青春デストロイ!? | ナノ





青春デストロイ!? 第193話


「ぶ、部長!!撫子さん入ってたっすよぉ!!」

「え?そうなのかい?」

白っ々しいなぁオイ。

「帰った方が良くないっすか!?」

「え、あ…私、女湯帰ろうか?朝も入ったし……。」

「え?撫子さん帰っちゃうの?」

「いや…だって周助君……流石に…ねぇ。」

「混浴って事知らなくて入ってたの?」

「……書いて…あったっけ?」

すっとぼけることにした。

「えー…撫子さん帰っちゃうんすかぁ?」

リョーマが眉を下げて聞いてくる。

「うっ…。」

「のう、一緒に入ってもええじゃろ?椿崎も一人で入るんは寂しい言うったろぅ。」

「あー…うん。」

「それに…お前さんが好きな越前リョーマやこうとも一緒に入れるんじゃぞ?こんな機会滅多になかろ?」

「えー…。」

一応渋っておこう。
確か正統派逆ハー主だって最後まで渋っていたはず。

「撫子さん、一緒に入っても良いよね?」

幸村が畳みかけるように言ってきた。

よし、今だ。

「っ…いいですよ!!」

「そう…ありがとう。
ほら、みんな入ろうか。」

幸村が男子ズに話しかけて、みんなが入浴。
一応距離を置くようだ。

しかし…さっきからの忍足の視線が痛い!!特に足が!!

「…あのさ、忍足…足をガン見するのはよしてくれ…。」

「ええやん減るもんやなし。」

「減るんだよ、心のライフポイントが。」

とか言いながら足を組んだり組み替えたりしてみる。

「せや、撫子さんホンマなんで入ってるんすか?」

財前が撫子をガン見してたりする。
…うん、男らしくていいと思うよ?

「やー…注意書きを読んでなかったんですよ。露天風呂ありますとしか読んで…なかったんだよ。」

が妥当かねぇ。

「うわー撫子さん無様ぁ…。」

「……周助君に言われたら何故かムカつくことが出来なーい。」

「フフッだって事実だもんね。
そう言えば今日はありがとう、楽しかったよ。」

「ああ、そう言ってもらえたら嬉しいす。」

「カメラ友達も初めて出来たし、柳生君の写真の撮り方、面白いよね。」

「レーザービームの事ですね?分かります。」

「撫子さんなにか生放送以外に何かしたんすか?」

「んー?仁王とコスのあわせだよ。復讐出来たから余計に楽しかったぜ、ウェッウェッ!!」

「…やから俺は下ばっかじゃったんか…チッ詐欺師をペテンにかけるたぁやるのぉ椿崎。」

「フフフ、仁王如きをペテンにかける事など雑作もないわ!!」

「って事は撫子さん、仁王さんとかなり密着したちゅーことですよね?」

「そうだねー…CP写真が主だったからねぇ……。」

そう言えば多かった。
まぁ撫子自身、自分が攻めな立場だったから余計に調子に乗ったところもあるだろう。

「越前、」

「っす。」

「俺の前に倒すべき奴が居んねん。」

「分かってるっす。まず仁王さんを倒すことから始めましょう。」

ここに、仁王ぶっ潰し隊が結成。
仁王は何も悪くないのにね。

「……プリ。」

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