Pendulum

memo

コン+ラト小咄と語り

戦前の母星妄想小咄と、実はコン+ラトの気が置けない関係が結構好きなんだよねってぐだぐだ長い語り。

追記へゴー。

☆母星時代、水面下で増えつつある反乱分子の活動を探るべく軍規的にグレーゾーンな案件をラトくんに依頼するムチャゴリラ(まだまだ若手)、ラトくんは裏情報にも精通し、身内で一番現場慣れしてる諜報員(軍のお堅い任務はもちろん裏路地でチンピラから情報巻き上げるのもお手の物)、って妄想の小咄。

ラト「……純粋培養の優等生に『世の中綺麗事だけじゃねえんだぜ』ってのをプレゼンしたのはオイラだよ。オイラだけどさぁー」
コン「ああ」
ラト「だからってこんな短期間で闇社会にズケズケ首突っ込むよーな無茶ゴリラになるなんて思わなくない!?育成失敗したかな!?」
コン「君といると新しい世界が拓けて楽しいよ」
ラト「あーやだ。オイラが受けそうなギリギリを攻めて持ってくるあたり、ずるいわ〜〜どこで見つけてくんのこんなん。てかホントならオイラだって、こんな危ない橋渡りたくないよ……止めにしない?奢るよ今日、高いとこ行こ?」
コン「だからこそ君に依頼したんだ。実戦での技量が必要な事を見越して、一番信頼に足る君を」
ラト「聞いてるようで聞いてねえなくそ……あのさーオイラさー極力他人のために怪我したくねーって言ってんだけど」
コン「君なら無傷で帰ってこれるだろ」
ラト「ロクに現場も知らない坊っちゃんが煽てんじゃないよ可愛くねぇーッ!……ね、アンタ以外からだったら100パー断ってるだろうオネガイだってこと、ちゃんとわかってる?」
コン「ああ。分かってるとも」
ラト「……ならさっさと昇進して、オイラのこと正式に自由にこき使えるようになれッてーの!!今回は……今回も!仕方なく、だからね!」
コン「勿論だ。必ず君の実力に見合う指揮官になってみせる。その時が来たら、また頼まれてくれよ」
ラト「ほんっと、ずるいなぁもー……」

『あーもうわかった!やってやんよ!だからさアンタは、アンタを信じたオイラに絶対に損させないって約束してよね』『必ず』……って、コンボイの頼みだから、多少無茶してでもやってやろうって気になれるチョロいネズミ。そしてコンボイさんはちゃんと異例のスピードで昇進して上司になりましたとさ・っていう妄想。

ラトくんはコンボイがまだピチピチの新任指揮官の頃から、コンちゃんが身分だけのボンボンじゃないことに気づいて、「最近じゃ珍しい真っ直ぐな奴が入ってきたもんだねー」と目をつけててほしい。まだ若くて純粋培養故の損な役回りをさせないようにちょいちょい気にかけててほしい。コンちゃんの方が立場的には上司なんだけど、育ちと身なりの良さを揶揄って「坊っちゃん」とか言っててほしい。
コンボイはコンボイで、軍の施設内で見かけた初見のラトくんのことを「見学の子どもにしては随分脇目もふらずに闊歩してるなぁ」と勘違いしてて、後にちゃんと初顔合わせの時に度肝を抜かれてほしい。いや部下かい、しかも歳上かい!(笑)ショタジジイにダル絡みされる堅物ゴリラの図、良い。そのうちコンボイのほうもいい意味で舐めた態度を取るようになって、今に至る感じ。
「君があまりに坊っちゃん坊っちゃん言うものだからコーティングオイルを変えてみたのだが、すこぶる評判が悪い」
「あははははテッカテカ!!あのね〜貫禄なんて、そんな見た目を変えただけで簡単につくもんじゃないの。内々から滲み出て来るモンなの」

ラットルくんって、もちろん単独でも魅力的だけど、他の誰かとの関わり合いでより属性が付加されるオイシイキャラだと思ってて。
ライノとは無二の親友でダーダは凸凹コンビ、チーちゃんは若とお目付け役、って割とわかりやすいアイコンがある中で、あんまりコンボイさんとの関係性が取り沙汰されることって少ない気がするけど、わたし結構コンボイとラットルくんのお互いがお互いに案外遠慮も容赦も無い感じが好きだったりします。というか、無印を長年スルメしていく中でどんどん好きになっていったというか。付き合い長いんだろうな〜お互いの性格わかりきってるな〜がめちゃめちゃ垣間見えるところ。長年の職場で培った絆。

