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▽ 本丸御殿


昔のお殿様?この場合、清正公?が食べてた料理の再現がガラスケースに入ってて、それをニーナがマジマジみてた


「昔の殿様ってこんなん食べてたの?」

「殿様じゃないからわかんない」

「わかってるしー!アンタ答変でしょ!」


急に笑い出したニーナに訳もわからずひきつり笑い
え?笑いのスイッチ軽くない?
さっきまであんなに嫌がってたのに、またすっかり場に馴染んじゃってる


「さっきまでギャーギャー怖がってたクセに」

「ここ怖くねーもん、次、次行こ!」


順路通りに歩いて、広い部屋に出て、フト隣をみるとパソコンだらけ


「パソコン!?」

「まぁ、一応近代ですし、古いトコよりいいかも、とか思ってんじゃないの?」

「当たり前じゃん、古いのヤダ、鎧とかもうマジ勘弁、念とか染み付いてるって」


おまえは〜!熊本城に謝れ!
すぐ目前にすごく長い大広間、これ何畳あるんだろう?
大奥みたい!
スパン、スパンとか開くのかな!?


「ここ修学旅行とかだったら、全クラス寝れるし!枕投げ超楽しそう!」

「…夢、壊さないでよ」

「え〜?なに〜?」


やっぱり好きな系統のデートスポットを選ばなきゃ、萌えなんか起こらないわけね


「枕投げの時お化け出たら面白いのに」

「面白くねーし!」


本気でビビるニーナに少しだけニヤリとすると、すかさずニーナに睨まれる


「はいはい、ゴメン、ゴメン」

「はい、は一回でしょ〜」

「嵐くんのマネ?」

「だってオレ、あの人みてーになりてーし」

「なれないね」

「ひでぇ!」


ニーナよ…そんだけ気配り高かったら、嵐さんにはなれぬよ
いいところ吸収しようとするトコは見習わなきゃな
ションボリしながら、歩くニーナもかわいいけどね


「ね、ニーナ」

「んぁ〜?」

「旬平くんって呼んでいい?」

「え!?」

「それかぺーちゃん?」

「あっ、う…ん、どっちでも…いいし」


徐々に真っ赤になって、目線を外された
うわっ!メチャメチャかわいいじゃん!
573よー!デート中に呼び名変える方法作っとけよ!
そしてその反応見せてくれよ!
大体1番初めニーナした時、最後まで新名くんだったんだからね!
不満だよ〜!
下校誘いすぎなんだよニーナァァァアア!


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