▽ 狂った歯車
抱きしめていきなり唇を奪う。
「んんっ!」
思ったよりも体は細くて柔らかくて、きつく抱きしめると折れるんじゃないかと思った。
少し力を緩めるとアンタはオレの体を思いっきり突き放した。
「な、なにするのよ!」
真っ赤になって抗議するアンタの顔がああ…少しは意識してくれたんだと勘違いしそうになる。
けど違うよね?ただキスされたことにビックリしただけなのだ。
ここで止めとけよ。頭に声がする。
オレってそんなキャラじゃないだろ?
アンタが隙みせるのが悪いんじゃんって茶化していえばきっとアンタは『バカ』とか、オレを怒ってなんて事ない一日にしちゃうんだ。
「なんだろうね?」
ジリジリと近づくと同じ距離を保ったまま後ずさりをされる。
隅まできたら当然二人の距離は縮まって壁に手をついて逃げれないようにする。
「に、ニーナ止めて…早くあっちいこ…?」
オレが言わなくったってアンタはなかった事にするつもりなんだ?
どこか頭の中で何かがプツンってキレた気がした。
そんなの許さない。
下顎を掴んで無理矢理にくちづけて、アンタが苦しそうに何度も息を吸う度離してはそれを繰り返す。
「やっ…んんぅ!!」
ジャージのファスナーをジジジ、と下げるとさっき見た白く柔らかそうな膨らみが出てくる。
それを覆う布のレースの上から揉むように触れる初めて触る女の感触はとても柔らかくてすげぇ興奮した。体が熱くなっていく。
直接触りたくてブラジャーをたくしあげてずらすと、カップの中から2つの膨らみがポロリとこぼれてきた。下から持ち上げるように掴み感触の違う中心をそっと触ってみる。
こんなやわらかいんだ…。
「すっげぇ…」
「やだ…!!んっ!!」
興奮が治まらなくなって下半身に血が集まってくる。
舌を絡ませて口腔を犯し、乳房の中心が反応しはじめ、唾液が唇の端から零れ下顎を伝う。腰に手を回して赤く硬くなった突起にしゃぶりつくと体がビクンと跳ねる。
「敏感なんだ」
舌で舐めながら見上げると、今にも泣きそうな顔でブンブンと頭をふる。スカートの中に手を入れ、下着の中から秘部へ手を差し入れた。
「や、やめて!お願い!」
薄い茂みの中心を辿っていき、肉厚な割れ目の間に中指を滑り込ませる。
「や…だ!」
「少し濡れてるよ?」
涙を溜めて必死で泣くの我慢してる。
俯いて小刻みに震え出し、声が涙声になってくる。
羞恥に赤く染まった顔にニヤリとして、ククッと指を折り曲げ中に侵入させるとキュウゥ、っと指を締め付けられた。
「ひっ…やっ!」
構わず中を掻き回してくと次第にクチュクチュと卑猥な音をたてはじめる。
「うっ…ひっ…く、…もぅ、やだ…」
「やだっていう割にはどんどん濡れてきてんね」
指をチュプッ、と引き抜いて下着を下げてやると、体をくの字に曲げ逃れようとズルズルと下にずり下がる。
アンタは床にペタリと座り込み、ギュッとジャージの前を掻き合わせてた。
「それで守ってるつもりなの?」
構わず手を掴み壁に押し付ける。
「やっ!!」
止まらなくなった涙が幾筋も線をつくる。
「泣いたってダメだよ」
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