ラト「○○しようよ〜泣」コン「ダメ(おこ)」も、
ラト「ねぇ聞いてよ〜」コン「はいはい」も、なんかこれだけフランクにコンボイに文句や泣き言言えるのってラトくんだからこそだよなーって思うのよ。
そんで、人の機敏にちょっと疎くて堅物のコンボイが、仲間内で一番気軽にしかめっ面や悪い顔、はたまた濃ゆめの冗談やウンザリしながらテキトーな返事を見せてるのはラトくん相手かなーなんて。主観入り過ぎかなぁ。でも好きなんですよね〜ラトonコンのフォーメーションで軽口たたきながら空中移動したり、作戦遂行できて二人でニヤッとしてる感じ。好き好き。

コンボイはラトくんの上司だけど、ラトくんの現場経験値も彼の実力もしっかり認めているからこそ、たまに司令官相手らしからぬ態度を取るラトくんのことをたいして咎めない。ラトくんの言い分が正しいと思った時はちゃんと飲み込めるし色々と頭が上がらない部分も有る。
ラトくんもコンちゃんに押し通せる利己の限度みたいなのをちゃんとわかった上でコンちゃんに軽口叩いているし、コンちゃんが"司令官として決して譲れない"と思っている部分に関しては己の我儘を折ってちゃんと彼の面子を立ててやることも厭わない。お互いをちゃんと解ってるから、多少無茶な司令も我儘も文句言いながらも聞き合って遂行してる。
無印は特に顕著よね〜ラットルくんの"諜報員"という役職が一番分かりやすいのは無印のビーストラトくんだし、そういう役回りをコンボイさんがラトくんだからこそ無茶にもご指名で任せてる描写が多い。飛行要員+諜報要員で2人行動することも多いしねー。

出会って今の関係に至るまで、ラトくんの性格上、コンちゃんの自分には無い真っ直ぐさとか圧倒的な膂力とかに劣等感をガンガンに感じたりもしただろうけど、当のコンボイさんが相手の実力を測って素直に認めれて、自分に足りないことは手助けを求めれるあまりに"ちゃんとした人"だったから、ちゃんとラトくんの『役割』や『存在意義』みたいなのを解って与えてくれる人だったから……認めて絆されて自分の役目を自認できて、「アンタになら付いて行ってもいい」ってなってるんじゃないかなぁ(マシーンズでだいぶその辺は残念な感じになっちゃったけど……)。

以下、好き好き会話。

「ラットル、見事な司令官ぶりだったぞ」
「あ、いや……司令官はもういいよ、ヘヘッ。こんな世話の焼ける連中まとめるの、もううんざり」

「コンボイがバラバラのぐしゃぐしゃのボコボコのベコベコにやられたら、オイラ飛べないんだよ!?」
「……そうだな」
「フンッ、まったくイヤ〜なゴリラ」

「……天国、かな?」
「いや、まだこの世だ。だが腕のほうがっ……あの世に行きそうだ、早いとこ背中から降りてくれんか」

「今回は大活躍だったな」
「んやぁ、コンボイこそたいしたモンさ。これからもこの調子で頑張ってくれたまえ♪」

「さぁパーティーを始めようぜ、ボスゴリラ」

「ば〜ん!ゴメンネ、痛かった?」
「痛かった」
「うそ〜ん」
「本当。すごく」

「ねーぇ、『コンボイの背中に乗って危ない目に合う役』って、なんでいっつもオイラなんだよ」
「君が一番軽くて乗せやすいと思ったからさ」

「くそ……背中が重くて身動きが取れん!」
「ハッ!さっきは軽いっつったじゃないの!それにこっちだって好きでこんなとこ乗ってんじゃないよぉ!!」

「ハハハッ、たいしたもんだよ。流石ラットル君だ」
「んやーそれほどでも……あるさ♪」

「ねぇっ、占い見たら『今日は戦っちゃダメ』だって!ねえーーゴリラの大将、しりとりに"焼きミカン"もつけるから帰ろうよ〜!」
「ダメだ!!」

「守りはコンピュータに任せて、オイラたちはぐっすりおねんねしようぜー?」
「なぁ……頼むから私の夢には出てこないでくれよ」

「こちらラットル君だ・よ〜ん!……コンボイ、相手してくれよ」
「コンボイだ、相手してやる」

「よしラットル、行くぞ!」
「んもぉー強引なんだから」

「バナナいらないから……」

どの話か全部わかった御人、ぼくとあくしゅ。ワイが6・8・14話好きなんバレるね。今無印ばっか見てるからメタルスはまた今度。

さてはて、コンラトの女?違う違う。
「『こんだけオイラが信頼するコンボイが信じるダイノボットなら、オイラもちょーっと信じてみてもいいのかも……』とラトくんがダーダを"仲間"と見なし始めるきっかけってコンボイからだよな?」って、『ダイラトのルーツ』を紐解く過程でだんだんと関係性が好きになっていったコンビなのです。つまりは結局ダイラト中心ダイラトきっかけ。ダイラトは腐女子になった原初であり枷なので浮気はしないデキナイヨー\(^o^)/



2022/04/17 14:24
TF  (0)


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