そうして僕らは街の一部になる
入道雲はいつだって愛おしい
泣きたくなるような夏だった
変われないのにね
世界の色は君の中
滲んだ別れの言葉さえ
鼻歌だって忘れたくない
やがて来る忘却
嫌いでも捨てられないの
君の影を追う
路地裏のひととき
走馬灯の旅
蝉の声を嫌いになれない理由
夏の日差しに囚われて
ほんとうは、覚えてるんだ
輝く空は君のもの
照りつける光の眩しさ
汗ばむ肌の記憶
青い空だって知っている
確かにそこに君はいた



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