もしも氷帝の皆がオタクだったら 「ねーねー、跡部ー、今までに泣いたことのあるアニメって何?」 「アーン?俺が泣いたことのあるアニメだって?んなもんあるわけ――」 「あるよねー跡部、泣きすぎて泣きぼくろあるんだもんねー?僕知ってるよ。」 「ほー、やっぱり跡部の泣きぼくろにはそんな意味が…でだ。何に泣いたのかね?」 「………椿崎、テメーは何に泣いたんだ。」 「あ?私?…私はー…コードギアスR2の最終回…。」 「あー!俺も俺も!毎週見てて最後泣いたぜ!!」 「おお、岳人!君もか!!泣くよね!あれは泣くしかないよね!!」 「クソクソ!最後ルルーシュは幸せになるのかと思ったらあれだぜ!?」 「禿同だよ!!私なんてあれだよ!?第一期見ずに二期がリアルタイムで見れるやって思い、同時期に第一期を見ていたのね!?一期の結末は知ってたけど細部までは知らなかったから。 そしたらだよ!?幸せになると思ったのに、結末があれだよ!!悲しすぎて第一期全部見れてない!!」 「ちなみにどこまで見たんだ?」 「え?シャーリーのお父さんがお亡くなりになってしまう所までですが?」 「え、そしたらマオやユフィのシーン見てねぇのか!?」 「見たい!!激しくみたいんだ!!だけどこの後あんな結末が待ってる人の辛いところなんて私は見たくない!!」 「俺はねー!ギャグ漫画日和だC!!」 「……ジロー、それは別に意味で泣けた話だよ。」 「えー?そうなの?でも泣けるよー。笑いすぎて。」 「ダウト!!ジロー、でもそんな君が好き!」 「んー、俺は撫子よりも魅音が好きー。」 「グハッ、二次元に勝てるわけない!!」 「撫子ー、魅音のコスしてほしいC。エンジェルモートの制服着た。」 「出たー!!ジローのセクハラ!セクハラだ!!」 「だいじょーぶ、跡部にもう準備してもらってるから!あとは撫子が着るだけだC!」 「ドルァ!跡部!!ジローをあれほど甘やかすなって言ってんだろうが!!バカか!バカか!!アホ部か!!」 「アーン?俺がいつジローを甘やかしたって言うんだ?」 「現在進行形で甘やかしてんだろうが!!なにポイポイコス衣装買ってんだよ!!金にモノを言わせ過ぎだ!! この前なんか忍足にまどマギの主要キャラの衣装買っただろう!!私の所に回ってきたぞ!!」 「でもお前は着たんだろ?」 「ああ!着たさ!!めちゃめちゃクォリティの高いものだったんでなぁ!!三割増し写真写りがよくなったわ!!体のラインも綺麗に出てよぉ!!」 「勿論だ。俺様がオーダーしてやったんだ。高級品かつ高スペックに決まってんだろう。 サイズはジローと向日に聞けば一発だしな。」 「なん…だと!?いつも抱き着いているつけが回ってきたか!!ならば今度から宍戸に抱き着くことにしよう。だって宍戸は純情ボーイだからな!そういう雑念は無いはずだぜ!!」 「なっ、おまッ俺に抱き着いてもメリットねーだろうが!!」 「メリットならあるね!!長太郎と宍戸の間に割り込む私、これはもう泥沼フラグじゃねーの!!」 「止めてくださいよ!椿崎さん!!」 「フラグ!フラグ!!」 「椿崎テメェ!煽んな!!これ以上煽るならこっちだって考えがあるんだぜ!?」 「考えを聞こうではないか?」 「……お、お前のサイト晒す、ぞ…?」 「てんめぇ!宍戸、そんなことしてみろ!!テメーのピーにピー話を実名で書いてノンフィクションですって書いて3chに投稿するぞ!!タイトルは『俺の友達にガチが居た』つって!」 「なッ!?それは勘弁してくれ!3chに行けなくなっちまうだろうが!!」 「まぁ、私がやらなくても滝が後悔させてくれると思うけど。」 「そうだねー。撫子の文章は読んでて楽しいからそんなサイトを晒したら…んー、…宍戸の家のネット環境を一生閉ざしてあげるよ。」 「やらねぇから!!やらねぇから!!」 「いやー、流石滝様。的確。」 「撫子も僕を題材にするようなものを書いたらこうなるから。」 