青春デストロイ!? | ナノ





青春デストロイ!? 第123話


やってきました次の日。
撫子はあの、あの憧れのぜんざいPに、ホワイトストーンにオフで会えると思ってかなり舞い上がりました。

よって起こった現象が、
気合いの入ったお洒落服…のはずが何故か厨2っぽいものに…。

「……あるあrねーよ。」

そして肌寒かったので黒い薄手のコートを羽織っております。


メイクもしているが目つきの悪さは隠されない。
昨日のメイクを仁王に教えてもらっていなかった。

「どうしてこうなった。
イターイ、私イターイ。
私一人なら町を闊歩していてもいいんだ…今回はあの方達と一緒なんだぞ!!
気合いの入りようが間違ってるよ!!
とりあえず着替え…ねーよ!!ジャージしかねーよ!!あと、コス衣装。
誰か私に金くれよ!女子力くれよ!!
とりあえず、この目つきは無い…サングラスを…。」

コスのアイメイクを家でして会場入りするときに使っているレンズの色が濃い物をつける。
が、しかしさらに厨2度を増してしまった。
気にしていたらきりがないので、もう放置。

ふと時計を見るともう家を出なければいけない時間に。

「あああああ!!もうこんな時間!?
ゴメーン待ったぁ?
ううん、今来たとこだよ。
今日がぁ、楽しみすぎてぇ昨日寝れなくてぇ、寝坊しちゃった、テヘ!
ウゼー!!誰だこれ、ウゼーぜ。
こら朱志香口が悪いですよ。」

もうなんなんだこの文。

「女子辞めたい…まぁ、うん。光君、蔵さんには諦めてもらおう。うん、ごめん。」

なんとか気分を落ち着かせて待ち合わせ場所に向かう。



集合時間30分前、すでに白石と財前は来ていた。

ちなみに服装が白石は白を基調としたさわやか系。
財前は黒基調厨2乙、けど似合ってるからおk。

「部長…早く来すぎじゃないっすか?そんなんじゃ撫子さんひきますよ。」

「そんなん言うなら財前もやろ。」

「…部長は金太郎を師範に押し付けてきとってなに言っとんすか。」

「財前やって俺と撫子さんのデートに無理矢理入りやがってからに…撫子さんがおkせーへんかったらここにすらこれへんかったんやで。」

「流石俺の嫁っすわ。優しいわ…。」

「は?なに言っとんや?撫子さんは俺の嫁や。」

「いやいや有り得へんわ、それに俺と撫子さんは一歩進んだ関係っすわ。撫子さんは俺の嫁。」

「なんや?昨日の押し倒した事件のこと言っとんか?それは事故やろ!!撫子さんは俺の嫁。」

「事故でも何でも良いんっすわ。責任とって俺には撫子さんを嫁にする権利があるわ。撫子さんは俺の嫁。」

「なん言っとんや!!撫子さんにおぶられたくせに!!撫子さんは俺の嫁。」

「な、ぜ知っとるんすか!?
あ、俺もうお婿に行かれへん、撫子さんを嫁にするしかあらへんわ。」

「なんか使い方間違ってへんか?それ。
さっきから思っとったんやけどなんやねんその服、厨2か。イタイタしいわ。撫子さんは俺の嫁。」

「なに言っとんすか、俺は厨2っすわ。厨2がこんな格好せんくて何時するんすか。
部長こそなんですかその服、歌のお兄さんすか?撫子さんは俺の嫁。」

「ええやん、爽やかやろ。これで撫子さんは俺にメロメロや。撫子さんは俺の嫁。」

「撫子さんどん引くに一票入れますわ。撫子さんは俺の嫁。」

「どん引くんはそっちやろ厨2乙。撫子さんは俺の嫁。」

「腐男子に爽やかもくそもないっすわ。撫子さんは俺の嫁。」

「腐男子をバカにすんやないで!!謙也と絡ませてうpるで!!撫子さんは俺の嫁。」

「は?もう妄想して書いとるやろ。部長のサイト知ってますわ。撫子さんは俺の嫁。」

「なんやて!?」

「あのぉ…お兄さん達暇ですかぁ?」

「「は?」」

言い争っていたら女大生らしき人に話しかけられた。
二人は所謂逆ナンに遭ってしまった。

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