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▽ 甘える女


濡れた服を脱ぎ散らかして、ベルトを緩め脈打つ腫れたペニスを出し、トロトロに出来上がった体にあてがった。
性急にずっぷりと捩込まれたペニスに小さな喘ぎを漏らす美奈子の唇。

それを荒い息と、よだれにまみれて貪って、ゆっくり腰を振り始める。
体はいつもよりも遥かに熱くて、久しぶりってぇのもあるし、挿入直後に俺がもたねぇだろうってすぐにわかった。


「ンンっ、あっ、あぁっ、また…っ、すぐ、イ…っちゃ…う」

「はっ、…俺も、もたねぇ…よ」


こんな事する用に作られてねぇ洗濯機がガタガタ揺れる。
ガッチリ固めてた髪は美奈子に乱されまくって、落ちてきた髪が目の前で俺の動きに合わせてユラユラ揺れる。
いつもよりも濡れた結合部からは、ぐちゅん、ぐちゅん、とやらしい音が止まらない。

収縮が凄くてペニスへの刺激が大きい。
乳房を揉みしだいても、耳元で喘がれ、次第に早くなる淫らな声に、早くイキたくて堪らなくなる。


「…っもぅ…っちゃう…!」


息をつめたその声と、より強まる締め付けでガチガチになったペニスで子宮を突き上げまくった。
これ以上はもたねぇ…!


「美奈子…っ、だ、すぞ…!」

「こぅちゃ…ん、ふ…っ、あぁあ―――ッ」

「――――くっ、は…っ」


腕の中で絶頂を迎え、気を失った美奈子のすぐ後に、思わず漏れた声と共に、全身が粟立ちどく、どくっと溜まりに溜まった精液をいつもより長く吐き出した。

ペニスを抜いて改めて美奈子を見ると、くにゃくにゃ状態で、風呂に入れねぇとマズいレベルの汗まみれ、しかも吹かせたせいで体中が濡れていた。
挙げ句俺が中に出した精液が太ももを伝っていた。


「ヤべぇなこりゃ…」


すぐ後ろにあったバスルームの扉をあけて、シャワーを浴びさせても美奈子は目を開かない。
綺麗に体を洗い流してやり、冷えないようすぐに体を拭いてベッドへ運び服を着せた。

すぅすぅ眠る顔を撫で、熱い唇に優しくキスをした。
まだ熱っぽい額に冷えピタを貼ってやり、サイドテーブルに置いた美奈子の食べかけのりんごを口に運ぶ。


「洗濯に掃除まで増えてんじゃねぇか」


バスルーム前の脱衣所で、自分が脱ぎ散らかした服と、脱がせた服、行為の後処理が待っていて苦笑する。
服を拾ってようやく洗濯機を回し始めた。


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