絆 | ナノ


▽  -kizuna- ※01


「っ…はっ…ぁ」


全身が脈打つ感覚がする
コウにホッペタにキスされた後、唇に軽くキスをされ、クチュ、クチュと絶えず秘穴を弄られる
ゴムの袋を口で破る仕草に、一層鼓動が早くなり、早く挿れて欲しいと体が逸る
浅黒い肌に、筋肉質でバランスのとれた綺麗な体…思わず触りたくなっちゃう…
日を追う毎に大好きが、もっと大好きに塗りかえられていく

コウのいつも上げてる前髪が、サラサラと揺れその先に鋭い切れ長の目が見える
ゆっくり顔を上げ、目が合うと少しだけ笑ってくれて、コウがわたしの中に入ってくる
この瞬間が一番好き…


「あっ…ん」


コウを奥まで感じて、身悶えするような快感と、熱く感じるコウの形がハッキリわかる
手を肩にかけられて、コウの首筋を撫でる


「動くぞ」

「…う…ん」


腰に手を回され、ゆっくりとコウが中を確かめるように優しくわたしの中で動き始めた
コウが好き…大好き…
胸がギュッてなって、キスして欲しくて、コウを引き寄せて、唇を近づけると、一度舐められて深く口づけられた


腰を打ち付けられる度、コウを感じて体から溢れる愛液がグチュ、グチュと聞こえて、ギシギシとなるベッドの軋みが、コウに求められているようで嬉しくてしがみつく


「んっ…あっ、あっん、コ、ウ、だぃ…すき」


伝わって欲しい…
大好きで、大好きで、どうしようもない…


「…美奈子」


熱い吐息混じりの呼ぶ声が、わたしをおかしくさせる
喘ぎが漏れないように唇を重ねられ、舌を絡めあい、回した腕にキツく抱きしめられる
より気持ちいい奥を突き上げられて、全身がザワッとしだす


「あっ…もっ、ぅダメ」

「イけよ」


唇が微かに触れ合う位置で、お互いの息遣いを感じながら、激しく腰を動かされ、意志とは関係なく下腹部がギュッとなり、真っ白になりそうな快感の中で、コウの眉が少しひそめられ、中に挿ってるモノが、硬く質量を増していき、激しく求めあう中で絶頂を感じると、すぐに愛しいモノが中で脈打った


体がフワフワ浮いてる様で、まだ中に挿れたままのコウのモノが時折ピクリと動く
何だかちょっとかわいいな…
なんて思ったらダメかなぁ…
すごく嬉しいの

コウとこうしていられる事がとても幸せなの

ズルリと抜かれる感じにまた、敏感な体が震えてしまう
コウにどんどんえっちな体にされてる気がする


「今…何時かな?」

「三時位じゃねぇか?」


あんまり力が入らなくて、体を横にしたまま服を着た
脱ぎ散らかされたコウの服をとって、スウェットをはいたばかりのコウへ服を被せた


「コウ、後三時間も寝れないよ?大丈夫?」

「お前こそ大丈夫か?」

「明日は講義一つしかないから平気」

「無理させて悪かったな」

「いいよ、コウとするの好き」


コウに甘えるように首に手を回して、キスをする
大好きだよ…
コウといられるなら、寝れなくたって全然平気

ホントはもっといっぱいしたかった


「寝るか」

「うん」


コウに抱きしめられると安心する
このままずっとわたしを好きでいて…




朝、目が覚めると隣はもぬけの殻
やっぱりちょっとさびしいな…

ちゃんと『いってきます』のキスしてくれたかなぁ?

階段を降りて、ルカの部屋をみるとルカもいなくて、二人とも早いなーって思いながら、バスルームでシャワーを浴びて、大学に行く為にWest Beachを後にした




To be continued…


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