あとがき





桜色のキミへ-継-
これにて完結です!

平和軸ということでかなりご都合要素も多かったかと思いますが、いかがでしたでしょうか?

悟と世那の息子、透が存在するこの世界線は他の世界では起こり得ません
神が退屈しのぎにちょっかいをかけた結果、世那は雄や空達の死を回避し、傑の離反も防ぎ、透が生まれるという事態が起こっています

この世界でも羂索は存在しており、六眼や巫女を消すために暗躍していますが姿は見せていません
結果、宗明を呪霊化させ呪詛師の男に寄生させることでその機会を伺っていましたが透により打ち砕かれます

透という存在はイレギュラーなので悟と世那のいいとこ取りというまさにチートのようでしたが
心に闇を抱えていたり、中途半端な自分に悩んだりと若者らしい部分も残すよう心がけました
傑を尊敬していたりと両親だけじゃなく周りにも恵まれている透を書いていてとても楽しかったです

プロット段階では世那の死後も悟とは仲の良いままだったんですが、書き進めている内に何故か仲違いしてしまいこのような形に落ち着きました
第三項辺りから不穏な空気が漂い始めたことで、読者の皆様の中に「秋のやつやりやがったな…」と思われた方がいたらすみません
桜色のキミへがシリアスで暗い話なのでいくら別世界線でもずっと平和、ずっとハッピーっていうのは違うよなと思い不穏にしました(笑)

そして透が世那を救ったことにより未来が変わった世界の娘!
-継-を書くにあたってずっと息子か娘か迷っていたんですが、こういう形で娘を登場させました
名前変換はないので皆様好きな名前で呼んであげてください(pictの方にイメージ画載せてます)

第一項を除き、原作沿いではないほぼ完全オリジナルということで構想にかなり時間をかけたのですが
無事に終わったことにホッと安堵しております

桜色のキミへ本編の方は原作の進捗待ちということで一旦休載しておりますが、引き続きお待ちいただければと思います
それでは長くなりましたがここまでお読みいただき誠にありがとうございました
また次回作でお会いしましょう




2022.04.23.






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