狂った歯車 | ナノ

▽ 飢え続ける躯〜後編


皿洗って部屋に戻ると携帯を持ってて、オレが入ってきたらビクリ、と体を震わせ携帯を置く



嵐さんに?



マジでアンタ、オレのムカつくスイッチ入れんのうまいよね

ベッドに腰掛けるオレを不安そうな顔で見つめてくる


「舐めてイカせて」


一瞬戸惑った様な表情をみせ、オレに近づいて足の間に入り込んで、白い手が股間に伸ばされ、そっと服を脱がそうとする
それだけで自分の下半身が見る間に勃ちあがってきて、脱がされる頃には完勃ちしてた

フワリと陰毛に手が触れ、支えるようにペニスを握り、待ちきれない透明な液が溢れてきたのを赤い舌が舐めていく
チュプ、と先をくわえてヌルヌルと、口の中におさめていき、拙く繰り返される愛撫に、快感が突き抜けていく

ペニスをしゃぶる音が聞こえる
自分の好きな女がオレのをくわえてる…
次第に硬度を増して、膨張するペニスを必死で愛撫し続ける咥内へ精液を放つ
2、3度脈打った後に、全てを含み口を離される
その口を手で押さえ吐き出させないようにした


「飲んで」

「…っう」


ゴク、と喉がなり精液がアンタの内部に入っていったのが分かった
そのまま侵蝕されてしまえばいいのに


漏れ出た精液を手で拭い、何か言いたそうにオレをみる
どうせ何でこんな事すんだろうとか思ってんだろ?


「明日もここにいて」

「約束…あるから」

「すっぽかして」

「…大事な話があるから無理なの」


大事な話ってなに?
付き合ったりとかすんの?


「何の?」

「嵐くんから…聞いて」

「言えよ」

「言えない」


何…それ…俺達付き合うことになりましたとか言われんの?
なのに…今まで錯覚させるように優しくしてさ

マジでアンタムカつく…


「言えって!!」

「わたしからは言えないの!!どうしてそんなに怒るの!?」


強い意志を持った目でいわれて、完全に頭に血が上ってた
体を引きずり上げて、ベッドに押し付ける


「いやっ!!」

「ヤリ始めたら、アンタいつもよがってんじゃん、嵐さんとヤル時もあんななの?」


パンッと乾いた音がして、ジワジワと頬が熱くなってきて、自分がぶたれたって認識するのに時間がかかった



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