00-序開
この世の負の感情から産まれる存在"呪霊"
そんな穢れた存在を祓う者達がいた
「闇より出でて闇より黒くその汚れを禊ぎ祓え」
人目につかぬよう人に紛れる存在
人は彼らを"呪術師"と呼ぶ
呪術師
「力も呪いも全部受け入れるよ」
呪霊
『この世には今この瞬間も消える命がいくつもある…私はその度に力を増す!』
御三家
「あの娘の所有権を加茂家に移せ」
裏切り
「二人で世界を変えよう」
憎愛
「じゃあせめて誰ものでもないまま死んでくれ」
執着
「俺ならオマエを呪える」
傲慢
「大丈夫、僕最強だから」
信頼
「あなたは本当に不思議な方です」
絶望
「自分が何をしているか分かっていないの?!」
喪失
「俺を恨んでいいよ」
そして正しい死
「生き様で後悔はしたくない!」
これは夜の闇に葬られた裏の世界で
愛を知った少女がその生涯を生き抜いた話
「呪術師に悔いなき死などない」