時計仕掛けに恋
約束は過去に向けたもの
こわがりの君は今日も曖昧に笑う
あの日塗ったマニキュアはもうはがれてしまった
孤独な合奏
マグネット、まだ僕らを繋いで
赤いドレスは君の色
カラフルなタイツに情熱を
ひとりがふたりになった日
傘を置き忘れたのはいつのことだったか
しわくちゃでどうしようもなく愛しい
私は悲劇の主人公でした
どうやったって願いは叶わないのだから
わたしが生まれた意味はひとつ
あの子の笑顔が守れるなら
気付いた時にはもう手は赤く染まっていた
その日わたしはわたしを捨てた
決して幸せがないわけではない
モラルは破棄してしまったの
警告はもう止まらない
回避する術をわたしは持たないから
けれど、あの日、あの時のあなたの手の温もりは、間違いなくわたしのものだった
ロンリー、喜劇は終わりだよ
きっとこの声はもう涸れてしまった
樹海に置いてきたあの日の記憶
星海に沈めたらなんて幸せなのでしょう
あの空を捨てたのは私
あい、まい、みー
気付いてくれの言葉は笑顔の裏に隠した
目の前に横たわっているあなたの体温
もう触ることすらできないんだね
数えただけ零れていった
君の視界を覆ってそっと愛を落とした
だって結局君は他人のもの
世界はぼくに優しくはない
曖昧な優しさを与えて蝕んでいく
あぁ、あなたはなんて残酷なの
この心を覆った糸はもうほどけないのでしょうか
あの子の周りにある幸せにきっとぼくはいない
こわくないよ、たださみしいの
チェリーに口づけ
オリオン座が舞い降りてくる日
私は世界を捨てた
揺れた視界の端であなたは泣いていた
繰り返しては罪を重ねっていって
砂をかけてそっと隠した
布団の中の本音
浴槽には泥が沈んでいた
潔癖症の最期
鋭いものは嫌いよ
気付いた頃にはもうなにもなかった
ヘブン、君は今どこにいる?
リップグロスに苺
つやつやしてきれいだね
密告者には愛を与えた
チョコレートフォンデュに浸して
恋と毒は似ている
愛と薬は同じもの
妖精さんにはお菓子をあげましょう
君の手は誰よりも優しかった