青春デストロイ!? 第176話 「ハーイ!!皆さん全国大会お疲れ様でした!!優勝おめでとう青学諸君。準優勝おめでとう立海諸君。ベスト4おめでとう四天宝寺諸君。そしてベスト8おめでとう氷帝!! こんなオールスターな人物達が挙って参加の合宿という名の思い出作り開始じゃー!!レッツパーリー!!」 「「「「「ヤァアアア!!」」」」」 今回みんなが泊まるホテルは跡部財閥の力を全力で注いだ設備が最高に揃っているところである。 設備は出てきたら順を追って説明しよう。 「とりあえずみんなが泊まるのは…ここだねぇ……え?これ本当にホテルの中か?」 「当たり前だろ、お前らが騒いでも大丈夫なようにだだっ広い和室を用意してやったんだ。」 彼らが泊まるところは全ての学校が同じ空間で泊まれるような物凄く広い和室。 「ひゃー…。」 「もちろん枕投げっつーのもやってもいいぜ?あーん?」 「跡部様さっすがぁ!!そんな貴方に痺れる、憧れるぅ!!」 「フン…。」 荷物を置き始めるメンバー。 同じくして撫子も置こうとする。 「オイ待て、椿崎。 お前の部屋はあっちだ。」 「え、そんな…差別だ!!」 「差別じゃねー、お前一応女だろ。 男と同じ部屋で寝ていいわけねぇだろ。」 「俺、実は男です!!」 「何足掻いてんだ。」 「だって一人楽しすぎるぜ状態やだよ!! それに…僕様ちゃん、ひとりで寝るの怖いぉ…。」 使い慣れない甘い言葉遣いをしてみる。 「消えるかテメェ、」 「実にごめんなさいでした。ガチで許して下さい。」 跡部の目が本気だった。 「チェー…。」 「やったら寝る前までここで遊んでから寝るときだけそっちで寝ればええんとちゃう?」 白石が案を出してきた。 「ッ蔵さんGJ!!」 「俺かて、撫子さんとは話したいこと山ほどあるしな。」 「っすねー!!」 「ついでに今日は主に何をするのか決めておけば良いんじゃないかな?」 「ゆk精市君…。」 ぞろぞろと各校の部長が集まってきた。 「椿崎が企画したんだ。俺様は口出さねぇ。」 「んー…じゃあ、午前中はこのホテルを探検しようかな? んで午後はー…。」 「テニスをしたらどうだ?」 「あー…そうだね。一応合宿って名目だし。」 「じゃあ俺、椿崎さんとする約束してたからその時しようかな?」 「……ソウデスネ、是非午後カラシマショウ…。」 「だったら決まりだ。午前中はこのホテルを見て回ればいい。 12時過ぎたらここに集まれ、昼食だ。 その後にテニスコートまで移動だな。」 「そうだね。テニスが終わったら先に風呂に入って、晩飯食おうか!!」 「いいだろう、ちなみに風呂は…と言うかこのホテルは滞在中俺様達の貸切だ。」 「MA JI DE!!?…流石跡部…。」 「ハン、俺様にとっては容易いことだ。」 「やったらみんな集めようか。」 各校の部長が部員を集めた。 約40人。 …圧巻だ。 そして今日の予定を言うように撫子に促す。 「えーっと…午前中はこのホテルの探検をして下さい。 明日からは基本自由なんで参考にして…。 で12時過ぎたらここに戻ってきて昼食。その後テニスをそれぞれ好きなように組んで試合。 それで、先に風呂に入ってから晩御飯って日程で決定です。」 「そう言うことだ、お前ら好きなように移動しな。」 そう言われて、それぞれが動き出す。 だいたいがグループを作っての移動。個人ではあまり動いてないようだ。 当たり前だ。こんな始めてきた広すぎるホテルにひとりで立ち向かう勇者なんて居ないだろう。 [mark] [mokuji] |