「ハイ、肝ニ命ジテオキマス。」 「そう言えば椿崎さん、先日うpしていた歌ってみたの動画。サビの盛り上がりの部分、ずれていましたよ。」 「グ…じ、実はワザとで…。」 「ずれてましたよ?」 「…申し訳なかった。その場のノリとテンションで編集してそのままうpしました。お耳汚し失礼ました!!」 「別に俺はいいんですよ。恥ずかしくないし、でもうpした椿崎さんは恥ずかしいですよねー。きっとコメには?マークが乱舞して、荒しさんが居るんでしょうねー。」 「わぁああ!!鳳!今度から録音する時は居て!それ以上私の心抉らないで!!」 「いいですよ。条件として宍戸さんに抱き着かないで下さいね。」 「了解いたしましたぁ!! …宍戸よ、愛されてるな…。」 「……言うな…。」 「椿崎さん、ついでに聞いときますけどボカロの和風でいい曲知りませんか?」 「えー?和風で良い曲?……たくさんあるからggr。」 「椿崎さんのお勧めでいいです。」 「日吉だと…下剋上(完)は欠かせないな。後は、修羅ノ庭…とか?まだまだあるけど今は自重。またメモでも書いて渡すよ。」 「はい、ありがとうございます。」 「やけど、日吉ー。初心者やからって撫子に聞くばっかりせんと、自分で発掘するんも大切やで?ボカロの和風曲ならタグあるやろ。」 「残念ながら俺にはパソコンの前に張り付く時間が無いので。親と共用のパソコンですから建前づくりが大変なんですよ。」 「さっさと自分のパソコン買えばええやん。」 「それをどういった理由で買う気ですか?俺は忍足さんみたいに家族にもオタクだとはカミングアウトしていないので。」 「じゃぁ私が日吉の親に『どうかこの子にパソコをお与えください!』って言ってあげようか?」 「俺の一生の恥になるので止めてください。そんなことをしたら、椿崎さん…おちるまで技をはめます。」 「そんなことをしてみろ。私はパソコを持って戦うぞ。とりあえずモブ×日吉を書いて後輩に配るぞ。」 「そんなことをしたらその手、粉砕してあげますよ。大丈夫です痛くしないようにしてあげますから。」 「粉砕してみろ。残念ながらこの世には音声入力と言うものがあってだなぁ!!」 「……。」 「………。」 「はいドロー。喧嘩両成敗や。これ以上続けるんなら俺がコラを作って晒すでー。」 「すっこんでろ忍足。」 「口出ししないで下さい忍足さん。」 「ハイ…。」 「でもいい加減にしてねー?僕、争いごと嫌いだから。」 「え?」 「え?なに撫子。」 「いや、べッべつに?」 「フーンそういえば跡部、君ってどんなアニメで泣いたんだっけ?」 「な、お前ッわざわざ話題を蒸し返してんじゃねーよ!!」 「あぁ、そう言えば…で、跡部、なにで泣いたことがあるのさ?」 「せやせや渋っとらんで言いや。ゲロって楽になりや。」 「………………………………ク…。」 「…ク?」 「………クレヨンしんちゃん…。」 「グハァアッ!?」 「ど、どないしたんや撫子!!」 「い、今…激しく、跡部に萌えたぁ…ッ、なんなの、クレヨンしんちゃんで涙腺崩壊するのは当たり前じゃないか!!私だって戦国時代と大人帝国は目からダムだよ!! それを恥ずかしがってる跡部萌え!カミングアウトする時に目を逸らして頬を赤く染める跡部…萌えッ!!」 「……撫子の萌えポイントが謎やわ。」 「よし、皆で跡部の家のプチシアターでクレヨンしんちゃんの映画オールナイトしようぜー。」 「「「「賛成ー。」」」」 ――――――― 500000hit企画第28弾 山風様リクエスト「テニスの青春パラレルでオタク化したキャラと主で会話する話」でした。 こんな感じでよろしいでしょうか? 登場人物はこれ以上多くできませんでした。 補足としては、日常のgdgd感を目指しました。 gdgdは仕様です。と、言ってみる← すみません、本当にすみませんoyz [mokuji] |