狂った歯車 | ナノ

▽ 狂った歯車


体を寄せ、掴んでいた手を離してやる。
近づけないように肩を必死で押されても全く意味はなく、太ももを割ると中途半端に膝下まで落ちていた下着が丸まってポタリと床に落ちる。
アンタが反射的にスカートを押さえたところに体を入れ込んだ。

「にー…な…やめ、て」


ガタガタと震えながら懇願される。
無理矢理自分の方を向かせて、真っ赤に熟れ唾液で濡れた唇に3度目のキスをする。
それは少ししょっぱくて胸を締め付けた。
カチャカチャと片手でベルトを外しズボン少し下げ、限界まで昂ぶった自分のモノを出す。
アンタの目が大きく見開いて、頭を振り今までよりも激しく暴れ出す。
そうされてしまうと、もうどうにも止まらなくなって、足を抱え上げ壁に押し付けて中途半端に濡れた秘部へ性急に自分のモノを捩挿れた。


「いっ…!!」


その途端、アンタが体を強張らせ息が浅くなる。


「すげぇ熱い…」
「ぅ…く!」



その時何人かの人の気配が隣から感じられると、楽しそうに話しながら軽くウォームアップする音が聞こえた。
アンタは顔が凍りついて完全に固まってた。


「誰か来ちゃったね、どうする?助け呼ぶ?」


耳元で囁いて軽くキスをする。
ブンブン頭を振りながらやめてと目で訴える。
グチュグチュと中をえぐるように腰を前後に動かし、奥の方まで突き挿れて、声を出させようとする。


「っ!!」


声を出さないように、手で口を必死で押さえる姿がまたもっといじめてやりたいと心を煽る。


「ねぇ…声出してよ…よがる声聞きてぇんだけど」


激しく腰を振りグチュグチュ中を攻めると、体を強張らせ新たな涙を浮かべる。
ガラガラっと一番外からの扉が開く音がして、急に隣がしんとなったから嵐さんが来たんだってすぐわかった。


「押忍!部長!」
「新名とマネージャーはまだ来てないのか?」


名前を呼ばれドキリとする。
オレに突っ込まれてるアンタは青ざめてガクガクと震えてる。
それをざまぁみろって思うのなんて最低だな、オレ。


「バッグは置いてあったんで、すぐ戻ってくると思いますけど」
「鍵も開いてたんで、マネージャーも来てたんだと思います」
「仕方ないな…先に柔軟してランニングだ」
「押忍!!」




ハキハキと喋る仲間達の声が聞こえる
いつもならオレもアンタもあそこにいて、みんなでバカいいながら楽しく部活やってるハズなのに、1番大切な場所で1番大事にしたかった女を犯してる。
最低な言葉で傷つけながら、心も体も汚してる。


「嵐さんに助けてっていえば?オレに挿れられて、濡れてるトコみせてあげる?」


パニックになってボロボロと涙が溢れてきて、『やめて』と小さく何度もお願いされる。


「じゃあさ、首に手回してアンタからキスしてよ」


真っ赤になりながら、フルフルと横に頭を振るドロドロと心がどす黒くなってくる。


「やれよ」


グリッと腰を押し付け、無理に鳴かせようとする。


「…!!」


ゆっくりと首に手を回してそっと掠めるようなキスをされ、すぐに俯かれる。


「上向いて?ちゃんとしろよ…もっとひどい事されたいの?」


首に回している手にギュッと力が入り、唇を押し付ける様に重ねられる。
ほっとかれたままの乳房の尖端をギュッとつまむ。
ビクッと体が反応し、埋め込まれたモノがギュッと締め付けられる。
それにまた凶悪な自身が膨張する。


「舌…出して?」


従順に反応しそれがオレの為ではなく、事を荒立てまいとする行為だという事に腹立たしさを感じる。
クチュっと濡れ音を響かせて、絡まる舌が熱く求められてるんじゃないと思いながらも、行為に没頭する。



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