(………)

授業中、ケータイのバイブ音に気づいてメールをみる。

From:財前光
Sub:授業中すんません
次の時間、図書室でサボるんで
謙也さんもサボりませんか

光からのサボりのお誘いや。
まあ、サボりが目的かどうかはわからんけど。





library





図書室の扉を開ければ、すぐ正面に光がおった。
光は図書委員やし、しかも今週は当番やから当然図書室の鍵を持っとる。
せやけど、これはさすがに職権乱用っちゅーやつとちゃうか。
やってこれからここでやらしいことするんやから。

「付き合わせてすんません…」

「ええよ、」

扉を閉めて中に入れば、いきなり光が抱きついてきた。

「どないしたん?」

「……俺、今むっちゃやらしい気分なんです…」

「うん、知っとる」

「せやから、その…したいです…」

「したいって何を?」

「……えっち…」

よく言えました、って頭撫でてやれば、目を細めてうっとりしたような表情になる。
図書館でえっちしたいやなんて、やらしい子や、ほんま。

「謙也さん、これ使てください…」

光がおれに差し出したのはガムテープやった。
たぶん、図書室の備品やろ。
それをそういう使い方してほしいなんて、とんだ淫乱図書委員や。

「ほら、後ろで手組みや」

「はい…」

俺に背を向けて、こっちをちらちら見とる。
かわええ。
はよして欲しいのがわかって、すぐに組まれた光の腕にガムテープを巻き付けたる。

「謙也さん…」

「ん?」

「……あの…その…」

急にもじもじし出した光の股間に手をやると、もう苦しそうなくらい勃起しまくっとるのがわかった。

「縛られて興奮したん?」

「う…」

「触って欲しいん?」

「は、はい…」

ガムテープがとれんように何重にも巻いて、光を正面向かせる。
ズボンが膨らんでテントつくっとるのに目がいってまう。

「なあ、なんでこんな興奮しとるん?」

「あ、朝、廊下ですれ違ったやないですか…」

「せやな」

「そんとき、謙也さんのにおいして…」

「ふうん…俺のにおい嗅いで興奮してしもたんや。変態やんな」

「はい…ごめんなさい…」

縛られて「変態」とか言われて嬉しそうに頬赤くしとるヤツなんてそうそうおらんのとちゃうか。
むっちゃたまらんっちゅー顔しとる。

「あーあ、ズボンに染みつくって…ぐしょぐしょやんか」

「ひ、あっ、あぅ…、」

股間を掴むように揉んでやると、さっそくよがり声で鳴きだした。
まだズボン越しやのにこないにええ反応しよって。
直接やったらすぐイクんとちゃうか。
そんなこと考えながら光のベルトを緩めてズボンを下ろすと、先走りで光るちんこが顔を出した。

「きったないなあ…」

「ご、ごめんなさい…」

恥ずかしそうな表情とは裏腹にちんこは物欲しそうに震えとって、思わず笑いそうになった。

「これローションいらんのとちゃうか?」

「んっ、あ、ああッ」

先走りを先っぽに塗りたくって、そこばっか触ってやる。
そうしたらもっといっぱい出てくるから気持ちよくてしゃあなくなっとるらしい光は、身体をくねらせてええ声で鳴く。

「あああ!や、あかんです…っ、そこばっか…っ」

「ん?ああ、先っぽの中が好きなんやったっけ?」

「ひあああッ!ふああ、あ、やあ…っ」

尿道に爪を突き刺して引っ掻いてやれば、正直な身体はすぐに反応した。
はしたなく先走りがどんどん溢れてきて、裏スジを伝う。
尿道なんか痛いだけやのにこないに感じて、やらしい身体や。

「けんや、さ…あかん…あし…っ」

なんやろと思って膝を見れば、今にも座り込んでしまいそうなくらいガクガク震えとった。

「なんや、もう立っとれんの?」

「あ…あか…むりです…っ」

「…ほんなら、机行こか」

机に移動した途端、光は上半身を机の上に倒した。
ズボンがずりさがって、尻が丸見えや。
その白い尻の間を割るように、さっきの先走りを絡めた指を入れてやる。

「ひあ、や、あん…っ」

「するするって入るなあ」

「やや、ああ…っ、」

二本、三本と増やしてもまだ余裕や。
尻に指突っ込まれて悦んどる光は、もう尻の穴をヒクヒクさせてさらに指を飲み込もうとしとる。

「け、けんやさん…っ」

「ん?」

「はよ、ください…っ」

「もうええの?」

「あ、はい…も、おねが、やから…いれ、て…がまんでけへん…っ」

「せやなあ…」

「けんや、さぁ…おちん、ちん…ください…おねがい、します…っ」

両手が使えん光は、机の側面に自分のちんこを擦りつけるみたいにもぞもぞ動いて、涙ぐんだ目でこっちに訴える。
その目線にぞくぞくする。
正直、俺もヤバイ。
やらしいなんてもんやないわ。

「けんやさん…はよ、ください…はよ…」

「そう急かすなや」

ゆっくり、焦らすように俺はベルトを緩めた。
俺のが欲しくてたまらん光は、ただ尻をヒクヒクさせながら俺のちんこを誘うばっかや。

「はよ、おねが…っ、ください…、ほしいです…っ」

俺がようやくちんこを出せば、半泣きでそう言うた。
それがむっちゃ可愛かったから焦らしプレイはそれくらいで、先端を尻の穴に押し付けてちょっとずつ挿入したった。

「ほら、光の大好きなおちんちんやで」

「ふああっ、あ、あああああっ!!」

焦らしに焦らされて限界やったんか、挿れた瞬間に光は射精した。
イッとる最中にも関わらず、中の痙攣がむっちゃ気持ちよくて俺は腰を進める。

「ひああっ、あ、まだ、あかぁ…」

「まだあかん?俺の都合に合わせろや」

「や、ややあっ!そ、な、おく…っ、あか、いたっい…っ」

「あれ?これぐらい奥のがええんやなかったっけ」

「あああっ!いた、いたああっ」

痛いとか言う割りに締めてくるし自分から腰動かしてくる。
ドMやんな。

「痛いのが、ええんやろ」

「あッ!え、え、です…っ、もっと、痛くて、ええです…から…っ」

そんならもっとしたる。
一気に一番奥まで、全部挿れてむちゃくちゃに腰振ったった。

「あああ!!謙也さ、の、おっき…っ、ああぁ…」

「光ん中は緩いわー」

「ごめ、なさ…あ…、きもち、え…っ」

けしかけたら、きゅうきゅう締めてきた。
あ、もうあかんかも。
気持ちええ。

「も、出すで…っ、どこに出してほしい…?」

「なか、なかにください…っ」

「いっちゃん奥な、ちゃんと溢さず飲むんやで」

「はい…っ、がんばります、から、なかに…いっぱいください…っ」

「ん、イクで…、」

「ふあ…っ、あッああああっ!ああ、あ、あつ、なかあ…あぁあああ…ッ!!!!」

俺が光の中にぶちまけるのと同時に、光も床に精液を吐き出した。
すぐに中からちんこを引き抜くと、光は尻をキュッと締めて精液が漏れないようにして飲み込んだ。

「よしよし、えらいで」

「あ、あ…けんやさんので、いっぱいれす…」

「あれ、ちょっと漏れとるんとちゃう?」

「え…、あ…や、いややあ…」

締めても締めても、俺の精液は尻から逆流してボタボタ床に染みをつくっとる。
これはお仕置きせなあかんなあ。

「あーあ、ほんま緩いケツやな。まだ出とるやん」

「ごめんなさい…、」

「しゃあないなあ」

辺りを見回せば、丁度ええもん見つけて、俺は受付に向かう。
ペン立てにあるボールペン、それを四本持って光のとこに戻る。

「けんやさん…?」

「こないに緩いケツは詮するのが一番や」

「な…っ、いや、やです!や、あああっ!」

グリグリボールペンを二本突っ込んでやる。
それでもまだ出てきとったからまた二本突っ込んだら、光は足元から崩れ落ちた。

「はあ…はあ…、けんや、さん…これ…」

「ん?ああ、ガムテほどいてほしいん?せやけど次の時間終わったら迎えに来るから、それまでそうしとり」

「なんで…っ、いや、やあ…ひとりにせんといてください…っ」

「俺のこぼして床汚した光が悪いんやろ」

「や、けんやさん…っ、いややあ…」

「鍵は借りてくで」

「けんやさん…やや、けんやさ…っ」

涙目で俺を見る光。
ガムテープを解いて欲しい、ボールペンを抜いて欲しい、放置しないで欲しい、って考えとるんやろな。
それでも俺が図書室を出る寸前、光の口許が緩んどったのは見逃さんかった。
きっと本心は、もっと虐めてほしくてしゃあないんや。
そういうやらしい子ってわかっとるから、俺もつい虐めてまうんやけどな。
いややて泣く光に背を向けて、俺は容赦なく図書室の扉を閉めた。















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2011.4.24
まさかの謙也さんがちょっと鬼畜になってしまったんですけど…大丈夫ですかね…?
そして拘束+放置プレイまで加わってしまってすいません…!
夜咲さまリクエストありがとうございました^^

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