相棒にはなりたくない
名探偵の失明
猫の手懐けかた
愛してるのリップ音
海の世界
陽炎は思いを馳せる
金魚すくいが好きだった
湿った手のひら
太陽には内緒ね
だからこの手を離した(きっときみはもう大丈夫)
ある数字の恋物語
お月様へのラブレター
エアコンは壊れていたようです
向日葵の向こうにはきみがいた
誰よりもぼやけたぼくらは(まだ恋なんて知らなかったのです)
アイスが溶け合う様子
日課は玉砕することです(諦めが悪いの)
砂の道しるべ
みっつの真実
ディスプレイの距離
おままごとに置いてきた
青に溶ける
全てがきみのためだったように、(全てはぼくのためだった)
怒った頬の感触
きみはクラゲ
午後一時の近況報告
セーラー服に星を隠して
聞いてサファイア、
盲目的愛情論
色を失ったきみが幸せになる方法
そうして僕らの物語が終わる
アフターストーリーの結末
初めて会ったあの日きみは笑っていたのに
苦しくても辛くても笑って
「大好きでした」
だから、さようなら
そして君を失った
あの時のきみは何色だったのだろう
遊園地の忘れ物
怪盗に恋をした
愛し合って狂いあって、(崩れていって、壊れていって)
心中ウエディング
誰よりも強いきみは誰よりも孤独だった
この思いさえ置いて
私はわたしを否定する
私を殺した犯人は、