うたの☆プリンスさまっ!の世界に行ってきた 撫子と財前がうたの☆プリンスさまっ!の世界にトリップことになった。 ここで言っておこう。 滝のそこはかとなく優しい行為(=特典)の結果、こんなことになりました。 ・200倍の試験には満点で合格。 ・二人ともSクラス。 一見親切設定たが、…プレッシャーは半端ない物である。 もうこちらに来て数か月経っているのだが、十円禿ができそうだ。 だってそうだろう!! 撫子は色々な才能に長けていると言っても笑顔動画までの話だ。 プロを目指す輩と比べられたら劣るだろう。 財前も同じく。 だからと言って適当に過ごすわけにはいかない。 何故なら指令が『どちらか一方でも卒業オーディションで優勝すること』だから。 何と言うむちゃぶり。 優勝はもうプリンス様達に決まってんじゃん!! 「早乙女先生!!お願いします!出来レースでも何でもいいので、名目だけでいいので優勝させてください!!デビューしなくていいんで!!」 「NOー、それは出来ない相談だぁねー…YOUも実力はあるのですかrrrrらぁ、優勝を勝ち取って、くださぁーーい。」 絶対的な保証が欲しいんだよ!! 人生甘くない。そんな保証はくれなかった。 ちくせう、このメタボめ!! そして話はそれるが案の定というか、 撫子は若干ないじめに遇うことになった。 財前は平気だ。男の嫉妬はそんなにないらしい。 まぁ、撫子はよくレン達とつるんでいたことも原因なんだろうね。 「チッ、なんで私がこんな目に遇わなければならない。」 「そりゃーまー、俺たちと一緒に居るからだろうなぁ。」 レンが答える。 「でもさー、春ちゃんもつるんでる訳じゃん。なんで私だけ!!」 「七海はホラ、俺より小さいし。」 「翔ちゃんは私に喧嘩を売ったようだ。可愛いくせに、なんて酷いんだ!! …なっちゃぁあん!!翔ちゃんがぴよちゃんの着ぐるみ着てくれるってぇえ!!!」 「バッ、椿崎なに言ってやがんだ!!誰が着るって言った!!」 「チッチッチ、なっちゃんだけのためではない。私もぴよちゃんの着ぐるみを着た翔ちゃんが見たい。」 「俺は前の欲望の為にこんな身長してる訳じゃねーんだぞ!?」 「来栖さん、そんな贅沢俺許しませんよ。なんでそんな身長しとるんすか。変わって下さいっすよ。」 「だったらお前がぴよちゃん着るか!?」 「嫌っすね。」 「オィイイイイ!!」 「翔ちゃんがぴよちゃんの服を着てくれると聞いて! やっぱり翔ちゃんかわいいよー!ねー撫子ちゃん!!」 那月が登場。 ついでに後ろにはA組諸君がこちらに向かってきている。 なんとタイミングがいい。 「ですよねー!もう翔ちゃんは率先して可愛い格好をするべき。 なっちゃんやっておしまいなさい!!」 「翔ちゃんに前から着てほしかったんですよねー!ホラ行こう!!」 「いーやーだー!!」 暴れる翔だが、身長が約20cmも違うし、総合的なパワーで負けてしまうから逃げれるはずがなかった。 早々と退場してしまった撫子の萌え。 財前は撫子に気が付かれないようにこそっとほくそ笑んだ。 「あ、椿崎さんこんにちは。」 「わーい!春ちゃん、私の癒しが来たよー!! 友ちゃんもチッス!!」 「撫子っていつ見ても元気だよねー。 イケメンに囲まれてってね。」 「友ちゃんそれは酷いよ!!私これでもSクラスじゃ嫌われてんだぜ!?未だに女子友達は春ちゃんと友ちゃんだけ!!同じクラスじゃない!!」 「あー…うん。ゴメン。」 「うわー!!春ちゃーん、癒しプリーズ!!」 「え、ぇえ?あの…神宮寺さんあの、どうやって慰めれば…。」 「俺は君みたいな子羊ちゃんだったら簡単に慰めることが出来るんだけどな。撫子はちょっと…。」 「……なんだよ、今更跡部節か畜生!!ジャスコの分際で!!お前、前から思ってたんだがな!私の知り合いと被るんだよ!!声と言い、御曹司と言い、ナルシストと言い…。 いっそ口癖はアーン?にして子羊もメス猫にして右目に泣きぼくろを付けて『俺様の美技に酔いな』とかいえばいいんだ!!んで屋上で『なるほどSUNDAYじゃねーの』とか言ってればいいんだぁああ!!その瞳にノッカーゥ☆!!!」 「撫子さん落ち着いてください!!」 ストレスの増加と共に撫子の暴走は激しくなる。 それを宥めるのは大体財前の役目。 一見大変そうだが、財前が幸せそうな顔をしているので問題ないだろう。 「そんな泣きぼくろを付けたら聖川と被るだろうが。」 「なんだ神宮寺、俺を貶しているのか?」 「そういう訳じゃねぇ。ただキャラが被ると言っただけだよ。この世界キャラ被りで生き残れるはずねぇだろ。」 