小説を詰めていく場所(Log) | ナノ


ホワイトクリスマス


雲雀/ツナ妹逆ハー気味
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「ねー、ツナ。コレ見に行きたい!」

手に持ったパンフレットを、ツナの前でヒラヒラと振る。

確か、クリスマスは、休みが取れるって言ってたし……名前は知らないけど、キラキラしたコレを、間近で見てみたいっ。

「あぁ、イルミネーション? いいよ」

急だったから、少しくらいは考えるかなと思っていたけれど、ツナは意外にもアッサリと了承してくれた。

「えっ、本当!? やったー、ツナ大好きっ」


* * * *

「……で、何でお前達も着いて来るんだよ」

「男は狼ですよ! 僕の愛しい姫をキミと2人っきりに、なんてさせられません」

「お前も男だろ」

クリスマス当日。
私の右側には、何故か骸さんが陣取っている。

「何、馬鹿なコト言ってるの? 姫がキミのな訳無いじゃない」

私の左側には、雲雀さんがいた。
人混みが嫌なのか、なんだか不機嫌そうな様子。

大丈夫かな?

少し気になって見上げると、頭一つくらい上の方に端正な顔があった。

「綺麗……」

「ん、ほら。イルミネーション見なよ」

思わず、みとれていたのに気付いたのか、雲雀さんは小さく咳ばらいをして私の頭に、グイッと手を置く。

……雲雀さんの表情が、見れない。

遠くで、骸さんの批判めいた声が聞こえた気がした。


ホワイトクリスマスッ
(わっ、雪ですよ。雲雀さん!)(そうだね、綺麗だ)


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雲雀さんテイクアウトオチ? 一応……。

逆ハー初挑戦、難しいです(-"-;)

人数もっと出したかったのですが、纏まりが無くなるので……。
終わり加減も難しかったです。
あっ、でも精一杯頑張りました^^

※少し編集しています。




×End