の中心が疼いて、びくびくして、腰が揺れる。 「ちと、せ…っ」 「ん?なんね?」 「ぅ、あ、はぁ、ああ、あ…ッ」 そんな、押しつけられたら余計焦れったいやんか…! もう出したい。イキたい。 我慢汁もとろとろ溢れてきとるのに、イキそうな感覚がしとるのに、でも何かが足りなくてイけんのがほんまに辛い。 はやく、出したい。 「っ、ち、ちとせの…っ、ほしい…!いれて、もうがまんでけへん…っ、ほしい、」 「ふふ、白石はほなこつやらしかね」 俺をやらしくしたんは誰やねん。 しゃあないやんか、こんな、焦れったくされたら。 「んんーッ!!」 奥の奥、疼いてしゃあなかった身体の中心まで千歳ので満たされると、大きさに慣れようとしとるんか中が拡がっては勝手にきゅうきゅう締める。 その度に千歳の形がわかって、やらしくて、きもちいい。 「白石の、締めてきてよか具合ばい…そんなにこれが欲しかったと?」 「あ、ああ、あ、んっ」 「むぞらしかね。…あ、」 「な、に…?」 千歳は何か思いついたように放置されとった電動マッサージ機を振動させて、俺の前に持ってきた。 そして、我慢汁でべたべたの俺のにあてた。 「ひっ、あっ、やあっ、や、ひあっ」 「あ、なか、すごか…」 「んあっ、やめ、あ…っ、や、あ、きもちぃ…っ、ああああッ」 中もイイとこばっか突かれとるのに、そんなとこぶるぶるされたらもう…あ、あ、イキそう…っ 「でっ…る、ふあ、あ、でるっ」 「ん…、イッてよかよ、俺も限界」 「あ、あッ、や、ああ…あ…っ」 一瞬、頭ん中が真っ白になるくらい気持ちよくなって、びゅくびゅく射精した先には俺の電動マッサージ機。 イク寸前に引き抜かれた千歳のも、それにかかってしもて見事どろどろに汚れてしもた。 「ちょっ、どこかけとんねん!」 「あはは、すまんばい」 笑っとる場合やないて。 気に入っとったのに、こんななってしもて。 うう、べたべたや。 「あーあ、千歳のせいで、これ使えへんくなったわ…ほんま最悪」 「なして?」 「やらしいことに使たもん使えるわけないやろ、アホか」 防水やから洗えばええかもしれんけど、やっぱ嫌やろ。 地味に値段したのに、ほんま勿体ないことしたわ。 「そんなら、これはもう白石を気持ちよくするための小道具でよかとね」 「はっ?」 「これ、ほんとはやらしいことに使うグッズばい。問題なかとよ」 ん?え、これそうなん? 今初めて知ったんやけど。 あれ、そういえば、これ買うた人にはこれもオススメみたいなとこに、やらしいグッズばっか並んどったような。 防水て、そういうことか。 使い方間違うとったのは俺ほうやったんか…! 「はぁ…もう好きにしてや」 もう、いろいろ恥ずかしすぎる。 勘違いして使とった自分も、ちょっと気持ちよかったことも。 でも救いなんは、これ買うたのが店頭やなくて通販やったってことか。 ―――――― 2012.5.15 書きたくてしょうがなかった健康グッズでえろえろなちと蔵(笑) 書けて満足です^^ 戻 表紙 |