青春デストロイ!? | ナノ





青春デストロイ!? 第108話


メンバーは部室から出て、四天宝寺メンバーが乗ってるバスの近くへ。
降りてくるのを待つ。

「そういえばマスター、四天宝寺のマネージャーってどんな人?」

「…クールビューティーで。仕事が早い。美人。お姉様っぽい。甘えさせくれる。腰までの真っ黒なキューティクル抜群な髪だ。」

「……なんかそれって、こっちが丸パクリした感じバリバリ?向こうの方が矛盾無いじゃん…クールビューティーで黒髪て…。
私、そっちの方が良かった。」

「ふむ、赤也にも困ったものだなぁ…。」

「マスター…君むしろ楽しんでないかい?」

さっきから…というより撫子が変身してからソワソワしている。

「当たり前だろ、俺は撫子さんのファンだぞ。その撫子さんがいつもとは全く違った格好をしているんだ。
テンションがあがっても不思議ではないだろ。」

「あぁ、そらそうか。私もペテンさんがそんなんだったら滾るわ。
…あ、クールビューティーってどんな性格?参考キャラとか居ない?」

「そうだな…赤也、何かないか?」

「ぅえ!?俺!?」

「…言い出しっぺ頑張れ。」

「あー…ぅーん……BASARAの濃姫、孫市…うみねこのシエスタ00…あ!!マクロスFのシェリル!!」

「シェリル!!よし、それで行こう!!」

「撫子さんのシェリルwktk。」

「マスター…。」

「何だ?変なことは言ってないだろう。」

「そーですね。」

四天宝寺メンバーがバスから降りてきた。

「椿崎さん降りてきたよ。気をつけてね。」

訳:ヘマすんじゃねーぞ。

「ィッイエッサー!」

四天宝寺メンバーをとりあえずコートまで案内するそうだ。

そして四天宝寺メンバーと立海メンバーが一列に並び対峙する。

「今回は練習試合の申し出受けてくれておおきに。」

左腕に包帯を巻いた少年が挨拶をする。きっと部長だ。

「こちらこそわざわざ遠いところから…。」

幸村も謙虚に応える。
来て当たり前だから…と思っていることは察してあげないで下さい。

「ほな、さっそく自己紹介しよか。」

「フフ…良いよ?」

「ほな、俺から四天宝寺中テニス部部長白石蔵之介や。よろしゅう。」

テライケメソ!!
どこの中学も部長ってイケメンじゃないとなれないわけ?

「副部長の小石川や。」

そういや氷帝に副部長居ないな…。

「俺は忍足謙也っちゅー話や。」

忍足?まさか忍足の親戚か?
つかどっかで見たことあるような?…どこだっけ?

「石田銀、よろしゅう。」

銀さん…何故名字が坂田じゃないの!?惜しいっ、

「アタシ金色小春言います。小春ちゃんって呼んでねん!!」

あー、カマっ子だぁ…三次元にも居るんだ。

「一氏ユウジや。小春に手ぇ出したら死なすど!!」

ブハァ!?ヤバいガチか?ネタか?
ヤバい、顔ニヤケてないよね…どうしよ…マスター、私すでに限界です。

「千歳千里ばい。」

デカ!?え?ホントに君中学生?嘘!?ちょ、…コスプレする気無いかな…。是非ともあわせを…。

「僕、遠山金太郎いいます、よろしゅうよろしゅう。」

かっっわいい!?
な、ちょ、はぁ?こんな可愛い子がっ…ぜひリョーマと並んで欲しいんですが!!
むしろもう…並んだら私死ぬかもしれない…。

「…………。」

びっ美人!!この人がマスターの言ってた四天宝寺のマネージャー!?
え?ここ二次元だったっけ…?二次元に帰ってー!!
ハッ!!名前、名前は何!?

しばしの沈黙。

やっだー恥ずかしがってる?かーわーいーいー。

「……ねぇ、君のとこのマネージャーは自己紹介してくれないのかな?」

「あ、あぁうちのマネージャーは恥ずかしがり屋でなぁ…な光(ひかり)!」(財前!!言い出しっぺ頑張れ!!)

「……マネージャーの財前光(ひかり)や。よろしゅう。」(ハァ…この手だけは使いとうなかったわ…。)

キター!!方言彼女キター!!
美人の関西弁って破壊力あるわぁ…。
つか恥ずかしがり屋て…私を殺す気か!?本望!!
しかし長袖長ズボンって暑くないのかな?むしろ長ズボン譲って下さい。

マスター!!部室の中に逃げ込ましてくださーい!!

という視線を送り柳に助けを求めた。

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