青春デストロイ!? | ナノ





青春デストロイ!? 第218話


寝て起きて、合宿最終日がきた。

荷造りをする。
そして一度集まる。

締め括りだ。
撫子が主催として締めの挨拶をすることに。

「えー…参加したみなさん、楽しんでいただけたでしょうか!!
私自身はいざこざはいくつかありましたが、生まれて今までこんなに楽しいことをしたのは初めてでした!!
これから三年生は受験勉強。二年生は三年生が抜けた穴をしっかり埋めるように頑張って。
以上、…解散!!」



「あー…本当に終わってしまった。
マネージャー…務めきった俺スゲェ。」

始めはこんな展開になるなんて思いもしなかったよ。
引退…寂しいっちゃ寂しいけど遊びに行くし。

「「「撫子さん!!」」」

少しの間引退と言う余韻と感傷に浸っていると声をかけられた。
赤也と財前とリョーマだ。
天使組ktkr。

「おぉ、なんだい?」

「もう撫子さんに会えなくなるんすか!?」

「んー、かもねぇでも誘われれば私遊びに行くよ?」

「じゃぁ毎週誘うっす!!」

「や、それは勘弁。」

「撫子さーん、また実況のコラボしたいっす!!」

「だねー、今度は赤也君がゲームチョイスしていいからねー。」

「了解っす!!」

「撫子さん、今回はコラボにええ返事してくれてありがとうございました。俺が責任もって動画うpりますわ。」

「ありがと、私も貴重な体験が出来たから感謝感激だよ。光君もまた会おうね!!」

「……俺、大阪やから会えん……。」

三人の中で一番暗い顔をする財前。
それもそうだ、大阪は遠い。

「会えないけどメールもなんか色々あるし!!遊びに行くからさ!」

「……せや!撫子さん四天宝寺の文化祭来てください!!」

「それは土日?」

「はい!!」

「おお、いいよー。行く行く。」

二つ返事である。

「撫子さん!俺とこの文化祭も来てくださいっす!勿論土日なんで!!大阪より神奈川の方が来やすいっすよね!!」

「ああ、行こうかな。」

「俺のとこも!!」

リョーマもついでと言わんばかりに発言。

「はぁ?お前んとこの文化祭他校侵入禁止だろ?」

「………。」

「え?そうなの?」

「……はい。」

悔しそうに下を向く。

「そっかー…あ、だったらリョーマが氷帝来なよ。氷帝は確か開放型だったから。」

「いいんすか!?」

「勿論、リョーマの都合さえよければね。」

リョーマは両手を上げて喜んだ。

「あ、撫子さんあの衣装下さい。」

「ん?光君あんなのが欲しいのかい?ええよー。大切にしてねー。」

「ハァ?財前、お前まさか着るんじゃねーだろうな。」

赤也が若干恐る恐る聞いてみた。

「………撫子さん、ありがとうございます。」

「否定しろよ。」

そして今後とも他校との交流のチャンスを持った撫子。
文化祭と言う学校生活で最大の祭りを他校でも楽しめる。
それに胸は高鳴るし、撫子はまた新たなCPが誕生しそうな匂い…と別の意味でも興奮していた。


何はともあれ、平和に合宿と言う名の思い出作りは幕を閉じた。

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