銀魂の世界へ行ってきた 「沖田さーん。」 「何ですかぃ?」 「次何着てほしいっすか?」 「その寺門通の服でお願いしまさぁ。」 「了解。」 「きゃぁあっかぁああ!!!!お前らふざけてんのか!!誰が寺門通の格好するか!!やめろ、今すぐこの行為を止めろぉお!!」 「「だが断る。」」 撫子は今上記にある様に銀魂の真撰組の隊舎に居る。 いつもの様に滝たちの仕業だ。 一応、この世界に来たのは仁王とだ。 此処には居ないがな。 何故仁王とか、と分かっているかと言うと二人でコスイベにて銀魂の土方&銀さんのコスをしていた時に意識がログアウトしたから、 さらに指令書には『仁王と合流』と書いてある。 以上の結果より、判断できる。 こんな指令はさっさとクリアできるが、沖田に気に入られ少しここの居心地がよくなった。 撫子がここに現れた時はもちろん土方の姿をしていて、ドッペルゲンガァア!?と騒がれたが事情を説明してとりあえず天人と言うことで落ちついた。 天人だったら真撰組が手荒に出来ないし、さすが俺、策士グッフッフッフ。 仁王も多分万事屋に落ちてると思う。 さて、仁王と合流することは後回しにしてこれから寺門通の格好しますか…。 もちろん、土方ウィッグを付けたままな。 だから土方さんは騒いでんだよねー。だってドッペルゲンガーが女物の服を来て隊舎を練り歩いてんだから。 あ、安心して。私胸つぶし中だから、男で通ってるしー。女人禁制隊舎を堂々と闊歩してるよー。名物だよー。 服を手に取り今着ているトモエ-5000の服を脱ごうと服に手をかける。 「おまっ男の前で着替えてんじゃねー!!」 「えー、俺今男。そんなこと言うなら土方さんが出て行ってくださいよー。」 「なんで俺がそんな肯定的に行動しなきゃなんねーんだよ!!」 「きゃー、土方さんが私の着替えを覗いてくるー。沖田さん助けてー。」 「それは大変でさぁ、カメラを準備しねぇと。」 「おう、持って来い、明日の一面は『真撰組、鬼の副長と恐れられる土方、まさかの女性の着替え姿を堂々覗き!?』だ。ご丁寧にサラシもとってやろうか?」 「しっつれいしましたぁあああああ!!!」 「……土方さんって結構弱いな。」 刀でたたっ斬るとか言ってそうな気がしたんだが。 ま、いいや。 とりあえず着替えることにする。 沖田さんがそこに居るんじゃないかって? 沖田さんは私のことは女って見てないからな、どうでもいいっす。 「撫子ー、あれやってくだせぇ。」 「ほいよー、ゴホン………今日はトシのライブに来てくれてありがとーきびうんこー!!」 声色を土方に似せて、 「わー、トシ。わー、トシ。ヒューヒュー。」 乾いた声援を送る沖田。 片手にはビデオカメラ。もちろん今までのデータが入っているものだ。 撫子がただ単に女物の服を着ていたり、猫耳を付けたりしている映像が詰まっているだけだが…見た目は土方なもので、………虚実を真実と言い続けると正しいモノになるんだぜ…。 「さて、いつもの様に練り歩いてくるー。」 「行ってくだせー、そろそろ平隊に浸透しそうなんで。」 「よっしゃ、完璧目指すぜ。」 意気揚々と部屋から出て隊舎内を一周出会う人出会う人に中井ボイスで挨拶をする。 もう、普通に挨拶をしてくれている。 挙動不審な反応はもう帰ってこなくなったのは寂しいな…。 「たっだいまー。」 元の部屋に戻ってきた。 「おかえんなせぇ、そろそろ服戻しましょうや。」 「ん?なんで?」 「俺のブラッド・オブ・ドエスが騒ぐんでさぁ。」 「…ジャンピ読んだ?」 「読んだ。」 「………はいはい、元の隊服に着替えればいいか…。」 ちゃんとした服に着替えたついでに仁王探しに行くか…。 「沖田さーん、ちょっと町に行ってきますー、友達探してくるんで。」 「仁王ってやつですかぃ?」 「そうそう、プリとかピヨとかプピーナとかピリーンとかよくわかんない言葉を口走ってるヘタレ。」 「…撫子、何か聞こえませんかぃ?」 「ん?」 沖田に言われ、耳を澄ましてみる。 「―――ォォォォ、ピヨォオオオオオ!椿崎ー!椿崎ー!!!」 ………なんか来た。 「あー…行ってきます。」 「面白そうなことが起きそうなんで俺もついて行きまさぁ。」 二人で出入り口辺りに移動。 そうすれば、銀髪頭の人物がこっちに走って来ている。 「仁王…だよな。銀さんと同じ格好してるけど……。」 「!?椿崎!!」 撫子の姿を見つけた仁王がさらに速度を上げて近づいてきた。 「元気だなー。私にその元気分けてくれよ。」 「空元気じゃ!!もう俺この世界嫌じゃ!!女陣が怖いぜよ!!なんで俺が銀さんのヅラ被って女装せんといけんの!?銀時も俺の敵じゃった!!」 …銀さん…面白いことには便乗するのか、自分は恥ずかしくないからか…両方か…。 「おい、仁王ー!次は寺門通の格好しろって言ってんだろー!?………アンタ…誰だ?」 仁王を追っかけてきた模様の銀時。仁王はその銀時の姿を見て撫子の後ろに隠れる。 そして、撫子を一発で見抜いた。 「おお!よくぞ見破った!!」 愛か?土方さんへ対する愛か? 「銀さんのレーダー舐めてもらっちゃ困るぜ。」 「チッ…。」 愛じゃねーのかよ。 「オメェさん女のくせにデカいなぁ。本当に女か?…いや、俺のレーダーに狂いはないからな。ホントに女か…女ってーのはな背より胸がデカい方が需要あるんだZE☆」 身長のことをネタで弄られるんなら別にどうってことないが、今のはマジで貶された。 「ぁあ?好きでデカくなったんじゃねーよ糖尿病予備軍。てめーの空腹時血糖いくらだこら、ぁあ? 初対面の女にそれ言う?失礼にもほどがあんじゃねーの?マジで、私さ、ラブキャラの粗相はバチコイだけどさ、今の発言はねーよ。 女を常日頃侍らしてるからそんなこと言ってんのか?後ろから刺されちまえ。」 「え?なんなの?こいつ、電波? 仁王クーン、そいつから離れなさーい。お巡りさんじゃないよー。騙されてるよー、オレオレ詐欺だよー。 帰って続き遊ぼうぜー。」 「………仁王…お前、俺の復讐にちょっと付き合え。」 「お…おぉ。」 「沖田さん、カメラ。」 「準備なら済ませてますぜぃ。」 「よろしい、ならばこの世界で公式BLCPにしてやんよ!!」 撫子は失礼なことを言った銀時に対する復讐に銀時(仁王)、土方(撫子)の濃厚な絡みを後世に残すことにした。 土方への甚大な被害何て知ったことではない。 「うおおおおおおおおお!?俺がぁああああああ俺の純潔がぁあああああ!!」 「ふん、私を敵に回したことを後悔しな!!沖田さん編集お願いします!んでメディアにばらまいて下さい!!」 「OK牧場。」 沖田は銀時に捕まらないように脱兎の如く隊舎内へ。 編集作業の開始である。 「ふん、ばらまいた後の貴様の顔が気になるところだが、強制送還時間だからな。我慢しよう。 銀さん、マジで女の扱いには気をつけろよ。女ってーのはな強そーで弱くて、弱そーで強いんだからな。 当分貴様は好奇な目で町の人に見られ続けるんだ。ザマァァアアア!!!」 ―――――――――――――― 200000hit企画第21弾 彼方様リクエスト「銀魂にトリップ」でした。 ネタにあるところから、リサイクル。 手抜きなんかじゃないから!!むしろいいタイミングだと思って← 書きたかったんだもん!! でもごめんなさいでした!! [mokuji] |