作文 | ナノ

「あ、ちょっと勝手に撮らないで」
「撮ってない撮ってない、ポケモンGOしてるだけだから」
「僕の顔のところにポケモンがいるの?」
「いるいる」
「なんてポケモン?」
「ヒトモシ捕まえたら何が何でもいくやって名前つけるって決めてるんだ」
「ちょっと待って。捕まえたら?画面見せてよ」
「あー!」
「やっぱり撮ってた……」
「すごかったんだよ。窓際の席にいたから陽射しで髪に天使の輪が出来てたし肖像画みたいだったから…」
「よくわかんない褒め方やめてよ」
「だって今の郁弥芸術的だったんだもん。ロック画面にしたい」
「そんな恥ずかしいこと良く言えるよね」
「事実だからね」
「じゃあ僕もきみの好きな顔ロック画面にしようかな」
「えっ!?なに!?どれ!?私のどこを気に入ってくれたの!?」
「く、食いつきがすごい」
「だって郁弥が!?私を!?」
「……この前公園で肉まん食べてた時のさ。たかだかコンビニの肉まんなのにおいしそうに食べてて……か、…楽しそうだなって」
「か!?かわ…いい!?」
「遠慮しておくよ」
「遠慮しないで褒めてくれていいんだよ!」
「後でね。ここファミレスだから」
「……はい」

ナチュラルにいちゃつくタイプ
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