「あ、マサさんこんにちは。今日も麗しいね、心のダムが崩壊しそう。 心のケアとしてレンともっと絡んでください。喧嘩してくださいぃい!!」 「何を言っているんだ。もう少し落ち着いたらどうだ?」 「その落着きを私に下さい!!」 「でも神宮寺さん、どうして椿崎さんにはいつもみたいな態度じゃないんですか?」 「レディーも痛いとこついてくるねー。」 「レンー!それ俺も気になってたー。どうして?撫子って付き合いやすいじゃん!!」 「退g…オト君はいい子だねぇ!!」 そのわんこキャラで全俺が泣いた。 「いやー、撫子は子羊って感じしねーんだわ。なんて言うか…同性?みたいな感じ。」 「「「あー…。」」」 「おい、お前ら何納得してんの。ちょっと待て、私は女だぞ。」 「でもさ、撫子って男装したらモテそうじゃない?」 ポロッと友千香が言った。 「なん…だと!?」 「そうかもね、撫子なら男装しても…というか男装した方が人気出るかもしれねーな。」 「そうだよ!撫子、男装すればいいよ。月宮先生も女装してるしさ、大切なのはインパクトだよ!!」 「みんなにそこまで言われたらするしかねーだろぃ!!蒼の貴公子と呼ばれた私が火を噴くぜ!!」 「撫子さん頑張ってください!!」 と言うわけで、月宮先生に弟子入りしてみることにした。 「先生!どうか私にご教授を!!お願いします!!」 「話は分かったけど、この道は茨の道よ?それでも、いいの?」 いつにも増して真剣な月宮先生。 「いいです!!もう、この道しかないんです。これはもう一世一番の大舞台っす!!」 「……ふぅ、分かったわ。それなら教えてあげるけど、 手加減しないからね?」 「!?ありがとうございます!!」 撫子は無事に弟子入りすることが出来た。 そして、 「…あら?」 「な、なんでしょう!?」 撫子が完璧な男装を出来るようになるまで付きっきりで特訓してくれるそうな。 そして今は男らしい歩き方、立ち方、ポーズのとり方を練習している最中。 月宮先生が撫子の練習している姿を見て呟いた。 「あのね、歩き方も立ち方も男女じゃ違いがあるのよ。 それを克服するためにってこの練習をしてるんだけど…撫子ちゃんってすごく上手いわ。なにかしてたのかしら?それとも誰かに教わってた?」 「あー……その…男キャラのコスプレを少々…嗜んでおりまして………。因みに…独学、です……ハイ…。」 いつもは誇る様に男装していることを言うのだが、先生+プロにそんな発言をするのはかなり痛い、というか恥ずかしいものがあった。 「すっごーぃ!独学でここまで出来るなんて!!才能あるわよ!」 「アハハハハ…あざーす。」 コスプレサンキューだよ。 と、まぁそんな練習があって撫子はついに朝から男装をして登校することにした。 「…撫子だよな?」 「あぁ、レンか…そうだぜ?できれば苗字で呼んでくれるとありがたい。」 「撫子さん…いや椿崎さんがッ本当に男装しよった!!兄貴!!」 「財前、俺の為にいい曲作ってくれよ?」 若干な流し目攻撃。 「ッはい!!」 頬を赤くして答える財前。 「よし!!」 思わずガッツポーズを決める撫子。 「いやいやいやいや、ちょっと待て、光ってよ。いつも撫子にはそんな感じだっただろ?」 「チッ、バレたか……。じゃぁいいよ。ちょっと他の子猫ちゃんを落としてくる。」 「椿崎…お前そんなことできるのか?」 「ったりめぇよ!!今に見てろ!!」 撫子は教室を飛び出して廊下へ。 そして戻ってきた。 「どうだぁ?レン…俺に不可能はないだろ?なぁ、子猫ちゃんたち?」 「「「キャー!お兄様ぁ!!」」」 「「………。」」 思わず絶句のレンと翔。 「レン…。」 「おチビちゃん…。」 「「俺、撫子が怖ぇ…。」」 「流石っす!兄貴!!」 そして最終段階。 「撫子ちゃん、いい?これが最終段階だからね。 男装したからって女の子ばかりに人気が出てもダメ。私みたいに女装をしても女の子にも人気が無いと生き残れないわよぉ。 と言うわけで、男の子一人落としてきて?あ、光君はダメよぉ。」 「詰んだ!!」 「大丈夫よ。一人居るでしょ?」 「ん?……………あぁ、りょーかい!!これクリアしたら俺は先生みたいに!?」 「そういうことー!」 最終試験として一人落とす事。 ターゲット、一ノ瀬トキヤ。 そして廊下を一人で歩いてるトキヤを発見。 ぼっち乙である。 「トーキヤ!」 「ん?…椿崎か…なんの用だ?」 「ちょっと俺にトキメいてもらおうかと…。」 「断る。というよりお前は女だろ。」 「…今は性別不詳ってことでよろしく。 