表*部屋 | ナノ

▽ イタズラうさぎ


すぐに俺の美奈子見つけた!
HR前の教室でみんなの前ってのももうかまわない
抱きしめて、慌ててる美奈子の手を引く


「ルカ!?」

「もう俺、我慢しないの」

「な、なにを!?」

「色々、来て美奈子」


びっくりした顔のクラスメイトを横目に、美奈子と一緒に走って教室を飛び出し、誰もいない屋上に連れて来る
突然走らされた美奈子は、はぁはぁと肩で息をしてた
パン、と目の前で手を合わせてゴメンナサイを繰り返す


「昨日メールゴメン」

「そ、それよりっ、さっきの…っ」


息が整わなくて、はぁはぁなってる美奈子をフェンスに押し付けて、そこ手をかける


「つき合ってるの隠したくない」

「ルカ?」

「美奈子もでしょ?」


『るぅ』に入って聞いてましたなんて言っても、信じてもらえないだろうし、信じてもらえたって絶対怒られちゃう
つーか絶対言えない
何したのって問い詰められたら喋っちゃう


「それ…は」

「俺は皆に美奈子との事言い触らしたいよ」

「もう!だからってあんな教室で!」


ぷくって膨らませたホッペタを、片手でプスーっと潰して、そのまんまキスをした


「好きだよ美奈子」


かぁっ、って真っ赤になってく美奈子は、かわいくて仕方ないし、昨日から俺の脳内エッチな事だらけ


「俺ね?気持ち抑えない事にしちゃった」

「しちゃったってな、に…!」


美奈子に迫ってくと、ズルズル逃げるみたいに、美奈子がずり下がる
同じ高さにしゃがんで、フェンスに手をかけて、ちゅ、って熱くなった頬っぺたにキスして、耳元でコソッと囁いてみる


「おっぱい触らせて?」

「ちょっ…と!ルカ!」


昨日触り損ねちゃったおっぱいをわしっと掴んでみる
あ、すっげー柔らかい
フヨフヨと揉みしだいて、美奈子の顔をみるとさっきより凄い真っ赤


「柔らかい


やっぱ生身がいい
色んな事出来るしさ
俺の手を引きはがそうとするけれど、綿が詰まったうさぎの手じゃないから、そんな事したって無駄!


「も、何考えてるの!?」

「もっと触ってもいい?」

「ダメっ!」

「俺さ結構我慢したって言ったでしょ?」


がぶ、って美奈子の唇に噛み付いて、逃げちゃう舌を搦め捕ってキスを、繰り返した
力が抜けてきたのを見計らって、スカートの上からお尻を触ってみる


「だ、だめー!」

「俺はダメじゃないよ?」


昨日で散々オマエにお預け食ってんだから、ちょっと位はいいだろ?
すりっと鼻を美奈子の耳に擦り付けて、ちゅ、ってキスをする


「こ…こじゃ、ヤ…」


うっわ腰にキタ
恥ずかしそうに、見上げる美奈子に頭が沸騰しそう
今度は美奈子からキスしてくれた


「じゃ、家帰る?保健室?」


うさぎのままだったら、聞き逃さないように、ながーい耳がピンとたってたかも
美奈子に触れるなら、俺はどこだっていいよ?


「初めてはどこかにお泊りとかがいいな」

「美奈子ってエッチ、俺と朝まで一緒にいたいの?」

「うん」

「俺も」

「じゃ、教室戻ろ?」

「え?」


俺の腕をすり抜けて、立ち上がって俺に手を伸ばした
コレって…
俺丸め込まれたんじゃない?


「…やっぱり、今しよ」

「ダメ」

「じゃ、せめてチューしてよ」

「も、もぅ」


唇をチューの形で突き出すと、美奈子が仕方ないなぁって感じで優しくチューしてくれた
またギュッて腕の中に閉じ込めて、美奈子の髪に顔を埋めた
まぁ、一歩は進めたかな?
大好きなお前に無理出来ないしね


「大好き美奈子」

「うん」


優しく微笑んだ美奈子をぎゅうぎゅう抱きしめて、次の作戦に頭を巡らせた



END


4/4
[ | back | × ]

QLOOKアクセス解析
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -