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「反省しとるんやったら、そのまま溢したの舐めや」

「は、はい…」

強く言われて、仕方なくお尻を突き出したままの体制で下がる。
精液独特の臭いが鼻についたけど、白石部長に上から睨まれて恐くて、息を止めて犬みたいに自分の出した精液を舐めた。
埃っぽくて不味かったけど、俺が悪いんやからしゃあない。
ちゃんと床が綺麗になるように舐めとったら、白石部長が頭撫でてくれた。

「う…ふ、ぐ、…うう」

「ええ子やな」

苦くて青臭くてとにかく不味かったし、咽て吐き出しそうになったけど、白石部長が頭撫でてくれたんが嬉しかった。
せやから俺は頑張って自分の精液を飲み干した。
それを見て白石部長は満足そうに笑って、またナデナデしてくれて、俺もつい同じように笑ってまった。

「よし、ほな次の課題や。今日は上乗ってもらおかな」

「上…?」

白石部長はジャージの上着を床に敷いて寝転がった。

「せや。今日は下の口使ったご奉仕指導するから、ここに跨がってや」

そう言われて、大人しく白石部長の腰に跨がる。
お尻に何か固いモンが擦れとるのがすぐにわかった。
はよ楽にしたらなアカン。

「自分で入れれるか?」

「は、い…」

すっかり勃起した白石部長のを取り出して、ゆっくり腰を沈めた。
まだバイブのせいでお尻がじんじん麻痺しとるし、拡張してもらったから痛いとかはなくてスムーズに入ってった。

「ん…全部入ったで」

「ほんま、ですか…?」

「うん、ほらこうやって動いてや」

「ん、んぅ…っ、あ、あ…」

言われたとおりに、前後に腰を振る。
最初はゆっくりやったけど、だんだん慣れてきて、いっぱい腰を振った。

「さすがやな、上手やで」

「あっあ!ひんっ、あぁあん、ふあッ」

よかった、ちゃんと気持ちよおなってもらえとる。
けど一安心するのも束の間。
白石部長はまた指示を出してきた。

「足上げて、繋がっとるとこ見せてや」

「ん…こうですか…?」

俺は膝を畳んで、繋がったままの体制で足を広げた。
たぶん、白石部長からみたら結合部が丸見えでさぞかしやらしくてええ眺めなんやろな。
やって白石部長、満足そうに笑っとるもん。

「上下に動ける?」

「ん…っ、あ、あ…」

そのままの体勢で後ろに手をついて足を床につけて、今度は上下に出し入れする。
相変わらず恥ずかしい部分は丸見えやし、足はつりそうで辛い。
せやけど白石部長に気持ちよくなってほしいから頑張らな。

「きもち、ええですか…?」

「むっちゃ最高やで」

「よか、た…っあ、おれ、も…あん、あ…っ」

自分で動いとるのに気持ちええなんて、ひとりえっちしとるみたいや。
白石部長を気持ちよくさせなあかんのに俺まで気持ちよおなってええんかな。
喘ぎ声もさっきから出まくってるし、飲む暇もない唾液が白石部長の腹にだらだら垂れとる。

「はあ、んあ、ああ…」

「ヨダレまで垂らして、そないに気持ちええん?」

「は、い…きもひいれす…っあ!や、ぶちょう…!」

部長も下から突いてくるなんて反則や。
じっとしとって、俺に任せてくれたらええのに。
けど、酸欠でくらくらする頭でよく考えたら、白石部長が動くってことは俺がちゃんと気持ちよおできとらんっちゅーことやって気づいて、胸が変に波打った。
そうや、俺が下手やから白石部長が動いてるんや。
やっぱ俺には才能ないんかな。
悔しくて鼻の奥がじーんてしてきた。

「財前?どしたん?」

「すみ、ませ…俺、へたで…」

「ええよ、最初はこんなもんやで」

「ひうう!あ、ごめ、なさ…あう、あん、あっ!」

俺が頑張って動いたときよりも、何倍も速いスピードで動かされて、はちきれそうなほど勃起したちんこから我慢汁が溢れ出した。
こんなに動かなあかんのや。
こんな激しく動いて、ようやく白石部長は気持ちよおなるんや。
感覚を身体に覚えさせるように、俺は必死に意識を下半身に集中させた。
そしたら中がめっちゃ気持ちよおなって、白石部長が俺の反応を感じ取ったようにそこを何回も擦りつけてきて、あっという間に絶頂がやってきた。

「ぶちょ、い、きます…っでる!ああッ」

「早すぎやろ、俺はまだやで」

「ごめ、なさ…あ…むりっ、でるっあああん!でます…ッ」

「しゃあないなあ…」

「…ふああ!あああ、や、はげし、ぃ…ひいん!!」

速すぎてついていけへん。
腰を動かす余裕なんかなくて、俺はもうただひたすら喘ぎながら揺さぶられるしかなかった。

「イク…!ぶちょぉ…っイキます!!あああッでてまぅぅ!」

「ん、イクで…!」

「ああんっ!でる!ひぐぅっ、あ、あああん!!!!」

中でちんこがびくんびくんして、今日は白石部長の精液が全部俺の中に出された。
その欲求を受け止めたのと同時に、俺はまた前触ってないのにイって、精液をどろどろ溢した。

「次期部長が早漏なんて聞いて呆れるわ」

「……っ」

「次は我慢できるように練習せなあかんな」

「はい…」

白石部長の腰から降りて、溢したものをティッシュで拭った。
俺の汚い精液で白石部長のお腹を汚すなんて、最低や。
今日はもう、なんちゅーかほんま役立たずや。

「部長…すみません…」

「なにがや?」

「ちゃんとできなくて…」

「ああ、ええよ。来年までに上手になってくれたらええから」

「はい…」

来年までに。
白石部長が俺にこんなことしてくれるのも今だけなんや。
来年、俺が失敗したら誰もフォローしてくれへんのやから、今のうちにしっかり勉強せな。

「あ、次はテストするからな」

「テスト?」

「うん。せやから、ちゃんと予習復習しとくんやで」

白石部長は鞄から一冊の本取り出して俺にくれた。
みたところ女性向け雑誌みたいやったけど、ペラペラめくってみてびっくりした。
中身はほとんど、「彼氏をフェラでイカせる方法」やとか「上手な腰の使い方」やとかそんな特集ばっかやった。
こんな恥ずかしい雑誌を、白石部長は俺のために買うてきてくれたんや。

「部長、俺頑張りますね!」

「ん、頑張ってや。期待しとるで、天才財前くん」

「はい!」

やっぱり、この仕事を2年やってきただけあって白石部長は上手い。
どこをどうすればイカせられるかわかっとる。
今日は完璧役立たずやったから、俺もはよそんなふうにならなアカン。
さっさと着替えて部室を後にする白石部長を見送って、俺はいつもどおり1人で後処理を続けた。















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2010.12.2
相変わらず好き放題趣味全開で書きました^^
雑誌は恐らく白石のお姉さんの部屋から勝手に盗んできたんでしょうね。
もっと白石を変態にしたかったorz


表紙