ひぐらしの世界に行ってきた 「撫子ー!忍足ー!柳ー!部活しようぜー!」 「おおー!圭一、お誘いどうも!勿論皆で参加させていただくわ!!」 雛見沢にトリップをして分かったことは既に綿流しを終え、梨花も生きていると言う事である。 この世界は祭囃し編だったそうだ。 今はもう本編終了、そしてただの平和な学校生活を梨花と羽生は送っていると言う事だ。 「お、ノリが良いねぇ。おじさんも若い子を見習わなくちゃねぇ。」 「魅音よ、残念ながら同い年だよ。」 「魅音も十分若いですよ。にぱー!」 「「梨花ちゃん萌えぇええ!!」」 思わず撫子と忍足が叫んだ。 毎回毎回、梨花がにぱーと笑ったら二人は暴走。 「古手、その二人から距離をとった方が良いぞ。」 「…そうするのです。」 「ふッ梨花ちゃん、油断しちゃダメだよ!かぁいいぃよぉお!おん持ち帰りぃいい!!はうぅううう!!」 柳の忠告通りに梨花は撫子と忍足から距離をとったのだが、敵はその二人だけではなかった。 レナだって可愛いものを見たら飛びつく習性がある。 「うわぁ!レナ羨ましいぃい!!私も参加するぅう!!忍足テメェは来んな。」 「レナ、撫子やめろ!梨花ちゃんが圧死する!!」 「前原、前原。」 レナを落ち着かせようとする圭一に落ち着いた声で柳は話しかけた。 「なんだ!?」 「よく見ろ。百合百合しているぞ。」 「あ…お、おぉ……。」 暴走を止めようとした圭一だったが、柳の言葉を聞いて毒気を抜かれたのか、その百合百合しているところをただ見るだけに過ぎないやつに成り下がった。 「圭一さん!?梨花を助けるなら早く助けてくださいまし!!」 「あうー、うー、梨花ぁ…。」 「むッ沙都子に羽生!君達も抱きしめてあげようか!?」 「ヒッ、撫子さん!?御免被りますわ!!」 「…梨花を解放してくれるなら僕はそれを受け入れます。」 「ふっ、残念だったな。羽生よ。私が梨花ちゃんを解放したところでレナからは逃れられないのさ!!」 「あうー!約束が違うのです!!」 ワーワーと、収拾がつかなくなって来ている。 これから部活を行うのではなかったのか? 「その勝負おじさんが預かったぁああ!!」 その騒ぎを無理やり魅音が大きな声で制することで納めた。 「魅音、なにも勝負はしてなかったよ…。」 「いやいや、ノリで言いたかったのさ!その勝負、この魅音様が預かった!! これから部活をするんだ。それで決着を付けようじゃないか。そして今回の罰ゲームは、一位の人がその他の二位以下の人になんでも命令できるよ言ったモノにしよう!!」 「魅音…その勝負、のったぁああ!!私が勝ったらみんなエンジェルモードより過激な刺激的なかつキュートでファンシー、ポップなコスをしてもらって撮影会じゃぁ!! あ、マスターと忍足もね。」 「では俺は今後のCPの考察の為、俺と忍足と圭一以外のメンバーにコスプレをしてもらおう。テーマは働く女性のコスチュームだ。」 「なんや、柳ー、働く女性とかマニアックな線いったなぁ。なら俺は梨花ちゃんと沙都子と羽生にランドセル背負ってもらって『おにいたん』って言わせたる。」 三人が自分の要望を言った。 誰一人として勝者にはなって欲しくないものである。 「忍足ぃい!!このロリの敵がぁ!!」 「なんとでも良いや!勝者は敗者を支配できるんや!!」 「暴君!!」 「じゃぁ、勝った時の罰ゲームは決まったね。何して決める?」 「大富豪がいいな!!大富豪!!」 「よし、それにしよう!三回一番始めに上がった人が勝者ね!」 「よしゃ!やったるで!!勝者は俺、敗者は撫子!勝者は――。」 「私だからぁあ!!」 そして始まるトランプ遊び。 部活は古参の方が明らかに強いし勝者になりやすいものであると、誰かが言っていた気がするのだが、はて…誰だったっけ? 