夏祭りのあとに……
*少しだけえっち*
「花火も終わっちまったしそろそろ行くか」
ジャックが身支度をしようとビニール袋にたこ焼きの器やラムネの瓶などを仕舞い込んでいる傍で、ホークはまだぼんやりと夜空を見上げていた。
「ホーク?行くぞ?」
「!」ハッ
「どうした、ぼんやりして」
「悪い……花火があんまり綺麗で……」
そうぽつりと言うホークにジャックはくすりと笑う。
「見惚れてたか」
「……」コクリ
「この島の花火って、でっかくて綺麗だよなー。俺たちのいた村とは比べもんにならないよな」
「ん、そうだな」
「……そんな切ない顔すんなって。また連れてきてやるからさ」
「べ、別にそんな……」
「また一緒にでっかい花火、見ようぜ」
そう言って笑うジャック。
「うん」
ホークは嬉しくなって笑顔になった。夏祭りには、ジャックと一緒にまた来たいと思っていたから。二人は身支度を済ませて花火会場を後にした。
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「なぁ、このまま帰るのも寂しくねぇか?何か物足りないっていうか」
「ん?それなら……あそこのタコ焼き食べに……?」
ホークの言葉にジャックが笑う。ホークは子供だなぁなんて微笑ましく思いながら。
「タコ焼き気に入ったんだな。けどさっきも食べただろー?それよりさ……」
ジャックの腕がホークの腰にまわり、互いの身体がぐっと密着する。途端にホークが狼狽え始める。
「なっ、ジャック……?」
「今夜は外で……しようぜ。向こう、人いないし」
ジャックの熱い吐息がホークの首筋にかかる。それだけでも身体が熱くなり始めていた。
「な、バカっ、外でなんて!」
「ホークの着流し姿見てたらムラッとしちゃって……収まりつきそうにねぇよ。ほら……」
後ろからホークを抱きしめ、既に硬くなっている股間をお尻に擦り付ける。
スリッ スリッ……
ジャックの硬くなったそこが人肌よりも熱くなっているのを感じてしまう。ホークは俯いて固唾を呑んだ。
「……いいだろ?」
「だ、めだって……言ったら?」
「無理やり襲っちゃうかも……」
「獣じゃないか!」
「それくらいお前さんが魅力的なんだよ」
そう言われて抱き竦められていると拒めなくなっていた。
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木々の生い茂る人気のない場所へ移動。ホークはジャックに言いくるめられて木を背にして囲われてしまう。
ジャックの手はするするとホークの着流しの隙間に入り込み、太腿を撫で上げていく。すると裾がたくし上げられて着流しが乱れてより一層淫らに映った。
「最高に綺麗だぜ、ホーク」
「ぁっ……」
「着流しって乱すとエロいよな。このまま突いてやるから木に手をついて」
「う……、ほんとに、する……?」
「ここまで来てお預けはなしだぜ……ほらはやくっ」
ホークを反転させて着流しを捲る。下着をずらしてやると弾力があって艶やかな、形の良い尻が現れた。思わず掌に吸い付かせて揉み込む
モニュ モニュ……
「んっ!」
「ホークのケツはほんと揉み応えあんな。エロいケツ……最高だよ」
「っ……せっかく花火みて感動したのに……うっ」
「雰囲気ぶち壊しだって?でも俺はな、デートってのは最後にエッチもして愛を確かめあってこそだと思うんだ」
もっともらしいことを言っているが要するにヤリチンなだけだ。だが、ホークはジャックの言うことは正しいと思ってしまう頭の弱い部分があるので逆らうことはできない。
「そういうものなのか……?」
「そうだよ。だから」
むんずと臀たぶを掴んで左右に割り開く。
「愛があるだろ、いつも」
「あ、あるけどっ、そんなめいっぱい開いちゃ……」
「ああ、丸見えだぜ。ホークの可愛いアナルがひくひくして欲しがってるのが」
グッ……
「ぃっ!」
グ……チュ……
ジャックの昂りが埋められていく。結合部は肉が捲れてピンク色に充血している。そこに遠慮することなく腰を一突き叩き込み、うねる中の具合の良さにジャックの尻が震えた。
「おっ……く、すげぇ……っ」
「あ゛ぅ!」
「ホークも俺のちんぽ待ってたんだな……こんなにトロトロにさせてさ……」
「ち、がっ」
「いっぱい突いてやるから好きなだけイけよ?ほらッ」
パンッ!
「あぅっ!」
パンッ パンッ
「ぁ あぁっ……だめぇっ……」
涙声で喘ぎ、支えにしている目前の木の幹に上体を預ける。
「は……ちょっとピストンしただけで立ってられないくらい感じちゃうんだもんな……可愛いやつ」
チュッ
首筋にキスする。
ジャックの言う通り、ホークの両脚はがくがく震えて彼に支えられてやっと立っていられる状態だった。
「愛してるよ、ホーク」
パンッ パンッ パンッ パンッ!
グチュゥ……!
「やぁぁぁ……っ」
「こうやって外で交尾ってのも新鮮でいいよな♪……はぁっはぁっ♪スリルがあってさ♪」
「よ、くな……ぃっ! んっんっ!」
「そうか?でも……ちんぽの締め付けすごいぜ?」
グチッ グチュゥッ……
「は、んっ」
「よくなってきたか?♪」
ジャックは上機嫌で腰を振りたくった。振動でやがてホークの一括りにした髪留めは解けて、ポニーテイルはゆさゆさと乱れて柳のように垂れ下がった。
「そんなの……わからないよ……っ
うぅ……じゃっく、もっとゆっく、りぃ……
はぁっ……は!」
ジュプッ ジュプッ ズブブッ ヌプッ
「んはぁっ……!」
「ゆっくりしたぜ。これでいいか……?」
ホークは髪を振り乱す。感度が高まるにつれて、自分の体ではなくなるような感覚になることが怖くて、ホークがいつもやる癖だ。ジャックの興奮は増して、気遣いも程々にしてすぐにマイペースに戻った。
パンッ パンッ!
「んっぁ ほーく もすこしで……
っく!」
「ぁんっ!」
「イきそ」
「はぁっ なか、だめぇ……」
「むり……ごめんな……なかに射精させて……」
グチュッ グチュッ バツンッ!
「はっ─────……!」
剛直が奥深く突き挿さり、衝撃でホークの顎が仰反る。続け様に種付けといわんばかりの勢いのある射精が始まり、ホークの体はいよいよ痙攣した。だらしなく開いた口からは舌が突き出て涎が滴り、震える腰は快楽を貪るように無意識のうちに雌犬の如く振り立てていた。
-終-
着流し姿で**しまくるジャッホ
2020,7,4