ってことで、参考レン、椿崎いっきまーす!!」 撫子はトキヤを廊下の壁に追い込んだ。 とりあえず、逃げ場をなくすため。 「なにっ!?」 「なぁ、トキヤちょっと俺にほれてくれねぇか?惚れるまでにいかなくてもときめくだけでいいんだ。」 「…お断りします。」 「脳味噌かったいなぁ、兄のHAYATOみたいに少しは柔軟にしたら?」 ワザとその話題を出して感情を揺らす。 「!?あんな奴と一緒にしないでいただきたい!!」 「フフッそう、あんなのと一緒にしないでほしいよねぇ。 でもお前はHAYATOだろ?それは現実でしかない。それを受け止めたらどうだ?」 「何故それを、知っている!?」 「知ってるものはしょうがないよ。だって俺だし、不可能はねぇぜ? でもお前すげぇよ。今も芸能活動してんのに、学校も通ってさ。 偽りの性格を演じて、此処ではばれない様にってさ、すげぇよ。でもさ、疲れねぇか? なぁ、俺はそんなお前の支えになりてぇんだわ。 トキヤ…お前は知ったような口を利かれるのは嫌いかもしれねぇ、でもな。そうやって俺はお前に近づきたいって示さねぇとお前は気づいてくれねぇじゃねーか。 なぁ…トキヤ、俺じゃ役不足なのか?俺はお前を支えることも出来ねぇのか?」 最後に涙を一筋流す。 綺麗に、真っ直ぐトキヤを見つめて、 そしてそれ以上涙を見せまいと下を向いてトキヤの胸に頭を押し付けた。 「ッ椿崎……俺は、」 そんな撫子の様子を見てトキヤは少しの感情の変化を見せた。 「ッ…なんだ?」 パッと頭をあげる。 「ッ!?」 トキヤは思わず顔をそむけた。 よく見たら顔が赤い。 それは最終試験完了の合図である。 「!?っっやったぁああ!!ごーかッく!おはやっほぉおおおお!!! これでこのキャラで行く自信がついた!!んで卒業オーディションごーかっく!!」 一人テンションの高い撫子。 自分がしでかした失態を傍で悔いているトキヤはまたもやボッチ。 「あ、お兄様が居るわ!!」 そして撫子の取り巻きが撫子を発見。 「やぁ、子猫ちゃんたち。俺になんの用かな?」 「あのッ私とペアを組んで卒業オーディションを受けてください!!」 「そんな私と!!」 「いいえ!私と!!」 撫子ハーレムなう。 「俺モテモテだねぇ…。」 「あ、あの!えとッ撫子さん!」 取り巻きの後ろの方でぴょんぴょんと飛び跳ねる七海を発見。 その動作にドキドキが止まらない。 「どうしたんだ?」 「あの、私っグループで曲を作ってもいいってことになったんです!!ST☆RISHって言うグループなんですけど、撫子さんにも仲間になってほしくてッ。」 「!?…嬉しいなぁ。その話受けさせてもらうよ、子猫ちゃん! あ、一つお願いしてもいいかな?光君も入れて欲しい。俺と長い間ペアを組んでたんだが…。」 「財前君もいいんですか!?そんな、このグループ最高のものになりますね!!」 「承諾してくれてありがとう。」 撫子は今までになくニコッと笑った。 「「「ッキャー!!」」」 「あーぁ、撫子も仲間になっちまった。」 「なんだ?おチビちゃん、撫子に負けるのか?」 「それは神宮寺の方だぞ?キャラが被ってるではないか。」 「えー、いいじゃないですかぁ、撫子さんって僕と一緒で可愛いもの好きですし!気が合います。」 「撫子ってやっぱすごいなぁ!! ……あれ?トキヤは?トキヤー?」 「…音也、今は探してやるな。」 「え?なんでなんで?」 「部屋で会えるから、その時慰めてやれ。」 「ん?…はーい!!」 「チッ、一ノ瀬の野郎…撫子さんにあんなに近づきよってからに…しめたる。」 「「「「………………。」」」」 ――――――――――――――― 300000hit企画第6弾 市菜様リクエスト「うたの☆プリンスさまっ!の世界にトリップ」でした。 実に申し訳ない!! 練詠は市菜様のリクエストを受けるまでうたプリを見たことが無かったのです!! 今回初めてアニメを見てピクシブ覗いて、サイト廻ったりしてかなり勉強?しました。 が、まったく学習できてないっていうね。 人気キャラはなんかトキヤっぽかったからトキヤを美味しい位置に立たせてみたけど不憫がより醸し出されたっていうね!! 練詠は翔ちゃんがツボだ。あんなにかわいい子、どういうことだ!!← しかし時間軸ボロボロ。 話詰め込みすぎ、財前さん空気になりすぎ、話長すぎ、 いいとこない!!本当にごめんなさい!! キャラ同士の呼び名も分からなくって…捏造激しいです…。 気に入らなかったら一報ください…。 うっう…今までにない駄作だぁああorz [mokuji] |