「魅音が…太刀打ちできない、だと!?」 「そんな、魅ぃちゃんが…!」 「新参のお三方の実力の底が見えませんわ…!?」 「食らえ!滅びのバーストストリーム(七渡し三枚出し)!!」 「きゃー!?おじさんそんなカードいらないよ!?ショボイカードばっかりぃい!!」 「フフフフ、勝負に譲りなど無いのだよ。で、8切って10捨てであがり!!よっしゃ一番ぁん!!あっと二勝!あっと二勝!!」 「撫子さん、残念ながら次はこの柳蓮二が勝たせてもらう。」 そしてあれよあれよと話は進んで、只今撫子が二勝、柳は一勝、忍足が二勝、魅音が一勝、それ以外は一番上がりになったことが無い。 今、リーチをかけているのは撫子と忍足で、このゲームの決着で二人が勝ったら罰ゲームは過酷なものである。 「く…この勝負、どちらも勝ってほしくないわ…ッ!!」 「梨花、素が出ているのですよ。」 「あー、もう、罰ゲームが撫子と忍足にとって有意義なモノだったら二人は人外的に強くなるねー。おじさんびっくりした。」 「でも私は撫子ちゃんに勝ってほしいかな?レナが罰ゲーム受けるのは嫌だけど、圭一君達の恥ずかしい格好見られるならいいかな、かな。」 「俺はぜってぇ忍足に勝ってもらいてぇ!!ランドセル背負った梨花ちゃんに羽生、あと沙都子…言われてみてぇ!!」 「圭一さん!?私がおまけってどういうことですの!」 「岳人が絶対に言わなそうなこと言ってる…。 さて、忍足…君の番だよ。さっさと私に勝たせなさいな!!」 「だが断るで!そして勝者は俺や!!リバースカード8切!それから革命やぁあ!!」 数字が13のカード四枚、忍足はドヤ顔で出した。 「なっ!?終盤に近づいて革命だと!?」 「フ、冷や汗もんだったわ…さぁ、みんなパスか?パスやったら俺、もう上がるでー。」 忍足の手札を見れば残り後一枚である。 打つ手は他にないのか!?周りをぱっと見渡してもみんな俯いてしまっている。出すカードが無いようだ。 同様に撫子も出すカードが無い。7なら三枚あると言うのに!! トランプを持つ手に力が入りトランプがずれた。 そして、奇跡が起こったのだ。 「あッ!?…忍足、残念だったなぁ!!」 「なんや!まだ打つ手あったんか!?」 「あったんだよ!!くらえ!革命返し!!はい魅音、要らないカード三枚ね。」 「え!?またぁ!?」 トランプがずれたことにより、撫子の手札の中にはジョーカーがあったと言うことがさっき判明した。 綺麗に重なっていたので、さっきまで気付かなかったのである。 「撫子ッ謀ったんか!?俺後三と四しかないんに!!」 「いやいや、人聞きの悪い。私自身さっきジョーカーが手札にあると言う事を知ったのだよ。と言う訳で、8切ってあがり!」 「む…勝者、撫子さん。」 手札がなくなった撫子。 これで三勝先取、撫子の優勝である。 撫子の罰ゲームが採用されることになり男子陣は阿鼻叫喚である。 「やったね!マスター、セクスィになれるよ!!」 「おい、バカ、止めれくれ。」 「だが断る。」 ――――――――― 500000hit企画第46弾 山田様リクエスト「主とキャラがひぐらしのなく頃に の世界にトリップして、部活(雛見沢の方)をする、という話」でした。 安易にトランプにしてしまい申し訳ない!! しかも動きが全くない…。 いやいや、動きがあったらあったで表現しきれないと言う…orz あれ?滝達の指令設定が最近なくn(ry…いやなんでもないです。気のせい気のせい← 大富豪の特殊効果はこのサイトにある「大富豪or大貧民」に微妙に書いてあるのでそれを参考程度に…、 詳しくはぐぐったら早いですね← [mokuji] |