銀魂の世界へ行ってきた 2 「ほわぁああ!銀ちゃーん!!大人になった私が空から降ってきたヨー!!」 「……ハハハハ…今回はこっちか。」 今回も銀魂の世界に来た撫子。 そして今回は二年後神楽のコスをしてます撫子です。 ちなみに仁王も今回来てます。神楽とのあわせだったのでソーゴ・ドエス・オキタ三世閣下のコスで、である。 「なんだなんだなんだ?そんなお前みたいなのが降ってきたらこの万事屋銀さんも店じまいフラグじゃねーの。」 奥から声がする。 「ホントだヨー。私みたいな美少女がこんな大人になるのは定石ネ!!いいから来いよ天然パーマ!!」 神楽はきっと銀時を呼びに行ったのだろう。 奥に姿を消した。 「…さて、今回の指令は…。」 ポケットから指令書を取り出す。 そこには『仁王がドMに調教される前に合流』とある。 「…ふむ、きっと仁王は真選組におちたことになるかな。うん、そうだそうださっさと行くかここの家主には前回来たときにひでぇこと言われたし、したし、会っても気まずい。 あ、でもここは別の銀魂の世界かも?それなら会っていった方が得な気が…いや、でもバカイザーの前にあのヘタレが落ちたと言うことは一刻も早く助けなきゃドMになる…。 よし、行ゴフッ!?!」 玄関に移動したときに後ろからかなりのタックルが、 予想はすぐについた。 「ホラ銀ちゃん、未来の私ネ!!」 予想通り神楽が後ろから抱き着きタックルをかましてきたのだ。 しかし夜兎族の神楽、力は強い。 簡単に気絶した。 「オイ!神楽!!見ず知らずの奴になに攻撃しかけてんだ!!慰謝料と医療費集られたらどうすんだ!! よし、そんなことになる前に大江戸湾に沈めよう。」 名案だ、と言いたげな表情で銀時は言い放った。 「何言ってんだテメェはぁあああ!!そんな犯罪の片棒を担ぐ様な真似僕はしませんからね!! とりあえず大人神楽ちゃんを気が付くまで寝かしといてあげましょう。」 新八の心遣いでソファーに運ばれた撫子。 「――――――ッハ!?」 少しして意識を取り戻した。 それに気づいた新八が声をかけてくる。 「あ、気づかれましたか?体調の悪いとことかないですか?」 「……君はなんて話が通じる人なんだ! 無いよ、無いよ。めっちゃ元気、私元気。」 「それは良かったです。 神楽ちゃんほら謝って、銀さんも。」 「ごめんなさいネ。」 神楽は素直に謝った。 「あー?なんで俺まで謝んねーといけねーんだよ。俺悪ぃ事全然してねぇし?」 「アンタ酷いこと言ったでしょうが!!」 「別にこいつが覚えてねぇなら謝る必要性がねーっつーの。」 「そんな態度を見ず知らずの人の前でとるからあんな悲惨なことになったんですよ。」 「バッ、俺の古傷を抉るな!!やっと世間が沈静化してきたのによ…。」 「それに懲りたら常識を持つことですね、なんですか、初対面の女性に身長のことと胸のことを指摘するなんていい大人のやることじゃないでしょう。」 ……………しまった、この銀魂の世界はあの時の世界と一緒か…。 その女性ってきっと私のことだよな。 「チッ、謝ればいいんだろ?謝ればさぁ!! ……すまんかった。」 「………私も前回すまんかった…。」 とりあえず謝ってみた。 新八の話だと、あの後沖田の手によって動画他が世間に流れてしまったらしい。 「あ?なんでお前も謝んだ?」 「やーねー…その女性って多分私?だし、ね。」 「は?」 「多分少し前に仁王ってやつがここに降ってきたと思うんだけど…。」 「居ましたねー。いつも銀さんの嫌がらせで泣いてましたねー。」 「銀ちゃんそっくりだったヨ。」 「仁王を追っかけたせいで俺は!!……ってお前もしかしてトッシー君の偽物か?」 「おお!正解!!あの時の土方さんっぽいデカくて胸のない女性って言うのはこの私でした。」 「うわ!!お前かよ!!しかも根に持ってやがる。しつけぇ女は最悪だなぁ。」 「…黙れよ。コンプレックスを抉ったアンタに容赦はしねぇぞ。」 「まーまー、落ち着いて下さい。」 「新八君は本当にいい子だねぇ。スゲェ癒されるわ。 神楽ちゃんもロリで可愛いしここに始めから落ちとけばよかった…。」 「おおー!私可愛いって言われたネ!!」 「可愛いよー、可愛いよー!ここに居座りてぇ…ただし糖尿病予備軍を除く。」 「ここの家主は俺なんですけど。」 「……そういえばどうして一発で私って分かんなかったわけ?」 前回はあの忌々しいレーダーによって貶しは始まったといっても過言ではないしな。 「え?だってオメェさん今胸あんじゃん。別人じゃねーか。」 「お前の判断はこそか!!人間として最低だなぁ!! つーかあの時は胸はサラシで潰してたに決まってんだろ、バッカじゃねーの!?コスプレなめんなよ!?」 「ほー、じゃぁそれが本物か。」 ジロォと見られる。 「あぁ、本物だ!!お前本当に下ネタに持っていくのが得意だな。アニメか、アニメの方か?ここは。」 「いーじゃねーか。男の子はみんな下ネタ大好きだぜ? つーかよ。だったらお前いい女じゃねーか。どうだ?銀さんと一緒に飲みに行かねぇか?」 「あーん?私はまだ未成年だ。まだ15歳なんだよ。」 「「「!?」」」 「…やっぱりか…もういいよ。実年齢なんてくそくらえだ……。」 「すみません、僕より年上かと思ってました。」 「いいよいよ、初見で当ててくれる人の方が珍しいから。」 「そういえばヨー、なんで玄関の方に居たアルか?」 唐突に神楽が質問してきた。 しかし、その質問には感謝だ。 仁王のことをすっかり忘れていた。 「…ああああああ!!神楽ちゃんありがとう!すっかり忘れてた!! ちょっと仁王を迎えに行かなきゃなんで!! また、縁があったら会いましょう!!」 撫子は万事屋から飛び出して真選組屯所まで走った。 そしてたどり着いた。 速攻で侵入して、仁王を探す。 「仁王ー!仁王ー!!ペテーン!!!ヘタレェエエ!!!!」 「誰がヘタレじゃ!!」 屯所の中から仁王が飛び出す。 「居た!!お前まだドMになってねぇよな!?」 「なっとるはずないじゃろ!?」 「そうつぁ、どうですかぃ?俺のそっくりさん。俺より高い身長して嫌味ですかぃ?この野郎。 まだ調教が足りなかったんですかぃ?」 そう言う沖田はどことなくエロかった。 そしてその言葉に反応する仁王もエロかった。 「え、ちょお前ら何があった18禁展開あったのか?ちょ、kwsk!! ってお前、本当にドMになってねぇよな。さっきから帰れねぇんだが?」 そう思って撫子は仁王にビンタをかましてみた。 「ピ、ピヨォ…ん。」 痛がるより、 何と言うか、恍惚としてる。 「お前ぇええええええええ!!!! そして沖田さん流石っす!!」 「当たり前ですぜ。 撫子もドMになってみますかぃ?」 「だが断る!! 今はそれどころじゃねー!!仁王!目を覚ませ!! お前が他人をペテンにかけてプリプリプピーナって笑い続けた日々を思い出すんだ!!」 とりあず仁王を諭してみることにした。 戻らなければここに永遠に留まることになる。 ある意味一世一代の頑張り物語だ。 「いいか?お前は性悪のペテン師なんだよ。詐欺師なんだよ。 よく他人をペテンにかけてたじゃねーか!幸村君には手を出せれなかったようだけど…。 丸井君やジャッカル君にはパッチンガムで指挟ませてたし、真田君に殴られたくないからってよく他人に成りすましてそれに騙される真田君を影から笑ってたでしょうが!! それから、赤也君にはよく真田君に成りすまして外周走らせてたでしょ!? あと、柳生君が初心ことをいいことに写真撮影で絡まってよくテレさせたでしょ!?柳生君マジゴメン!! これでも戻らねーか!?楽しかっただろう!?その人をペテンにかける日々は!! それにお前はややMであってドMじゃないっしょ!?…ぉおお!?!?!」 撫子の体が宙に浮いた。 これは元の世界に帰れる前兆。 よかった、仁王がややMに戻った。 「ハッ!?俺は一体何をしよったんじゃ!?」 「よかったー!もどったー!!帰れるー!!」 「俺の調教が、打ち破られた……?」 「すまんねー、沖田さん。 いつもなら喜ばしい展開なんだけどねぇ、今回はこれだと前の世界に戻れないから。 その変わりと言っちゃなんだけど、今度もしここに来たら土方さんを真正のドMにするの手伝うから。」 「よし、交渉成立。また遊びに来てくだせぇ。」 「またお前らは!!人の迷惑も考えやがれェエ!!」 土方も近くにいたらしい。 撫子と沖田の話を聞いて口をはさんだ。 「「だが断る。」」 ――――――――――――― 300000hit企画第2弾 あべさん様リクエスト「銀魂トリップの続編」でした。 どうでしょう!?長くなったし、ろくな絡みにならなかったんですが、続編と言ったらこんな感じになってしましました。 練詠にしてはネタが御下品← せっかくだから練詠のフェイバリットキャラ高杉(ヒント:子安)も出したかったんですがね、無理でした← [mokuji] |